5回
2018/08 訪問
(再訪)夏にはやぶやの冷奴
❑Spice Drunker やぶや
9月末迄の期間限定が知れ渡ったのか8月後半で全日満席になった様だ。日によってキャンセルが出たらTwitterで募集があるので運次第でまだチャンスも。おしゃべりに夢中な傾向の女子会だとこちらを選ぶのは不向きだと思う。(藪さんの後片付けや閉店時間もあるので)
◉スペシャルコース¥4000
▫前菜盛り合わせ:海老のピックル・山芋の甘酢漬け・パッションフルーツとパイナップルのサラダ・泉州水茄子の糠漬けアチャール。グリーンチリがアクセントの山芋が爽やかな辛さ、インド風のスパイスと赤ワインビネガーを利かせたサラダもパッションフルーツですっかり夏気分。
▫やぶやの冷奴:アサリベースの冷やしスープカレーに甘長とうがらしと揚げ茄子。この冷奴は時季ピッタリだし旨いので大好きなのだが、万願寺のも食べてみたかったけど買えないみたい。来年以降の夏に「あぁまたあのやぶやの冷奴食べたいなぁ…」と思い出しそう。
▫ホタテのマライソースがけ:今回はルッコラを添えていたが、もうジャンルを超越している逸品。
▫おはしで食べるライタ:シャキシャキな野菜(ミョウガ・三つ葉・水菜)を楽しむタミル式ライタの残りはミールスにも。ホールチリの香ばしい辛さが堪りません。
▫ポークキーマ:以前のタカタックも良かったのだが、これも趣向がかわりドライなキーマに花椒が効いてクラッカーにのせるとアテに最高。グリーンチリの辛さが実にいい仕事をします。
▫ミニミールス:サンバル・ラッサム・ココナッツチャトニ・ゴルベラコアチャール・ライスがバナナリーフを敷いたスクエアプレートに。やっぱりオプションカレーを付けてこそなのだが、今月1回目とはカレーの種類に変化があるのも何気に嬉しい。しかも大好きなニハリは継続しているところもサイコーだ。
◉ニハリ¥1200:調理に相当手間がかかりそうなのだが、大好物が二度も味わえてしまったのは本当に嬉しい。カラチの空とも違い藪さんの実力仕上げなパキスタンシチュー(的カレー)をシェアで。
◉羊のタンのカレー¥700:タマネギたっぷりなグレービーの中には柔らかなタンがゴロゴロと。辛さはそこまで狙っておらずライスとダイレクトに食べるのが合う。これもシェアで。
◉エリセリ¥200:遂にエッグカレーが終了になったのかニューアイテムが!バターナッツかぼちゃと豆を使ったケララのカレー。エリセリってこんなにネットリしてたっけ?という位の初体験な粘性がラッサムと共にライスに混ぜてもしっくり馴染んで美味しい。これも¥200でいいの?!という手のかかり具合。
▫四季春烏龍茶
◉ビンビール(コロナ)¥500
◉焼酎¥500×2:鹿児島の麦焼酎:白猿をロックで!これが旨いんだなぁ。
【税別】
こういうスパイス料理でお酒を愉しむスタイルの居酒屋(しかも間借り!)は貴重だし、何より藪さんひとりでここまで出来てしまうのが本当にスゴい。もちろん今回もジップロックで持ち帰った残りのミールスが大満足のお土産なのだ。(3.76)
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㊗食べログ カレー百名店 2018に選出!㊗ おめでとうございます♪
2018/09/09 更新
2018/08 訪問
(再訪)やぶやの冷奴とニハリに歓喜
❑Spice Drunker やぶや
9月末迄の期間限定なのであと何回行けるかなぁ…と考えつつ新たなアイテムも楽しみに訪店。この日は満席でしたが、日によって波がある様で要確認でございます。
◉スペシャルコース¥4000
▫前菜盛り合わせ:アカニシ貝 マスタードオイル・山芋の甘酢漬け・メロンとパイナップルのインド風サラダ・泉州水ナスのアチャールでスターターにピッタリ。
▫ホタテのマライソースがけ:生クリームのみならず乳製品をリッチに使ったコクのあるマライソースをかけたホタテと白ナスという意外性。青柚子の爽やかさと香りのいいノコギリコリアンダーを添えて。
▫やぶやの冷奴:アサリベースの冷やしスープカレーに甘長とうがらしと揚げ茄子というオリジナリティー溢れる絶品の冷奴。万願寺じゃなくても十分美味しいしビールにも合う。
▫おはしで食べるライタ:前回のからミョウガと三つ葉に仕様変更されて夏仕様のタミル式ライタ。
▫タカタック:前回同様にタカタックなのだが青唐辛子になって旨い!油脂分のあるホルモンカレーをクラッカーにのせて食べるのでお酒がススム君。
▫ミニミールス:今回感じたのはラッサムとサンバルの揺るぎない旨さ。これだけでも軽めの〆にはなるが、やっぱりオプションカレーを付けてこそなので今回はニハリをシェアとしました。
◉ニハリ¥1200:藪さんが「ギー100%使用でもうけなし」と言っていただけありリッチなグレービー、辛さは抑えめでグリーンチリで調整なのでこれは皆さん食べらるのでは。骨付きマトンの柔らかなマンガ肉がとっても贅沢だけどこれは調理にかなり手間がかかりそうです。
◉エッグカレー¥200:半熟卵になって更に改良されてるし安くて美味しいマストアイテム。
▫四季春烏龍茶
◉ビンビール(コロナ)¥500
◉グラスワイン赤¥500
◉焼酎¥500:ミールスに合うのでオススメとの事で鹿児島の麦焼酎:白猿をロックで。ワイン用のぶどう品種から分離した酵母で仕込んでいるらしく香りとほんのり甘みも。
【税別】
個人的にパキスタンカレーの中でニハリが一番好きなので歓喜しました。もちろん今回もジップロックで持ち帰った残りのミールスが大満足のお土産に。荒天で予定変更になりお付き合い頂いた方にも感謝の夜。
2018/08/19 更新
2018/07 訪問
(再稿)センス溢れるシェフの軌跡を感じるスパイス料理
(2018年7月再訪)
❑Spice Drunker やぶや
リクエストを受けてセッティングし訪店したが、偶然面識のある方と遭遇するのもこちらの面白さ。尚、藪さんのお話では今のところ9月一杯でお店は閉める予定(間借り終了)との事。
先約により参加出来なかった前週のスペサルなコースを払拭したこの日、初回訪問時とはまた違う趣向もあって愉しめました。
◉スペシャルコース¥4000
▫前菜盛り合わせ:前回と変わったのはシシャモのピックルとアルティキ。ビールにも合うチャートが楽しめるのが嬉しい。こういうシシャモの食べ方は初めてですが、ピックルで酸味とスパイスにも合うという驚き。泉州水茄子の漬物にチャトニ?を合わせてのアチャール仕立ても変わらず一興。
▫おはしで食べるライタ:前回のおかひじきでOP扱いがコースに入り、今回はミョウガと小葱。こういう発想は日本人ならではでいいなぁ。ミールスまで大事に残りを保管。
▫フェンネルチキン:前回食べ損ねたアイテムがコースに入っていて歓喜。フェンネルの葉やスパイスが効いた皿に残ったオイル(ミールスで利用も◎)まで舐めまわしたい。
▫タカタック:前回はハリームをクラッカーに合わせてましたが、今回は同じくパキスタン料理でマトンのホルモンカレー:タカタック。羊の脳味噌・心臓・腎臓のクセを楽しむ様な一品だが、青唐辛子ではなくシシトウに変更されて辛さ調整。
▫豚肩ロースのコンフィ
▫ミニミールス:フルオプションによりミニではなくなった〆のミールス。前回も美味しかったけれど明らかに好み度がアップしていたラッサムとサンバル。酸味しっかりでニンニクを感じつつペッパーはそこまで強くはないラッサム。ドラムスティックがこれでもか!と入ったサンバルは偶々仕入れられたそうで幸運。
▫四季春烏龍茶
◉マトンカレー¥700:骨付きマトンがゴロゴロと入り濃厚リッチかつ辛口なグレービー。ミールスに混ぜても美味しいけれど、単体が旨過ぎるので前回食べ損ねたマトンブローチへの無念を払拭出来た。
◉ベンガルフィッシュカレー¥600:ニシンに属する(イリッシュではないらしい)魚を使用し、グレービーはマトンと方向性がガラリと異なるシャバっとしたモノ。小骨は多いけれどシンプルにライスと食べて抜群に美味しいと思う。
◉エッグカレー¥200:この値段にしてどうして旨過ぎるマストなカレー。
◉ビンビール(コロナ)¥500
◉グラスワイン赤¥500
【税別】
前回は空腹度合いから控えたオーダーだったが、今回は遠慮なくフルオーダーして残りは持ち帰り。その様子を見て家族は白い目だけど、これが翌朝には全体がこなれてリッチなミールス飯に。ご一緒頂いた皆様ありがとうございました。ごちそうさまでした。
2018/07/11 更新
2018/06 訪問
センス溢れるシェフの軌跡を感じるスパイス料理
❑Spice Drunker やぶや
浅草と本所吾妻橋駅の中間あたりアサヒビール本社ビルの目の前で、平日夜営業スタイルの間借りで5/7にオープンした話題の注目店。早速予約を入れさせてもらったものの予定上少し先だったので待ち遠しかったです。
この日は満席の盛況ぶりで9人を相手に料理を提供しつつも色々な話題でとっても楽しい雰囲気の時間が流れていました。お任せでお願いしてましたが、席があいていれば〆のミールスだけでも利用出来るみたいです。(確認要)
実食!
◉お任せ¥3000:コース仕立ての5品プラス食後にお茶の構成ですが、オプションで追加も可能です。
▫前菜盛り合わせ:ビーツのアルボッタ・ほおずきのミントマライソース・泉州水ナスのアチャールというバングラデシュ・南インド・日本+αな前菜。過去に食べたボッタでこういう色味のモノは初めてでビーツを活かす工夫だと思いますし、生のほおずきにこういうソースを合わせるのも独自性を感じます。
▫おつまみハリーム:牛肉・豆・麦・スパイスを丁寧に仕込んだクラッカーに合わせる工夫の逸品。カラチの空で働いていた藪さんに偶然お店で会った数年前の出来事を思い出す美味しいビーフハリーム。
▫豚肩ロースのコンフィ:オシャレな平皿にコッタマリやアチャール、ネパール山椒の色づかいとアニスのビジュアルも添えて。程よい歯応えのコンフィはしっかりスパイス調理が施されており新たな豚肩ロースの一面を見た。
▫チキンシュラスコ:藪さんがプロボクサー時代に食べていた今は無いお店のメニューで、串で焼くブラジル料理のシュラスコをフライパンで調理出来る方法を伝授してもらいチキン版で再現した一皿。焼き加減絶妙なチキンを穏やかな酸味に細かく刻んだ香味野菜入りのモーリョソースでさっぱりと。
▫ミニミールス:〆にサラリ?と食べる分にはカレー追加なしでも成立しそうなバナナリーフが敷かれた雰囲気あるプレート。ラッサム・サンバル・バスマティライス・パパド・ココナッツチャトニという構成に、ネパールのゴルベラコアチャールを合わせるセンスが流石。
▫四季春烏龍茶:ここでチャイではなく香りのいい台湾のお茶が出てくる意外性とスッキリ感。
◉おはしで食べるライタ¥300:個人的におかひじきが大好きでおひたしにしてもらい家でもたまに食べる程。ヨーグルト&スパイスに合わせたシャキシャキ食感が美味しいのですが、少し残しておいてミールスにも合わせました。
◉エッグカレー¥200:ミニミールスに追加のチョイス。とてもこの値段で頂ける味わいではないリッチなカレーに別添えのマサラビネガーを使うといい味変に。
フェンネルチキンやマトンブローチ等も食べたかったけれど満腹キャパ的に無理だった…。(強がり)
◉瓶ビール¥500:コロナビールにライムではなくレモンを差し込んで。ねっとり仕上げのハリームをクラッカーにのせてゴクリと堪能。
◉角ハイボール¥500:一杯目のドリンクにはミックスナッツがサービス。
【税別】
約1カ月もの南インド旅行をされた経験だけじゃなく、様々な修行先での知見やセンスを織り込んだ軌跡を感じる素晴らしい内容に感嘆の夜。(≧▽≦) ご一緒頂いた皆様、楽しい時間をありがとうございました。ごちそうさまでした。
前菜盛り合わせ
おつまみハリーム
豚肩ロースのコンフィ
おはしで食べるライタ
チキンシュラスコ
ミニミールス
バナナリーフが素敵
マサラビネガーとグリーンチリソース
四季春烏龍茶
目の前にアサヒビール本社ビル
2018/06/15 更新
❑Spice Drunker やぶや
食べログ カレー百名店 2018に選出されたのにその時点でもうほぼ予約不可能という幻の店。9月末迄の期間限定で遂に最後の訪店になってしまった。
◉スペシャルコース¥4000
▫前菜盛り合わせ:オシャレなスレートプレートに海老のピックル・山芋の甘酢漬け・種なし柿と梨のサラダ・泉州水茄子の糠漬けアチャール。青唐辛子の爽やかな辛さが美味しい山芋の甘酢漬けが好き。
▫やぶやの冷奴:アサリベースの冷やしスープカレーにひしの南蛮と揚げ茄子。もうこのオリジナル冷奴を知ってしまったので他が物足りなくなる予感。。
▫ホタテのマライソースがけ:フランベしたホタテと素揚げの白茄子、トップにはノコギリコリアンダー。青柚子を散らしたマライソースが全体を包み込んだ逸品。
▫おはしで食べるライタ:シャキシャキな野菜(ミョウガ・水菜・セリ)とホールチリが美味しいタミル式ライタ。
▫ポークキーマ:花椒が効いた中華的カレーアイテムをクラッカーにのせて。前回の青唐辛子ガツンも好きだけど、これはこれでアテとしてもサイコー。
▫ミニミールス:バナナリーフと共にサンバル・ラッサム・ココナッツチャトニ・ゴルベラコアチャール・ライスが基本で、今回のミニオプションはカトリに入れずプレートに盛り込んで。来るたびに変遷を感じつつ楽しめたのはやっぱり〆のミールスだったと思う。
◉ニハリ¥1200:パキスタンカレーの中で一番好きなニハリが最終まで食べられたのは改めて感慨深いものが。今回もシェアで頂きましたが、骨回りについた肉に齧り付くのも堪らん。
◉ムングダルカレー¥200:ちょいがけでミールスにダルが入るのも緩急付けるのに効果的。
◉エッグポリヤル¥200:初体験(たぶん)の南インド式スクランブルエッグ。これは家でもやってみたい。(でもこうはならない)
◉ウプマ¥200:ミールスに合わせるのは初めて食べたが、そのままもいいし混ぜると面白い。
▫四季春烏龍茶
◉ビンビール(コロナ)¥500
◉グラスワイン(白)¥500
◉焼酎¥500:藪さんオススメ!鹿児島の麦焼酎:白猿をロックでこれが本当に合う。
【税別】
新たなる修行後にはどんだけパワーアップしたお店になってしまうのか興味が尽きません。色々と楽しませてもらい感謝感激な数ヶ月でしたが、藪さん本当にお疲れ様でした!
今回もジップロックで持ち帰った残りのミールスをお土産にして名残りを惜しむ。(3.79)