男女共同参画学協会連絡会に加盟している学協会を対象に行われた2023年女性比率調査では、女性会員は14%でした。そのうち、日本地球惑星科学連合21%、日本天文学会14%、地球電磁気・地球惑星圏学会11%にとどまります。また、2018-2022年度の学会大会の学術シンポジウムにおける女性講演者は11%でした。 出典:「連絡会加盟学協会における女性比率に関する調査」(2023年・男女共同参画学協会連絡会)
JAXAワーク・ライフ変革推進室は、中高生、大学生・院生との交流機会を拡大し、ロールモデルの可視化を図り、宇宙航空分野における次世代のキャリア形成を応援します。
JAXA筑波宇宙センターで活躍する女性技術系職員に、JAXAで働くやりがいやプライベートとの両立方法などを聞いてみました。
女性だけでなくJAXAや理工系に興味をお持ちの学生のみなさんに、JAXAリケジョからのメッセージをお届けします!(20分)
理化学研究所×編集工学研究所による、書籍を通じて科学者の生き方・考え方、科学の面白さ・素晴らしさを届ける「科学道100冊プロジェクト」 。
2019年版では、「科学する女性」をテーマに、魅力的な女性科学者に関する書籍18冊が紹介されています。
2022年度の文部科学省学校基本調査結果によると、大学学部の女子学生の占める割合は45.6%(前年度より0.5ポイント上昇)で過去最高を更新していますが、専攻分野には偏りがあり、特に、理工系学部への進学割合は男子学生より依然として低い状況です(理学部で28.9%、工学部で16.3%)。
内閣府男女共同参画白書(令和元年版)によると、女子学生が理工系に進まない理由には、「女子の理数系科目の学力不足ではなく、理工系への関心や周囲の女子の進学動向、親の意向、自分の将来の仕事としてのイメージを膨らませることができるような身近なロールモデルの不在等の環境が影響していると考えられる」との分析結果があります。
上記のような現状を踏まえ,内閣府男女共同参画白書(令和元年版)によると、女子生徒等の理工系分野への興味・関心の醸成、進路選択を促進するための学習要領の見直しなど、以下のような様々なアプローチを行っています。
内閣府では、理工系への関心を持ってもらう機会を設けるために、「理工チャレンジ(リコチャレ)」(男女共同参画局HP)として、様々な取組を行なっています。2021年には男女共同参画の視点に配慮した中学生向け理数系教育に関する指導者用啓発資料を公開、2023年には女子生徒等の理工系進路選択を阻害するアンコンシャス・バイアスへの気付きを促す啓発動画が公開されました。また、理工系分野で活躍する多様な女性の姿(ロールモデル)を示すとともに、女子生徒等の理工系進路選択を社会全体で応援する気運を醸成することを目的とした「STEM GirlsAmbassadors(理工系女子応援大使)」による全国各地での講演等も行われています。
文部科学省では,教員自身が性別役割分担意識にとらわれずに適切な指導が重要との点を踏まえ、令和元(2019)年度より「次世代のライフプランニング教育推進事業」の中で「男女共同参画の推進に向けた教員研修プログラムの開発」を行うこととしています。
各大学においては,男女共同参画を大学独自の科目として設けるなどして、ジェンダー教育の実践方法の紹介等に取り組み、教員を目指す学生が学生時代から「男女共同参画」について学ぶ機会を提供している例もあります。
国立研究開発法人科学技術振興機構では、「女子中高生の理系進路選択支援プログラム」を実施し、産学官連携により、女子中高生、保護者、教員を対象にシンポジウムの開催や出前講座等を行う取組を支援しています。
JAXAワーク・ライフ変革推進室では、次世代キャリア支援として、内閣府の「理工チャレンジ(リコチャレ)」(男女共同参画局HP)に参加し、女子学生の理工系分野の選択を応援するとともに、事業所の一般公開に合わせて、女性職員の進路選択、研究開発内容、仕事と家庭の両立に関する経験談の紹介イベントも行っていますので、是非、ご参加ください。
現在予定しているイベントはありません。
JAXAシンポジウム2024『アイデアを形に。未来を動かそう。』を開催いたしました。
☆当日の模様はJAXA YouTubeチャンネルで公開中です。
これまで開催したJAXAシンポジウムはこちらからからご覧頂けます。
☆過去のJAXAシンポジウム動画一覧
相模原キャンパス特別公開にて、【女子中高大生向け】「進路で人生どうなるの?私の進路と今の研究」と題し、相模原キャンパス在学・在勤の学生・研究者(女性)による自身が歩んだ進路と現在の研究に関するトークイベントを午前と午後の2回、登壇者を変えて開催しました。
質問コーナーでは、文理選択だけでなく、進路の途中変更や専門分野選択の考え方、保護者の方からも女性が少ない分野での知り合いの作り方など具体的な質問もありました。また、イベント終了後も参加者から個別に質問を受ける場面もありました。
ワーク・ライフ変革推進室では、筑波宇宙センター特別公開にて「目指せJAXA!~職員が語る宇宙開発の仕事と生活~」をテーマに午前と午後にトークイベントを開催しました。
★「本邦初公開!?プロジェクト成功を陰で支えるチーフエンジニア室のお仕事について」
チーフエンジニア室???と思われる方もいらっしゃるかも知れませんが、「プロジェクトマネジメント」および「システムズエンジニアリング」という技術領域を担当し、JAXAのプロジェクト成功を陰で支える大事な部署です。 多様な知識・経験とコミュニケーション力が求められる業務紹介と個性的なメンバーのリアルな働き方についてご紹介しました。
質問コーナーでは、「大変だったプロジェクトは?それにどう対処した?」「NASAへの派遣制度と研究内容について」「子育てで上手くいかない時のシステムエンジニアリングの観点から乗り切るコツは?」など多岐にわたりました。また、「普段知ることのできないJAXA職員の仕事内容を知ることができ、大変面白かったです!」「システムエンジニアについて知れてよかった」などの感想を頂きました。
当日の講演資料はこちら
★「いろいろな分野で活躍する職員によるトークイベント」
今回は相模原キャンパスで行っている観測ロケット実験や小型探査機打上げ運用に関する社内研修に参加した女性職員2名によるトークイベントを開催しました。普段の業務紹介に加え、打上げ運用研修ではどのようなことに携わったのか、また普段の業務との違いや研修で得られたことなどもご紹介しました。また、恒例のみなさんから質問の多い「朝出社してから何をしているの?」の疑問にお答えする「ある日の過ごし方」もご紹介しました。
会場からは「将来JAXAの研究職に就きたいが、女性として働くことで苦労したことは?」といった質問も。また、「実際に働いている方のお話を聞いてより身近に感じました。」「研修のお話などとても面白かったです。」との感想も頂きました。
ワーク・ライフ変革推進室では、調布航空宇宙センター一般公開にて、「こどもと学ぶ飛行機の秘密」をテーマにパパママ研究者の仕事紹介を通じて、飛行機のいろいろな秘密に迫るトークイベントを開催しました。
飛行機はなぜ空を飛べるの? 実は翼が重要な役割を担っている!など、JAXAの研究者3名がクイズも交えてご紹介しました。また、物に力を加えると、同じ力で押し返される「運動の第3法則」を実際に確かめてみたり。
会場からは「翼が小さくても飛行機は飛ぶの?」などの質問も頂きました。
たくさんの方にお越し頂き、ありがとうございました。
JAXAシンポジウム2023『挑戦への情熱』をオンライン開催いたしました。
☆アーカイブ動画はJAXA YouTubeチャンネルから視聴いただけます。
☆プログラムはこちら
これまで開催したJAXAシンポジウムはこちらからからご覧頂けます。
☆過去のJAXAシンポジウム動画一覧
ワーク・ライフ変革推進室では、筑波宇宙センター特別公開にて「目指せJAXA!~職員が語る宇宙開発の仕事と生活~」をテーマに午前と午後にトークイベントを開催しました。
★「いろいろな分野で活躍する職員によるトークイベント」
今回はJAXA職員でもなかなか経験出来ないロケット打上げ時の業務を経験する「社内研修」に参加した女性職員3名によるトークイベントを開催しました。普段の業務紹介に加え、打上げ研修ではどのような業務に携わったのか、そしてみなさんから質問の多い「朝出社してから何をしているの?」の疑問にお答えする「ある日の過ごし方」もご紹介しました。
参加者からは、「JAXA技術系職員として重要となる能力や経験は?」「学生時代にやっておいて良かったこと、やっておけば良かったと思うことは?」などの質問を頂いた他、「JAXA職員の生の業務内容を聞ける機会は少ないと思うので、とてもためになる内容だった。」との感想も頂きました。
★「スペースデブリを減らし、惑星を保護する、そんなサステナブルな仕事をご紹介します!」
JAXAには安全・信頼性推進部システム安全・軌道利用安全推進ユニットという部署があるのをご存知でしょうか? 近年、社会問題化しつつある地球を周回する宇宙ゴミ(スペースデブリ)の低減や、地球や人類の起源のヒントになるかも知れない貴重な場所が汚染されないよう関係国と協力しながら保護する取り組みを行っています。
人類が宇宙を持続的に利用する上で重要な上記の様な課題に対し、各分野のエキスパートとして国際的な舞台で活躍している職員3名による担当業務とサステナブルな働き方についてご紹介しました。
質問コーナーでは、宇宙デブリの現状や、「宇宙のデブリをレーザービームで動かして大気圏に再突入させることはできますか?」といった宇宙デブリに関する様々な質問を頂きました。また「最近胸が熱くなったような仕事は?」との質問には「社内の審査会が無事終わった時」という担当職員ならではの回答も。イベントに参加された方からは「スペースデブリの詳しい分類などを知れて良かった。JAXAではリモートワークもできとても働きやすい環境だと思った。」などの感想を頂きました。
相模原キャンパス特別公開にて、「JAXAのお仕事を見てみよう~先輩女性が語る理系のリアル~」を開催しました。
【第一部】 パネルディスカッション (事前申込不要)
10:30 ~ 11:15 パネルディスカッション GroupA
11:25 ~ 12:15 パネルディスカッション GroupB
@相模原市立博物館 1Fエントランスホール
【第二部】職場見学ツアー (事前申込が必須)
12:45 ~ 15:40 職場見学ツアー(4コース × 1~3回)
企画HP:https://www.isas.jaxa.jp/outreach/events/003541.html
★パネルディスカッションでは、「お仕事をしていて、一番嬉しかったことと、辛かったこと、印象深かったこと」や 「宇宙の研究をするには、理学系と工学系どちらがよいですか?」など、あらかじめいただいたご質問をトピックに、 パネリストの女性研究者・職員から経験談等をお話ししました。会場からも、「女性という理由で仕事のやりづらさ を感じたことはあるか」、その他進路や就活における疑問等、様々なご質問をいただきました。
★職場見学ツアーでは、4コース設け、実際の設備を見たり実際に体験していただきながら、女性研究者・職員からお仕事についてご紹介しました。
たくさんの方々にご参加いただき、ありがとうございました。
調布航空宇宙センターでは4年ぶりに来場者をお迎えして、一般公開を開催いたしました。
ワーク・ライフ変革推進室では「JAXAでのwithコロナ研究生活」と題し、仕事と育児の両立やテレワークでの研究生活等について、JAXA研究者自らが語るトークショーを午前と午後の2回開催しました。
午前中は“D-SEND”、午後は“リブレット”等それぞれ担当している研究紹介も交えたトークショーを行い、会場からは「テレワークは自宅以外でも出来るのか?」「家事などの効率化で心掛けていることがあれば教えて欲しい」「男性の育児休業の取得状況は?」など具体的な質問を頂きました。
また、トークショー終了後にはD-SENDの実験方法に関する質問を受けるひと幕も。
D-SEND?リブレット?何それ?については、こちらでご紹介しています。
JAXAシンポジウム「JAXAの挑戦 空で、宇宙で」をライブ配信いたしました。
☆アーカイブ動画はこちらから
☆プログラムはこちらから
☆シンポジウムに関連するYouTube動画等はこちらから
また、過去のJAXAシンポジウムはこちらからご覧いただけます。
☆JAXAシンポジウム動画一覧
第28回アジア太平洋地域宇宙機関会議(APRSAF-28)の公式サイドイベントとして、国際NGO Space Generation Advisory Council(SGAC)と共催によるSpace4Diversity: Promoting Diversity in the Asia-Pacific Space Sector(アジア太平洋地域における宇宙部門のダイバーシティ推進)をオンライン開催いたしました。国内外で活躍する方々をお迎えし、女性活躍推進に関するオンラインパネル・意見交換会にて積極的な意見交換が行われました。
2022年10月21日(金)
相模原オンライン特別公開では、昨年度の第2弾として「JAXAでの働き方~宇宙科学研究所を中心に~(その2)」の動画を配信いたしました。
動画最後にご案内するアンケートに回答頂くと、もれなくステキなスマホ壁紙をプレゼント中です!
2022年10月19日(水)、20日(木)
相模原キャンパス特別公開☆前夕祭企画「JAXAの研究者等による女子中高大生のための個別進路相談会」を開催しました。1組あたり20分、主として女子中学・高校・大学生(短大・高専生も含む、親子やお友達等とのグループ参加や男子のお申し込みも可能)を対象に、理系(理学・工学)、文系(事務)に関する進路選択等の相談につき、JAXAの研究者等が相談員として個別に相談を伺いつつ、皆さんの将来を応援させて頂きました。
理数系科目への苦手意識をなくす方法や、JAXAの様々な部署の業務内容など、色々お話させて頂く中で、理数系科目も頑張る!と言って頂けたり、相談員にとっても嬉しい時間となりました!
また、オンラインで開催したことにより、対面開催では参加出来ない学生の方々ともお話できる貴重な機会となりました。
相談会に参加頂いた20名の方々の学年や地域、聞きたい質問傾向の他、当日のやりとりなど開催結果をまとめて宇宙科学研究所研究情報ポータル「あいさすGATE」にてご紹介していますので、文理選択に迷われている方、なんとなく将来が不安な方などの参考になればと思います。
🚪宇宙科学研究所研究情報ポータル「あいさすGATE」はこちら