【針中野】街場に潜むガチ中華のお店【駒川商店街】

出典:kurodaさん

【針中野】街場に潜むガチ中華のお店【駒川商店街】

近鉄南大阪線・針中野駅周辺ではこのところ、ニューカマーの中国人が運営するお店を見かけるようになりました。kurodaが訪問したガチな中華のお店をここにご紹介します。

記事作成日:2024/12/27

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このまとめ記事は食べログレビュアーによる69の口コミを参考にまとめました。

針中野?

 あべのハルカスの足元、近鉄南大阪線・大阪阿部野橋駅から4駅目にあるのは針中野駅です。このちょっとした珍駅名の由来は、この地に平安時代以来の歴史を持つと伝えられる著名な中野鍼灸院があり、同院を営む中野家が鉄道開通に尽力したことからこの駅名になったとされています。
 1980年(昭和55年)に行政地名の再編があり、針中野駅の駅名から取ってこの辺りを針中野一丁目から針中野四丁目とされました。つまり地名より駅名のほうが先にあったのです。
 近鉄・針中野駅辺りから大阪メトロ・駒川中野駅にかけて続く駒川商店街は、大阪三大商店街の一つとしていつも賑わっています。

旭日中国飯店

旭日中国飯店

 近鉄南大阪線・針中野駅からすぐ近く、駒川商店街に入ってすぐのところにある中華料理店です。
 中国風に飾り付けられた店内は、キッチンに面したカウンター席と、その奥のテーブル席からなる20数席。老夫婦と若夫婦なんかな?中国人家族による営業のようで、終始大声の中国語が飛び交っていて実に賑やか。

現地感が味わえるお店

旭日中国飯店

 「トマト玉子ラーメン」(730円)は赤褐色のスープの中に湯剥きされたトマトと炒り玉子が沈み、刻み葱が散らされています。
 スープは中華スープがベースとなっているようだが、トマトの旨味と酸味が合わさって実に奥深い味わいになっています。

旭日中国飯店

 麺は刀削麺。手で削ったのではなくて機械削りのよう。フォーに似た平べったい麺だが、プルンプルンした口当たりでもっちりした食感は刀削麺そのものです。
 炒り玉子は3個ぐらい使ってるんではないかと思うボリウム感。ふんわり柔らかくて癒される。卓上の花椒と辣油を投入してみると、一気にエスニックな味わいに変化します。

台湾丼 竹

台湾丼 竹

 近鉄南大阪線・針中野駅を出たところ、ファミリーマートを正面に見て右側へ折り返してガード下を少し進んだところにある台湾食堂です。
 店内はキッチンに面したカウンター席と、その背後のカウンター席からなる10数席。壁一面にメニュー代わりの料理写真が張り出されています。

オイリーながらしつこくない不思議な「魯肉飯」

台湾丼 竹

 「魯肉飯」(650円)は、やや小ぶりの丼に魯肉飯が盛られ、サービスのスープと甘味が添えられます。
 魯肉飯はサニーサイドアップの目玉焼きが被せられていて、めくってみると、角切りの豚肉と小松菜炒めがご飯の上に盛られています。

台湾丼 竹

 目玉焼きを潰してザクザク混ぜていただきます。豚肉は控えめな甘辛に炊きあがって、肉質は柔らかい。八角による独特の香りは薄く、誰にでも食べやすい風味になっています。
 豚肉はバラ肉かな?かなり脂身が多いので、脂がご飯をてかてかと輝かせています。小松菜が食感のアクセントですね。かなりオイリーではあるもののしつこさは感じない。

樂らく

樂らく

 近鉄南大阪線・針中野駅からすぐ近く、駒川商店街に入って二つ目の角を右に入って次の角にある中華料理店です。
 賑々しくメニューが張り出された店内は、カウンターキッチンの前にテーブル席が並ぶ店内は20席足らずながら、階段があったので2階にも席があるのかもしれません。

ガチ中華寄りのお店で麻婆豆腐

樂らく

 「麻婆豆腐定食」(800円)は、トレイの上には麻婆豆腐の土鍋とサラダ、ご飯、玉子スープが並びます。
 麻婆豆腐は豆板醤と辣油による赤銅色で、上面に青ネギが散らされています。ひとさじ口に運ぶと、辣の辛さはそれほどでもないが、花椒による痺れがけっこう強い。

樂らく

 サイコロ状の豆腐はふわふわの柔らかさで、豆板醤の塩味に負けずにほんのり甘みを感じます。豆鼓醤が利いていてコク深く仕上がっています。
 刺激を増すために卓上の辣油を乗せてみると、辣の辛さが強調されて味わい深くなります。

同福

同福

 近鉄南大阪線・針中野駅からすぐ近く、駒川商店街に入って一つ目の角を右に入って次の角を左に曲がったところにある中華料理店です。
 中国風に飾り付けられた店内は、4人掛けのテーブルが4卓だけの全16席。壁一面に料理写真が貼り付けられてレパートリーの多彩さを表しています。

料理のレパートリーが圧倒的

同福

 「牛肉角煮中華麺(紅焼牛肉面)」(950円)は、トレイの上に紅焼牛肉麺と3種の冷菜が並んびます。紅焼牛肉麺は赤褐色のスープの上面に紅焼牛肉、青梗菜、刻み葱が盛られています。
 長時間煮出したであろう牛骨スープは深みのある旨みを持ちながらもあっさり軽い。ほんのり香る八角がエスニックな印象を醸しています.

同福

 麺はやや細めの中華麺で、柔らかめの口当たりでプチプチちぎれる。ラーメン店の麺とは真逆の方向性ですね。スープとの相性もこれはこれでいいと思います。
 具材の紅焼牛肉は柔らかくて深い旨味があります。赤味の部分はかなり軟らかく、脂身はそれ以上に柔らかくて蕩ける。これは値打ちがあります。

※本記事は、2024/12/27に作成されています。内容、金額、メニュー等が現在と異なる場合がありますので、訪問の際は必ず事前に電話等でご確認ください。

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