2023年の夏、マクドナルドが猛プッシュしている「ホワイトチョコストロベリーフラッペ」。
なんてったってCMにキムタクと広瀬すずを起用するというすさまじい力の入れっぷりである。キムタクだけに飽き足らず、広瀬すずまで……。
これは相当、自信がある品に違いない。マックがスタバやタリーズなどのカフェ業界に殴り込みをかけたと言ってもいいだろう。というわけで、実際に飲んでみたのだが……。
・値段にびっくり
8月23日から期間限定、全国2000店舗以上のマクドナルドで販売されている「ホワイトチョコストロベリーフラッペ」。
マカロンを載せた「ホワイトチョコストロベリーフラッペ&マカロン ラズベリー」まである。せっかくなので、マカロンありの方を注文。
まるでスタバの限定フラペチーノみたいだなあ……と思いながら注文してびっくり。
価格は店舗によって異なるらしく「ホワイトチョコストロベリーフラッペ」が490円から、「ホワイトチョコストロベリーフラッペ&マカロン ラズベリー」が610円からとなっているのだが……。
私が訪れた都心の店舗では680円で、まさにスタバの限定フラペ(690円)とほぼ同じ値段だったのである。
ちょ、待てよ……。マカロンのってるとはいえ、かなり攻めてくるやん?
マックだから500円くらいのもんかと思ってたら、ご褒美スイーツのスタバと同じ値段ってことで、自分の中でかなりハードルが上がった。申し訳ないが、姑のごとき厳しさで採点させてもらおう。
・たしかに映える
真っピンクのいちごフラッペの上に、モリモリの生クリームといちごソース、けずったホワイトチョコ、さらにマカロンが1個ドーンとのっている。
出来上がって渡されたものは、広告写真と同じようなかわいらしい見た目。うむ、バッチリ映えている。
マックのハンバーガーなんかは映え撮りが難しいことを考えると、このフラッペはかなり頑張ってると思う。
・実際に飲んでみる
さて、肝心のお味である。
ひとくち飲んでみると……なんか厨房が揉めていて、私のフラッペは出来上がってかなり時間が経ってから渡されたこともあり、底の方が溶けてしまっていた。ガガーン。
果肉が入っているとかではないので、若干ケミカル系のいちご味。個人的にはこういう人工的な甘さは嫌いじゃない。シェイクではなくフラッペなので、氷の食感がシャリシャリしている。
さてさて、このトッピングのマカロン、どうやって食べようか。ドリンクの中に沈めて混ぜるのは多分違うだろうしなあ。
生クリームが手にくっつかないように、マカロンをひっぺがしてチビチビ齧りながらフラッペを飲むことにした。
マカロンの中には甘酸っぱいラズベリージャムがサンドしてあって、なかなか本格的な味わい。甘いフラッペに合わせると酸味がいいアクセントになる。
実は、このマカロンはマックカフェでひとつ190円以上で売られているもの。それがそのまま1個のっているんだから、この値段なのだろう。
さらにCMに広瀬すずとキムタクが出てるから、キムタク&広瀬すず代も入ってるかもしれない。
・モヤモヤする
う〜〜〜〜〜〜ん。マックは頑張ってると思う。それはすごい伝わってくるんだけど……。
スタバの限定フラペと同じ値段だけの満足感があるかというと……めちゃくちゃ判断が難しいなあ、というのが本音である。
ぶっちゃけそのモヤモヤ感の原因は、店内の雰囲気とか清潔感にもあるかもしれない。
スタバの限定フラペと同じ値段ってことを考えると、どうしてもスタバのあの整った空間が頭にチラついて、比べてしまうのだ。
もうマックはひとつ100円でハンバーガーが買えた頃とは違うんだと頭では分かっていても、680円はちょっと高いなあと思ってしまったのでした。
ちなみに「ストロベリーフラッペ」は一部店舗では発売されていないので、事前に置いてあるお店をチェックすべし。また、繰り返すが店舗によって値段が異なるのでそちらもご注意を。