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すしログ:上質な焼鳥コースを生み出す手練れ!池尻大橋「焼鳥KITA(㐂た)」
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辣油は飲み物
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辣油は飲み物さんの他のお店の口コミ
店名 |
焼鳥 KITA(㐂た)
|
---|---|
ジャンル | 焼き鳥 |
予約・ お問い合わせ |
03-4400-8554 |
予約可否 |
予約可 |
住所 | |
交通手段 |
池尻大橋徒歩10分 池尻大橋駅から660m |
営業時間 |
|
予算 |
¥10,000~¥14,999 |
予算(口コミ集計) |
¥10,000~¥14,999
|
支払い方法 |
カード可 (VISA、Master、JCB、AMEX) 電子マネー不可 QRコード決済不可 |
席数 |
16席 (カウンター10席、テーブル1卓) |
---|---|
個室 |
有 (2人可、4人可、6人可) 個室利用が一室のみの為3名様以上のご利用を優先させていただく場合がございます |
貸切 |
可 |
禁煙・喫煙 |
分煙
2020年4月1日より受動喫煙対策に関する法律(改正健康増進法)が施行されており、最新の情報と異なる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
駐車場 |
無 |
空間・設備 | 落ち着いた空間、カウンター席あり、掘りごたつあり |
ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり、ワインあり、日本酒にこだわる、焼酎にこだわる |
---|
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | 隠れ家レストラン |
お子様連れ |
子供可(乳児可、未就学児可) ご予約時にご相談下さい |
公式アカウント | |
オープン日 |
2022年7月22日 |
初投稿者 |
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この度、池尻大橋にある「焼鳥KITA(㐂た)」さんを訪問したところ、クオリティが非常に高いハイエンド焼鳥でした。
食べログのスコアは3.39ですが、個人的にはヘタなハイスコア店よりも美味しいと感じました。
焼鳥の技術はもちろん、料理のセンスも良いところが魅力です!
池尻大橋「焼鳥KITA(㐂た)」の魅力とは?
「焼鳥KITA(㐂た)」さんは2022年7月にオープンした焼鳥店です。
ご主人は荻窪の「酉の」さんご出身とのことで、奇遇な縁を感じました。
というのも「酉の」さんは僕が三鷹に住んでいた頃に何度かお伺いしており、上質な焼鳥の魅力を伝えてくれたお店です。
「阿佐ヶ谷バードランド」さんとともに中央線の宝だと感じたものです。
余談となりますが、僕はレビューを書く前の20代半ばに、友人と「バード会」なるグループを組んで定期的に焼鳥店を巡っていました。
15年くらい前の事になるので、焼鳥が進歩し続けていることを感慨深く思います。
これからも進歩しながら裾野を広げていくのが焼鳥でしょうね。
「焼鳥KITA(㐂た)」さんの魅力は、焼鳥と和食を巧みにハイブリッドしているところです。
過去の経験から、洋風もしくは創作和食に寄せるハイエンド焼鳥は魅力的なお店が多いものの、純粋な和食に寄せているお店は微妙なお店が多いと感じています。
お会計が1万円台後半になるのに、同価格帯の会席料理店よりも格段に落ちるケースです。
その点、「焼鳥KITA(㐂た)」さんは和食に寄せながらバランス感覚と味が良い優良店だと感じました。
ただ、一つ、課題も感じました。
メインで使用する鶏は「信州黄金シャモ」で、コースのうち焼鳥は7本+うずらの卵の合計8本。
そして、「王道の筋肉系の部位」はわずか1本。
焼鳥中心のコースを求めて訪問すると少々肩すかしを喰らいます。
これは、おまかせ一本の鮨店に訪問して握りが少ない時と同じ感覚です。
いかにコースが秀逸に組み立てられているお店であっても、焼鳥店は焼鳥店。
消費者は焼鳥を求めて訪問しますし、王道の部位の比較にこそ、他店との違いを感じて楽しむものではないでしょうか?
あくまでも焼鳥の本数を一定数出して、筋肉系部位の火入れと個性の表現で魅せて頂きたい!と感じました。
まだまだこれからのお店ですし、同業の方にも共有頂きたいことなので、敢えて書かせて頂きます。
念のため繰り返し書きますが、満足度は高く、ヘタなハイスコア店よりも美味しいのは間違いないです(焼きが甘く完全に生のお店や、振り塩が強すぎて鶏の味を殺しているお店、焦げを作りまくってスタイリストのようにハサミを握っているお店などに遭遇してきているので)。
「焼鳥KITA(㐂た)」のおまかせコースの詳細
それでは、「焼鳥KITA(㐂た)」さんで頂いた御料理の詳細を紹介します。
コースについては2種類用意されていて、【かすみ鴨】の有無となります。
㐂た おまかせ8,800円
㐂た おまかせ+かすみ鴨炭火焼付き9,900円
お酒については品ぞろえが多く、「酉の」さんの系譜らしい大信州が豊富です。
きっちり燗酒にも対応してくれる点に日本酒愛を感じます。
「焼鳥KITA(㐂た)」のおまかせコースの詳細
久礼カボチャのポタージュ
秋の味覚の盛り込み
焼鳥1:黄金シャモもも肉
焼鳥2:名古屋コーチンのレバー
野菜1:長茄子
焼鳥3:名古屋コーチンのせせり
松茸と丸の椀
焼鳥4:名古屋コーチンのハツ
黄金シャモの手羽カツ
野菜2:銀杏
焼鳥5:黄金シャモの振り袖
胸肉とマコモダケの八幡巻き
焼鳥6:名古屋コーチンの砂肝
口直しの香の物
焼鳥7&8:黄金シャモのモモ肉とかすみ鴨のつくねとうずら
かすみ鴨
鶏そば
水菓子
久礼カボチャのポタージュ
ベースの旨味がしっかりしているスープで、そこにカボチャの甘味が合致する。大信州のリンゴ香と合う方向性。頂いたものは大信州のPB酒で、苦味も旨味もしっかりしたもの。
秋の味覚の盛り込み
ゆで落花生(おおまさり)、レバーチーズタルトのブリュレ、だし巻き玉子、シャモ笹身と柿の砧巻き、みずの実のおひたし、モモ味噌焼と金級蓮根きんぴら、いちじくチーズ白和え、キャラメリゼしたクルミ、熟成干し芋、きつね焼。
最初に口に運んだ【みずの実のおひたし】には上品に鰹出汁を含ませていて、調理のセンスを実感する。
【シャモ笹身と柿の砧巻き】も魅力的な一品。香りも味覚も多様でありながらキッチリ調和する。
焼鳥1:黄金シャモもも肉
名刺代わりの一串目は筋肉質な部位で好感。噛み締めた瞬間に旨味が強い!食感を感じながら柔らかくほどける繊維質も魅力だ。
焼鳥2:名古屋コーチンのレバー
かなりレア仕立てで甘美!臭みは無く、レバーの香りを楽しめる。甘味が強い。2串目でレバーとは面白い構成だ。
野菜1:長茄子
茄子の皮の食感を活かしつつ、中はトロトロで香りと甘味を楽しめる。これは美味い野菜串!鰹節があたかもさきイカのような香りと旨味。
焼鳥3:名古屋コーチンのせせり
せせりのくにゅくにゅした食感を活かす短い切り付けと串打ち。脂と筋肉を共に楽しめる串打ちである。
松茸と丸の椀
まさか信州産の松茸入りとは!新生姜入りの丸、ひゆな。鰹出汁がキリッと効いていて、山椒がピリリ。香りが抜群、これは言わずもがな。つまみとして楽しめる焼鳥屋さんらしい椀に仕上げている。この価格のコースで国産松茸とは驚いた。
焼鳥4:名古屋コーチンのハツ
切りつけは開き。後から力強い旨味と血を思わせる香りが込み上げる。
黄金シャモの手羽カツ
自家製のタルタルソースに土佐酢のジュレを使用かな。美味しい…ただ、鶏自体の味わいを感じるならば焼き鳥がベターだと実感する。純粋に調理法で考えると、手羽先の魅力を伝える手段としては焼きが遥かに上。コースの中で起伏を付けるための選択かもしれないが、個人的には蛇足でしかなかった。
野菜2:銀杏
秋の味覚。
焼鳥5:黄金シャモの振り袖
調味料は柚子胡椒。皮はバリッバリ。脂が強い部位なので皮と身のグラデーションと咀嚼の過程で馴染む柚子胡椒の香りと辛味が良い。
胸肉とマコモダケの八幡巻き
出汁中心で塩気は抑え目。このタイミングで強めない選択は素敵だ。ご主人のセンスを感じる。
焼鳥6:名古屋コーチンの砂肝
焼き込んでいるためシャクシャクした食感で、ジューシィさも損ねない火入れ。軽いスパイス香を感じる。五香粉的な。
口直しの香の物
コリンキーとはお洒落。
焼鳥7&8:黄金シャモのモモ肉とかすみ鴨のつくねとうずら
これは素晴らしい提供方法である。レアに仕上げたうずらの卵とつくねを同時に出す。結果として魅力的な反復運動が生み出される。卵黄や金柑と提供するよりも理にかなう美味しさがあり、焼鳥職人としての矜持も感じる提供方法だ。つくねは玉ねぎ入りで、軽くザクザクした食感がある。
かすみ鴨
プラス1,100円の一皿としては味の構成をもう少し高めて頂きたいと感じた。少なくともタスマニアンマスタードの主張が強すぎる。調味料を足す場合、塩・胡椒を超えているかどうかシビアに自問自答して使う必要だある。
鶏そば
サッポロ一番塩らーめん的な趣を感じる鶏そば。鶏出汁の〆ラーだと六本木の「燃es」さんがベストの座を守っている状況だ。
水菓子
爽やかにフィニッシュ。