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昼の点数:4.5
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ラーメン
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ラーメン
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メニュー
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店舗外観
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2022/11/01 更新
このお店は、もうかれこれ20年前から来たいと思っていたお店だ。僕がラーメンの魅力に取り憑かれたきっかけが北本『心麺』であって、同じ『支那そばや』での修行の経歴を持つこちらは当時から気になっていたのだ。この日は近くに用があって、少しファミリーでの訪問にはハードルが高い気もしたが、家族の承諾を得て訪問を叶えた。
コインパーキングに車を駐め歩いて近くの園芸店に立ち寄りつつ住宅街側から歩いて向かい13時54分に到着した。
カウンター7、8席は満席で店内で2人が待っている。しばらくしてカウンターが1つ空いたので話し合いの末僕が先に座る。座ったのは14時ジャストだ。その後たまたま連席で空いたので家族並んで座ることができた。
注文をしたのは14時4分。もちろん「ラーメン」だ。「しょうゆ味」をチョイス。『支那そばや』やそのお弟子さん店では「しお味」も美味いのだが、ここは醤油にした。店内は静かで皆黙々と麺を啜っている。
14時9分に着丼した。
チャーシュー、海苔、メンマ、ネギのシンプルで美しいルックス、そして盛り付けも丁寧だ。
スープを啜ると角のない、かつ、コクのある醤油味がブワッと口に広がり、旨味が追いかけてくる。僕があの北本『心麺』でかつて感動したあのキレのある完璧なスープだ。これは、かつての店主が変わる前の北本『心麺』や越谷『こしがや』で感じたものと同じで、反町『ShiNaChiKu亭』や、店主が変わった後の『心麺』、佐野実が他界した後の戸塚『支那そばや』、移転前の鷺ノ宮『すぎ本』のものとはまた違っていて、非常に懐かしいものを感じた。優劣について論じるものではなく、個人的に思い出もあり僕にとって好きな味わいだ。
麺は程良い食感の細麺で、これがスープと一体化していて美味しい。この食感、硬くもなく柔らかくもなく、柔らかいと言えば柔らかいし、芯があると言えば適度に硬いとも言え、とにかく微妙な加減によるものだ。スープに勝ちも負けもしない、そして麺に勝ちも負けもしないスープに合わさることで一体感を生んでいると考えられる。
そして麺を勢い良く啜り、噛み、そして飲み込んだ後に醤油の残り香が現れ、そして消える。このある種の演出と前述の麺とスープの一体感が僕の思う『支那そばや』系列の真骨頂だと思う。
感動を与えるラーメンだ。美味しいラーメンや質の高いラーメンはたくさんあるが、ここのような感動させるラーメンはそう多くはない。この味を守り続けている店主に頭が上がらない。