2回
2018/07 訪問
本店は大人仕様の工夫が盛りだくさん!
すでに何回も通っているようで、1度も訪れていないデジャヴ。そんな名店をめざして城陽市を訪れました。やって来たのは「麺屋 たけ井」の本店です。R1号店によくお邪魔するので、こちらにも通っている気がしていました。和を基調としたモダンなエクステリア。「たけ井」の総本山に胸が高鳴ります!
先に食券を購入するように促されたので店内へ。「特製つけ麺」をポチリ。広めの厨房はフル稼働。次々と美味しそうな一杯が仕上がっていきます。
待つこと数分で現れた一杯。チャーシューが3種類もあるのはR1号店と違いますね。スープは粘度が高そうな焦げ茶色。白い葱と黄色い柚子の皮が色鮮やかで、濃いスープに映えます。麺は極太ストレート。そしてそれを覆いつくす個性豊かなトッピング。
先ずは麺を一筋いただくと、小麦の香り豊かでツルツルの食感が心地いい!我慢できずにスープにジャボンしますが、濃厚過ぎて麺が沈まない。そこを何とか箸で押し沈めて一気に啜ります。やっぱり美味い。ホントに好きですこの味この麺!R1号店に比べると、魚介強めの大人セッティングだと感じました。メンマは枕木タイプの極太。ブラックペッパーのアクセントもあります。そしてスープの中にもメンマが数本隠れているこのサービス!甘めの味がしっかりついている完璧な茹で加減の煮玉子はゼリー状の黄身が絶品です。
チャーシューは3種類、これは本店のみの設定だそうです。まずは豚バラから。お口の中で蕩けて肉の旨味をしっかり堪能できる逸品です。これは旨いっ!続いてはロースです。しっとりとしたレアな仕上げは別の角度から肉の旨味を再確認させてくれます。これも旨いっっ!そして最後は燻製鶏のチャーシューです。強めに燻された鶏がまたいい味を出しています。この鶏チャーシューだけでビール2本は確実にいけます。どれもこれも個性的で旨すぎだ~!
チャーシューの旨さに悶絶して平常心を失いかけた頃にスープ割りをお願いして心を落ち着けます。カットチャーシューや柚子皮も追加していただき、極上の和出汁でこの一杯を締めくくります。
帰り際には女性店員さんが店外まで付き添って見送ってくれます。名店であっても決して驕らないホスピタリティに驚かされました。大人仕様のつけ麺を求めるなら、「本店」をオススメします。
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関西の麺を食べ歩いてます。
「それでもやっぱり麺が好き。」
http://blog.livedoor.jp/lingmu_meets_japanda/archives/77234388.html
2019/02/17 更新
この日は期間限定で提供されている10周年限定「濃厚まぜそば」を狙いました。毎日10食限定ということなので、一応ゆとりをもって開店15分前に到着しました。が、しかし!店先にはすでに12名の列が...。ガーン、ダメじゃん!みんなが限定求めたらギリギリ食べられないポジション。凹む中、11時に開店し、みなさん次々と店内に吸い込まれていきます。「頼む!誰か変わり者がいますように!」そんな失礼な祈りを捧げつつ(笑)、紙幣を投入すると... 「ヤッター!」めでたくまぜそばのボタンが点灯しました。今年に入って一番嬉しい出来事かもしれません(笑)
一巡目には入れなかったので、店内待ち席でGETしたチケットの半券をしみじみ眺めてニヤつきます。よく見ると立派な胡蝶蘭が飾られており、10年の歴史の重みを感じずにはいられません。カウンター上空にはここ数年、阪急沿線を中心に開店した支店の写真が飾られています。暫く待ってカウンター席へ。厨房は若者による2オペ体制。ご主人はホール担当です。若者ですが自信たっぷりのオペレーションは本当に流れるような手際のよさで、思わず見とれてしまうほどでした。
待つこと数分、ご主人自らの手で提供された限定の一杯は、パンチの効いたビジュアルが挑戦的です。混ぜる前にトッピングを確認。トンデモ長葱の下には大粒の背脂がたっぷりトッピングされています。背脂の横には刻み海苔がこれまたたっぷりと散らされているのを確認できます。奥には狐色、カリカリビジュアルのフライドオニオンが見えます。フライドオニオンの横には青葱の輪切りがたっぷり添えられており、手前には圧倒的存在感のある2種類のチャーシューが所狭しと横たわっています。チャーシューをめくると新鮮で色白なもやしがたくさん埋もれていました。
そして底を探ると...「悪そうな」暗黒ダレが見えています(笑) さあ、全てを暗黒面に堕としましょう!躊躇うことなく一気に混ぜ上げると、期待通りの色合いに染まったワシワシ麺が出てきました。
早速、麺を引っ張り出しズビッと啜ると... 「うんまぁぁぁい!」ガーリックパンチが効いたオイリーな舌触りと弾力のあるワシワシ麺の食感が想像以上に中毒性があります。暗黒ダレにすっかり染まったもやしはシャキシャキの食感がいいアクセント。敢えて煮豚と呼びたいチャーシューの端っこの部位は脂身たっぷりで濃厚な甘さをたっぷり堪能できます。同じ煮豚でもスライスの部位は「噛んで楽しむ」肉の旨味がたっぷりです。ロースのチャーシューはややレアな仕上げ。しっとりとした食感と凝縮した肉の旨味が堪りません。どういただくのが正解かは分かりませんが、トンデモ長葱は箸休め的にちょいちょい齧りました(笑)
麺を啜りきった後は「追い飯」の登場です。たっぷりの出汁に浸かったご飯に青葱と紫蘇!ここに器に残ったタレと具材を乗っけていきます。こぼさないように、そーっと、そーっとです。あっという間にジャンク飯の出来上がり。ただし、出汁や紫蘇の風味が加わったので、重さはさほど感じられません。いい意味で「重」と「静」がうまく融合させた〆の絶品雑炊です。
いや~、参りました。さすがは名店が10周年という区切りにリリースする一杯、レギュラー化を希望します。帰りにはご主人自ら店の外まで見送っていただき、お腹も心もすっかり満たされました。
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関西の麺を食べ歩いてます。
「それでもやっぱり麺が好き。」
http://blog.livedoor.jp/lingmu_meets_japanda/archives/77234388.html