レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!
2位
1回
2018/08訪問 2018/09/11
京丹後で食べ歩きをするにあたって食べログでお店を検索してみましたが、上位に来るのは魚介系の和食のお店や旅館がほとんど。一度しか食事をしないのなら、それで全く問題は無いのですが、流石に旅行中に毎食和食となると、どんなに美味しくても飽きてしまうので、洋食店を探すべく『宮津×洋食』で検索してみたのですが、それでもヒット数が僅か2件のみ…数少ない洋食系のお店の中から、こちらを選びました!…というか、宮津にある唯一のイタリアンのお店です(笑)
天橋立から東に車を走らせて15分、宮津の中心地の飲み屋街にあります。店名はアチェート、イタリア語で『酢』という意味らしいですが、運営しているのは宮津の老舗の酢の醸造元、『飯尾醸造』さんです。築120年の町家をモダンに改装した新しいお店です。シェフはイタリアのシチリアで修業を積まれたとの事。
メニューは5500円~7500円。金額の違いはメインの皿数の違いで、料理の内容そのものは同じなんですが、メインやパスタは数種類の中から選べるようになっています。連れと一緒に何を頼むかワイワイ盛り上がりました♪
ちなみに、何を選んでも値段は同じです。追加はかかりません。
以下レビューになります。
・前菜6種盛り
夏野菜、貝、猪等々…地の食材に、飯尾醸造のお酢を合わせた品々。しかも、それぞれの食材に違ったお酢を組み合わせているみたいです。食材によってお酢を使い分けると全然料理の印象が変わりますね♪一口にお酢といっても明確に味の違いがあって、目からウロコでした。イカのフリットに乗っていた万願寺もいいアクセントでおいしかったです♪
・富士酢の米 宮津の魚
当店のスペシャリテ♪
察するに、お酢の醸造に使うお米を使ったリゾットだと思います。調理に使う水分は、その時に宮津で捕れた魚から煮だしているそうですが、これが何とも上品なお味♪正に滋味♪
・フェットチーネ 丹後鹿、タリアテッレ サフラン 丹後猪
てっきり魚介中心のコースかと思っていたら、まさかの夏ジビエ♪しかも京丹後産です!
お味も良かったです♪
・丹後猪 富士酢
メインもジビエ!です。写真では伝わり辛いのですが、かなり厚切りで、ポーションも大きいです。火入れも抜群。キレイなピンク色でした♪臭みも無く、スジも無く、上質なヒレ肉のような食感。こんなに上品な猪は初めて食べました♪しかも大きいサルシッチャまでついてきて、これもまた美味しいです♪富士酢のソースもいいですね♪
大満足の一皿でした!!
・甘鯛 摘果蜜柑 赤ピーマン
お隣福井県の若狭グジは有名ですが、宮津でも甘鯛が水揚げされるそうです。皮目がパリッと♪身はジューシー♪ソースは蜜柑を使っているそうですが、これも宮津の特産との事ですが、これも甘鯛に合いますね♪
美味しかったです♪
・ミルフィーユ、セミフレッド、ピスタチオ
デザート3点盛り。ミルフィーユはパイ生地の厚みがあって、カリッと固めの食感♪構成はシンプルでしたが、しっかり味わい深かったです♪
・酢ドリンク
飯尾醸造のお酢を使用したドリンクが沢山あります♪ノンアルでもこれだけ飲むことを楽しめるのはいいですね♪個人的には、黒酢の炭酸割が特に気に入りました♪
ビジュアル的にはビールと区別つきません(笑)
・全体を通して
まさか、町に1件しかない地方のイタリアンがこんなに美味しいとは思いもせず予想外です(笑)
お酢というコンセプトがある上で、しっかりそれに合わせたお料理の数々♪肉の火入れとか、技術的な面でも文句無し。これで素材は地の物を積極的に使っていて、建物や内装、雰囲気も良く、大満足でした♪
これだけでも、はるばる宮津まで来た甲斐がありました♪
(これだけではありません…念のため!)
大満足です♪
3位
1回
2018/08訪問 2018/09/16
京都の高台寺和久傳さん…瓢亭さんと同じく、かな~り敷居の高いお店です。和久傳さんは高台寺で料亭をやる前は、京丹後の峰山で旅館業を営まれていたそうです。同系列のお店で、紫野和久傳さんというお持たせ専門の店舗があって、そちらの『西湖』というレンコン餅が好物なんですが、稀に新潟三越の1階でも販売されているので見つけたらお土産に購入しています♪
その和久傳さんが運営しているカフェレストランが、創業の地の京丹後にあると知り行って参りました♪
天橋立から車で西に40分程です。国道から脇道に入って少し進んだ所にあります。
広大な敷地の中に、美術館、工房、レストラン等が立ち並んでいて、正に和久傳のテーマパークです(笑)
黒塗りの壁を越えて先に進むと、目に飛び込む広い芝生の広場♪
緑の芝生と青い空と白い雲が映えるステキな風景の奥に、これまた立派な建物があって、そこがカフェレストランです。
店内入ってすぐに和久傳の製品が並んでいて、勿論、西湖も販売されています♪
しかも、敷地内の工場で作りたての物らしいです。
西湖は要冷蔵で日持ちもしないので今回は購入を見送るつもりでしたが、なにやら新製品を発見!!
なんでも西湖を日持ちがするように特別にパッケージングした品で、なんと常温保存可で賞味期限が約2カ月もあるとの事。
食べてみると、普通の西湖と違って笹に包まれていないので、笹の香りこそありませんでしたが、独特の食感&味わいでした♪
ちなみに、ラップをしてレンジで温めても(500wで25秒)も美味しいとの事で試してみましたが、より弾力と柔らかさが増してこれも美味しかったです♪
以下、店内で注文した品です。
・西湖
新潟三越で購入して食べた事ありますが、折角なので(笑)
・笹ほたる
夏の夕べの笹に集う野辺のほたる狩りに見立てた羊羹です。白小豆の抹茶餡の深い味わいと、香り高いほうじ茶の琥珀羹の組み合わせが絶妙でした♪
・MORIオリジナル「桑さんしょう」ソフトクリーム
丹後で育った桑の葉と青くて柔らかい若摘みの山椒パウダーを練りこんだソフトクリームです。これがまぁ美味しかったです。ソフトクリームのミルク後味が山椒でサッパリ♪しかもこの山椒パウダーの香りがかなり上品でマイルド♪桑の葉も抹茶のような香りがあっていいですね~
ソフトクリームとして☆5です♪
・和三盆山椒ソーダ 自家製実山椒ジュース
和三盆で甘みをつけた山椒の香り高い炭酸飲料。しかもフレッシュな実山椒がゴロゴ入っていて、なんと贅沢な(笑)
山椒の香りそのものもかなり良いです…フレッシュな実山椒をそのまま口にする機会なんか中々ありませんので、食べてみましたが、正に『山椒は小粒でピリリと辛い』でした(笑)こんな小さな粒でこの存在感…
・つゆ生姜ソーダ 和久傳特製「つゆ生姜」
お店のHPによると、「つゆ生姜」とは、しょうがをすりおろして絞った汁と和三盆のシロップを合わせた品のようです。言うなればジンジャーエールでしょうか?こちらも華やかなショウガの香りが心地よかったです♪
・全体を通して
京都の定番のお土産『ちりめん山椒』も生産されてますので、良質な山椒を手に入れるツテをお持ちなんでしょう、特に山椒系メニューがかなり美味しかったです♪もちろん定番の西湖も♪この非日常的な周囲の環境も美味しさに一役買っていると思います。
昔々、京丹後で旅館を営まれていた頃から、時代の流れと共に業態を変えて存続し、今の和久傳さんがある訳ですが、創業の地に今風のお店があるというのも何だか面白いですね♪
味、雰囲気共に大満足でした♪
今回カフェで利用しましたが、ランチでは和久傳さんの名物の『鯛の黒寿司』もカジュアルに頂けるようです♪
4位
1回
2018/08訪問 2018/08/29
文殊(天橋立の南岸側)から車で15分、天橋立ワイナリーのクチコミになります。ワイナリーの周辺にはたわわに実ったブドウ畑♪実際ワイン造りにも使用されているとの事で、ワインも過熱処理を行わずに、生で熟成させているとの事です。
敷地内に建物が2つあるんですが、国道から見て左側手前の建物でワイン関連商品の販売、右奥の建物の1階が農産物の売店、2階がレストランになっていて、窓からは天橋立が一望できます!…が、天橋立も横から見ると普通の海岸線と区別がつかないですね(笑)ただ、海沿いのキレイな景色を眺めながら食事をできる事に変わりありませんので、しっかり眺望も楽しませて頂きました♪内装も新しく清潔感があって、居心地もよかったです。待合室に2種類の自由に飲めるフレーバーウォーターがあるのも嬉しかったです。
今回はランチバイキングを食べに行ってまいりましたが、平日1300円、土日祝日1640円とCPも中々良いと思います。ワイナリーのバイキングという事もあって、ドリンクやデザート等にワインやブドウが使われていて、少し変わったメニューもあれば、定番メニューも一工夫されていて、飽きずに楽しく食事できました♪
バイキングの料金には含まれませんが、別注メニューを眺めていると、いくつか気になるものがあったので追加で2品お願いしました。
1品目の『ブドウの枝で燻焼した牛ステーキ 天橋立赤ワインソース』ですが、文字通りブドウの枝で燻した牛ステーキらしいです。お値段は980円ですが、肉は270g、これは中々のCPです♪ただ、燻したスモーキな香りを期待していたのですが、そこまでではなかったです。赤ワインのソースはいい感じでした♪
2品目が『天橋立ワイナリーのこだわりすぎたパフェ』…構成を見てみると、こちらもワイナリーならではですね~
白ワインアイスに、マールを使用したシフォンケーキに、白ワインケーキに、赤ワインソース等、ワイナリーだからできる、オンリーワンなこだわりを感じるパフェだったと思います♪味も良かったです。ただ盛り付けはもう少し頑張ってほしかったです。
追加オーダーしても2000円台、CPいいですね♪
メニューもワイナリーらしさがあり、それ以外の食材も地の物だったので、観光客目線でも楽しめました♪
こちらのレストラン、観光客の団体貸し切りやイベントがあると営業をお休みされるみたいで、事前にHPなどで確認したほうがいいかもしれません。
5位
1回
2018/08訪問 2018/09/15
天橋立の観光街の中心にある旅館です。以前投稿したカフェ・ドゥ・パンさんのVIP席はこちらに宿泊すると利用できるみたいです。
立地も夕食も良さそうな感じだったので、できれば泊まりたかったのですが、色々あって宿泊できず。ただ、クチコミを見ているとランチもやっているようなので行って参りました♪
他のレビュアーさんが投稿していたランチのクチコミを見る限りでは、フレンチのコースがあるみたいですが、今はやっていなくて、和の蕎麦定食onlyのようです。
店内は落ち着いた暖色系の照明で、内装や雰囲気もムーディーでいい感じです♪
天橋立側に席が2卓あって、運河を一望できます。
ランチメニューは2つあるそうですが、今回注文したのは和の蕎麦定食。
籠の中にワンプレートの如く小鉢や刺身が盛り付けられていました。
お味は無難に美味しかったです♪
最後に〆のお蕎麦!
そば粉は地の物で、香りもまずまず、ちょっとそば粉の粒子感もありますね~
角が立っていて、コシのある、キリッとしたお蕎麦でした
今度は泊まりに来て、VIP席で優雅にコーヒーを飲んでみたいです(笑)
ごちそうさまでした!
6位
1回
2018/08訪問 2018/09/04
天橋立のもう一つのビュースポット、北岸の笠松公園にあるお店です。
店名はアマテラス、天橋立は日本の神話の舞台にもなっている神聖な場所なので、天照大神とTerraceをかけているのだと思いますが、こちらのテラスから天橋立を眺めると、確かに天に掛かる橋のように見えます♪絶景ですね♪
注文したのは『チクワの磯辺揚げ』!
ビューランドと同じくやっぱりチクワなんですね(笑)
衣はサクッと揚がっていて、海苔の香りも豊かです♪
この景色と相まって、最高に美味しい磯辺揚げでした!
ちなみに、笠松公園は内陸寄りにあるので、天橋立を少し遠めから眺める感じになりますが、陸と陸を斜めに真っすぐ繋ぐように見えるので、本当に橋のようです。神様が作ったと言われれば、確かにそのようにも見えます。
神秘的な風景です♪
それに対して、南側のビューランドは天橋立の付け根に近い位置にあり、より間近に天橋立を見る事ができます。付け根から蛇行するように橋がかかっているように見えるので、この景色は『飛龍観』とも呼ばれているとの事。
迫力のある風景です♪
どちらもいい景色ですね~
そして天橋立では絶対にやっておきたい『股覗き』!
笠松公園にも、ビューランドにも、この股覗き専用のお立ち台があって、皆さん代わる代わる上下逆さの景色を楽しんでいました。この光景もシュールで面白かったです(笑)
この股覗きで見る景色は、普通に見る景色とは違うという事が日本人の研究者によって学術的にも証明されていて、2016年のイグノーベル賞を受賞しています。
そういう訳で、この研究成果を活かすためにも、さぁ皆さん恥ずかしがらずに、やっちゃいましょう、レッツ股覗き!
それと、笠松公園へ続くリフトからの風景も絶景でした♪
7位
1回
2018/08訪問 2018/08/27
京都の日本海側に来るのは人生初です♪
いやぁ…遠かった…
日本三景の一つ、天橋立からリフトに乗っていざ頂上の『天橋立ビューランド』へ!
この日は天候にも恵まれて、景色も素晴らしかったです♪
特にサイクルカーからの眺めなんですが、レールが途中まで天橋立の方向に延びているので、このままレールに沿って天橋立の上空まで行ってしまうんじゃないかと錯覚するほどでした(笑)
今回投稿する展望レストランですが、サイクルカーを降りてすぐの所にあります。
注文したのは、宮津名物『黒ちくわ』と、アサリ串カツの二品。
竹輪は一般的にスケトウダラから作られますが、『黒ちくわ』はアジやイワシを使っているので黒くなるそうです。この黒ちくわをお店で焼いて出してくれましたが、皮がパリッと、身も暖かいので旨味が引き立ちますね~
竹輪はやっぱり焼いた方が美味しいです♪
8位
1回
2018/08訪問 2018/09/10
※今回は店頭で購入して外の席で食べた時のお値段です。店内にはエアコンの効いたテーブル席もありますが、その場合は料金が少し高くなるそうです。
笠松公園で天橋立の絶景を楽しんだ後、リフトで降りて麓のお土産を物色♪
観光地なのでお店が沢山あって、店頭には色んな特産品が並んでいましたが、特に目立っていたのが黒豆を使った食品です。兵庫県の『丹波の黒豆』はよく耳にしますが、地図で見ると丹波と丹後って、すぐお隣同士なんですね~
今回投稿するのは、つるや食堂さんの『黒豆金時ソフト』!
観光地に来て、尚且つ天気が良ければ、ソフトクリームは絶対食べないとです(笑)
この黒豆金時ソフト、味は、抹茶/バニラ/ミックスの中から一つ選べます。
今回はミックスでお願いしました♪
お値段が350円で、観光地にしては中々のコスパ♪
商品を受け取って、ちょっと豆の量が少ないかなぁ…けど350円だし…こんなものかな?
…と思いましたが、食べ進めるとコーンの中に豆がタップリ詰まっていて嬉しい誤算♪
小豆が煮豆なのに対して、黒豆はドライなタイプだったので、食感の違いもあり◎
煮豆も甘さ控えめで、ソフトクリームで甘くなった口内がさっぱりしました♪
これで350円は中々良いと思います♪
帰りはレンタサイクルを借りて、天橋立を渡りましたが、所要時間は15分ほど。
両側が海なので、上から見る天橋立とは一味違った趣があり、楽しかったです♪
ごちそうさまでした!
9位
1回
2018/08訪問 2018/09/26
この日は京丹後の旅の最終夜♪
夕食無しの宿泊プランだったので、お店を探すことに
峰山まで足をのばして、縄屋さんで夕食をとれなくもありませんが、折角なら伊根で捕れた魚介と向井酒造さんのお酒を楽しむのが正解かな?と思いまして、伊根の町でお店を探してみました♪
探してみましたが…ディナーをやっているお店は数軒程度です。
お店の数は10件以上ありますが、ランチはやっていてもディナーをやっていないお店ばかりです。
そういう訳で、色々考えた末、全席オーシャンビューの当店にしました♪
舟屋日和という、観光施設の敷地内にあるお店です。
伊根には宿泊できる舟屋が数件ありますが、いずれからも徒歩圏内です。
店内に入ると海向きのカウンター席があって、伊根湾が見渡せます♪
お料理はコースのみ。
内容を以下に
・おつくり
・焼き魚 鯛
・揚げ魚 柳カレイ
・煮魚 メバル
・寿司5貫
・小鉢、茶わん蒸しなど…
全体的にかなり上品な味付け。焼き、揚げ、煮魚はオカシラ付きで食べ応え満点(笑)1匹で日常の夕食分位あります。別注で岩ガキも注文できるのですが、満腹で食べれなかったのが残念。
我ながら、小食ではないと思いますが、それでもギリギリ完食できる量でした。
ボリュームはもっともっと少なくていいかもしれません。
お酒は向井酒造さんの日本酒と、京丹後のクラフトビールを楽しませていただきました♪
伊根で魚介を満喫できました♪
前のほうにも書いてますが当店は全席オーシャンビューです。
どの席からも景色は楽しめますが、日が暮れてしまうと当然外は真っ暗で何も見えません(笑)
景色を楽しむためにも、できるだけ明るい時間に訪問するのがオススメです♪
10位
1回
2018/08訪問 2018/12/05
※五枚目の写真は、やや閲覧注意です(笑)
今年の夏に新潟から天橋立まで旅行に行ってきましたが、新潟からこの辺りまで足を延ばす事なんてそうそうございませんので、折角ならばという事で、道中であちこち寄り道して参りました♪
福井県と京都の県境の町、舞鶴でのランチのクチコミです。
舞鶴と言えば、広島の呉市と肉じゃかの発祥を巡って争っているという話をどこかで耳にした事があったので、肉ジャガをやっているお店を検索♪数店候補があったのですが、今回投稿する加寿美さんに、舞鶴特産の牡蠣料理や、山口県の名物の瓦蕎麦があると知って、こちらに決定しました♪
場所は西舞鶴駅の近く。駐車場はありますが、あまり広くはありません。店内にはテーブル席とカウンター席があって、内装は小奇麗な居酒屋のような感じでした。
以下レビューになります。
・舞鶴発祥?肉じゃが
舞鶴の海軍基地の初代司令長官が東郷平八郎で、東郷平八郎が留学中に食べたビーフシチューを再現しようして生まれたのが『肉ジャガ』らしいです。そういう訳で舞鶴には当時のレシピを元にした肉ジャガのお店が点在しています。こちらで頂いた肉ジャガですが、特筆すべき点は無いものの、濃い目の味付けの普通に美味しい肉ジャガでした♪
・瓦蕎麦
山口県の名物料理♪アツアツに熱した瓦の上に茶そば、牛肉、錦糸卵等を盛り付けた品。少々食べ辛いのですが、香ばしいカリカリの茶そばが美味しいんですよね~。以前、有田陶器市に行った時に食べて以来、結構ハマりまして、自宅でもフライパンで作ってます。こちらの瓦蕎麦は、瓦の加熱がちょっと足りないです。茶そばのカリカリ感がありませんでした。肉ももっと増量してほしいです。ただ、お値段1000円とCPは中々♪
・舞鶴特産 岩牡蠣丼
冬は牡蠣丼、夏は岩牡蠣丼をやっています♪写真では伝わり辛いのですが、卵でとじられた大振りの牡蠣がゴロゴロ乗っていて、牡蠣感満点♪美味しかったです。
・タニシの酒蒸し
えっ?タニシ!食べる地域もあるとは聞いた事ありますが、まさかメニューにあるとは…。ちょっと抵抗はあったんですが、サザエや、バイ貝や、エスカルゴと似たような物ですよね(笑)背負っている殻の形が違うだけです。タニシだけ差別するのはいけません。…と自分に言い聞かせて、いざ!食感は柔らかくエスカルゴに近いでしょうか。ただ、やっぱり泥臭さが残ってました。経験としてはアリかなと思います。ちなみに、食用のタニシらしいです。そんな物もあるんですね…
・全体を通して
振れ幅の大きい料理の数々、楽しめました♪
タニシはさておき、牡蠣丼は中々美味しかったです♪舞鶴の特産の牡蠣を食べれた点でも大満足です。それと、肉ジャガ発祥の地で肉ジャガを食べれたのもいい記念になりました♪
和久傳の始まりの地である京丹後の峰山に、和久傳で修業を積まれた方がお店を出していると知り行って参りました♪
場所は天橋立から車で北に30分、ワタシが言うのも何ですが、かなり田舎です(笑)
こんな所に懐石料理のお店があるとは思えない立地です。そもそも周囲にココしか飲食店がありません。
お店は塀に囲まれていて外から中は全然見えないようになっています。入口は駐車場脇の小径を奥に進むとあります。
扉を開けるとガラス張りの立派なお部屋があって、小さいながら立派なお庭もあります。植木がうまい具合に配置されていて、中から外を見ると丁度一面が緑に覆われているように見えます。まるで森の中にいるかのような錯覚を抱きました♪
今回はこちらの一面が緑に囲まれたテーブル席で食事を頂きましたが、奥のほうにチラッと見えたカウンター席もかなり雰囲気良さそうでした。
お料理は全部で8品、器も凝ってますね♪
最初に来たお料理の器がまるで現代美術のオブジェみたいで、これが外の風景とマッチして一同思わずタメ息が漏れました♪
今回に限って言えばコース内にお肉は一切無し。ジビエが出る事はあるそうですが、店名の通り基本、『魚と菜』のみのようです。
冒頭にも書いていますが、こちらのご主人は和久傳で経験を積まれていて、お造りの盛り付けといい、和久傳名物の『鯛の黒寿司』を彷彿とさせる飯物といい、お客の目の前で火を使うスタイルといい、修業元の和久傳さんへのリスペクトを多分に感じるお料理の数々です♪
今回特に印象に残ったのが、飯物です。黒いシャリの上に、メバルの切り身を乗せた品。皮目はパリッとしていますが、敢えて片側はレアに仕上げて、食感の違いを楽しめるようになっていました♪
もう一つ、箸休めのお蕎麦も美味しかったです♪
写真をUPしていますが、上に乗っている赤いのはトマトソルベで、トマトの旨味と蕎麦の組み合わせが意外と相性よかったと思います。トマトの旨味も成分的には和食の出汁と同じなので、蕎麦との相性もいいのでしょう。実際、瓢亭でもトマト醤油なるものを使っているそうなので、和食にトマトを取り入れるのがこれからもっと一般的になるのかもしれません。
ドリンクメニューの自家製麦茶が地味に美味しかったです(笑)
麦茶も真面目に作るとこんなに上品な飲み物になるんですね(驚)
全体を通して、高級食材が目白押し!…という感じのお料理ではありませんが、その時の旬の食材を上手く組み合わせたお料理の数々で、皿数も多かったです♪CPもかなり良かったと思います。
何より、
和久傳の創業の地で、
和久傳出身のご主人が作る、
和久傳へのリスペクトに溢れるお料理
…を頂く事ができたのが、京丹後の旅のいい記念にもなりました♪
大満足です♪