東北地方で特産品になっている果物といえば、「りんご」を思い浮かべる方も多いのではないだろうか。
都道府県別の生産量ランキングを見てみると、一大産地である青森県をはじめ、岩手県や山形県など東北地方にある県がズラッと並んでいる。
そんな東北地方のお土産には、もちろんりんごを使った商品がいっぱい。りんごジュースやアップルパイはもちろん、なんと りんごのおせんべいまであるそうだ。
・実食
りんごのクッキーは知っているけれど、おせんべいにりんごが使われているのはなかなか見かけない気がする。
かなりジャンルが違う2つの食べ物、本当に合うんだろうか……? 実際に取り寄せて確かめてみることにした。
今回購入したのは、楽天市場にある「南部せんべい 巖手屋(いわてや)」というショップで販売されていた「りんごせんべい」という商品。
岩手県の二戸市に本店を構えるお店で、りんごせんべいの他にも「納豆せんべい」や「いかせんべい」など、様々なおせんべいを販売しているようだ。
商品価格の800円と送料の880円を合わせた合計1680円で購入することができた。
今回購入したのは6枚入りの商品だったが、ショップ内には24枚入りで送料無料の商品もあった。送料が気になる方は、そちらの購入を検討してみるのもアリかもしれない。
外袋にはおせんべいについての説明が。どうやら国産のりんごをチップにして、おせんべいの上にトッピングしているそうだ。
さっそく開封してみると……うおお、りんごの香りがする!!
漂ってきたのは、おせんべいとは思えないほどの甘い香り。このおせんべいにはりんごの花から作られた蜂蜜も使われているそうなので、もしかしたらその影響もあるのかも。
おせんべいの上には、ご覧の通りびっしりとりんごチップがまぶされていた。なんだかおせんべいというよりはタルトみたいな見た目だな。
裏返してみるとこんな感じ。普通のおせんべいにはない出っ張った部分に、ごまがたっぷりと入っているのが分かる。
実はこの形、「南部せんべい」の特徴らしい。
青森県の八戸地方で生まれたとされるおせんべいで、小麦粉を使ってお皿みたいな独特の形に焼き上げるのが特徴だそうだ。
ひとつ賢くなって脳の糖分を消費したので、さっそくこのおせんべいで糖分補給をさせていただこう。
口の中に入れてみると……わ、甘酸っぱい!!
まず感じたのは、りんごの酸味。そこにはちみつや小麦粉の甘み、ごまの風味が混ざり合って絶妙な味を作り出している。
それぞれの素材の味がしっかり分かるのに、味が全く喧嘩していない。なんだこの奇跡のバランス……!?
サクサクとした軽い食感も相まって、あっという間に完食してしまった。材料は洋菓子っぽかったのに、どこかホッとする「日本のお菓子」って感じの味だったな。
・東北の特産品を一度に味わえる
ということで「りんごせんべい」は、りんごと南部せんべいという東北の特産品を一度に味わえるお菓子だった。
ちなみにこちらの商品、楽天市場のほかにも巖手屋の公式オンラインショップなどでも購入することができる。Xで検索してみたところ、岩手県の物産展などでも取り扱われていることがあるようだ。
一度食べたら、その独特なおいしさを忘れられなくなってしまう人も多いはず。気になった方は是非味わってみてはいかがだろうか。
参考リンク:楽天市場
執筆:うどん粉
Photo:RocketNews24.
▼栄養成分表示はこんな感じ
▼節分が近かったからだろうか、折り紙の鬼が入っていてめちゃくちゃほっこりした