無料会員登録/ログイン
閉じる
公式
お店の営業情報は店舗関係者によって公開されています。
気になるお店はこちらで保存ができます
空席確認・ネット予約
閉じる
リクエスト予約希望条件をお店に申し込み、お店からの確定の連絡をもって、予約が成立します。
1 予約の申し込み
ご希望の条件を当サイトよりご入力ください。
2 お店からのメール
ご予約が承れるか、お店からの返信メールが届きます。
3 お店へ来店
予約が確定した場合、そのままお店へお越しください。
電話なら予約できることがあります
閉じる
03-3384-9234
最新の情報は直接店舗へお問い合わせください。
つけそば中ビンセット:素朴な中太ストレート多加水麺!奥歯で噛むとクチリと潰れる明るい弾力!タレに濡れて滑らかなスベリ!
つけそば中びんセット:豚骨で白濁さが染み入るシンプルな醤油系!カエシ低めでコクは増す?これもアリだね!
とまそんのブログ: https://www.ramentabete.com/entry/2022/01/25/000000
とまそんのYouTube: https://youtu.be/qMaTtKs6Ofk
<2022.01> つけそば中びんセット
コロナ第6波ということで、蔓延防止措置の最初の週末。結構どこもお酒の提供を中止しておりますな・・・。なのでここは必ず飲める店ということで、中野大勝軒に突撃してみました。過去第5波までずっとお酒の提供をし続けてきたという不可思議で貴重なお店。きっと今回も!と思ってやってくればやっぱりそうですわー。安堵安堵!。さて・・・こちらの券売機は幾度も見ているつもりでしたが「つけそば中びんセット」ってボタンがあるのね。つけそばと瓶ビールを個別に頼むより100円安いとは知らなんだ!(忘れてた??)。今回はそれを召喚です。
<酒> アサヒスーパードライ!いつもの国民的定番ビール!蔓防の中どこか背徳的な気分で妙に旨いじゃないか!辛口キレ味格別!
マスク着用し飲むタイミングだけズラすということでご容赦を。自宅で慣れ親しんで何の特別感もないスーパードライですが、妙に背徳感があるようで味わい格別!。サービスさお通しも当たり前だけど素直に嬉しい。ここはビールだけでなく日本酒もラインナップされているのに一度も飲んでないので、次回はそれも追加するつもり。今回は週末休日なのに午後からちょっと野暮用あるので残念無念!。ま、気軽で居心地良い雰囲気でしみじみと味わいましたー。
<全体> 以前より軽い濁りでエキス感アップ?やっぱりつけダレ変化?大胆不敵な大衆素朴な感覚!
見慣れたメニューのはずがやっぱり以前と変わってますね。特につけダレ。霞みがかるような濁り方が印象的です。確かに醤油系には違いないが、麺皿を含めて全体的には大胆不敵な大衆感覚。しかし変化は見逃せない。やっぱり時代とともに少しづつ変化でしょうかね。前向きに受け止めます。
<つけダレ> 豚骨で白濁さが染み入るシンプルな醤油系!カエシ低めでコクは増す?これもアリだね!
以前は、円やかであっさりした醤油感覚。そこに豚骨清油がじんわり滲むっていう展開だったっけか。それが少し白濁しているので、汁系のような感覚です。しかし実際に味わってみると、さっぱりした甘辛感は影を潜めるものの、動物感が少しアップしたようなコク深さを感じる!。これはこれで悪くないじゃないかと思うんだが、中野大勝軒というブランド力がないと、令和の今だと微妙かもしれませんね(ちょっと今回は辛口コメント?)。今回も七味唐辛子に変えてみます。やっぱりこの風合いなら似合う味変化だね!。
<麺> 典型的な中太ストレート多加水麺!奥歯で噛むとクチリと潰れる親しみ覚える歯応え!タレに濡れて滑らかなスベリ!
しっかり長めに茹で上げられた感覚。モチモチと柔らかい物腰を生みつつも、明るい引き締まり感が相変わらず!。プツプツスパスパと歯切れるのが心地よく、奥歯で潰すクチリとした感覚の後に染みるのです。そして、つけダレと混じる旨さは、やっぱり何だかんだ言っても伝統すら覚えるかと。目新しい旨さじゃない。しかし、妙にほっこりと感じる味わいです。具材もとてもシンプルなので、タレと麺だけで更にシンプルな味わい。だから飽きさせないのだろうか?。
<チャーシュー> 肩ロースのほぼ材木状なカット!麺に絡めて噛み締めて旨し!赤身に染みる出汁の旨さ!
煮豚でスープ生成にも生かされたのでしょうかね。カッとした赤身の仕上がり。赤身の肉本来の旨さがとても淡白な仕上がりなれど、程よいスープの肉エキス感を逆に吸い込んで行きます。今回は麺と強引に絡ませて食うが、中々相性がいいじゃないか。この肉でまたビールを進ませるというのもナイスかと!。つべこべ言わず、奥歯で噛み締めてじっくりと堪能致しましょう!。
<スープ割> しっかり効いた出汁感が効いた魚介と豚骨!結局全部投入して味わい楽しみ尽くす!
コールすると専用徳利でサーブ。このスープ割りでベースストックが再確認できます。やっぱり、魚介と豚骨のエキスがどっちもしっかり効いた出汁で、そのままに少し塩味を足すだけでもイケそう。コク深さもあるので、全部つけダレに投入しても味がそれほど薄まりません。この辺りはさっぱりとした定番大勝軒の味わいとして楽しませてくれた感覚!。
総じまして「時代と共に味わいも移ろう?令和に伝わる元祖つけそば!」と言う感動!。代が変わってスタフも国際化が進んでますが、これからの日本ってきっとどこでもそうなるのでしょう。そして悪くはないし受け継ぐ味わいを失ったわけでも決してない。頑なに守る味わいに滲む時代と進む変化と両立ですな。ここは大勝軒系としては歴史に残る看板なので、今後も見守らせていただきます。気楽に食える伝統の味わい!中野に来たらやっぱり伝統の大勝軒!激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
オミクロン
戦々恐々
麺活動
背徳麦酒
苦味が沁みる
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
やさいラーメン:いわゆる脱力系の心地よさ!?肩肘張らずに食える楽しさ感じる素朴で長閑な麺顔に和む?
とまそんのブログ: https://www.ramentabete.com/entry/2021/09/15/000000
とまそんのYouTube: https://youtu.be/D-ojrye0NxY
<2021.09> やさいラーメン + アサヒスーパードライ 中瓶
いつの間にか急に蝉が鳴かなくなった、肌寒い雨の休日午後。コロナ禍もあって全くやる気が出ない・・・。1日ゴロゴロと過ごそうかと思ったものの、それも飽きてしまったよ。何か外で脱力的に過ごせないか?そしてついでにラーメンも!。・・・てな流れで、なんとか気怠い身体を引きづってやってきたのが、中野駅南口界隈。先日来たばかりだが、今回もまた中野大勝軒。
<酒> アサヒスーパードライ!やはり外で飲める幸せ!噛み締めるように苦味を楽しむ心地よさ!
なぜそこまでしてやってきたのか?へへへ・・・飲めるからですよココでは。アサヒスーパードライ!やはり外で飲めるってのはいいね!とっても幸せ。何だかビールを噛み締めるように苦味を楽しむ心地よさがいいね!ここは整然としてるわけじゃないけど、木のカウンターだから、落ち着くのかもしれません。自宅でも味わう国民的ビールが、一味も二味も違って感じるこの旨さ!喉越しと辛口のキレも手伝って、ダルダルな気分が痛快に昇華いたしました!。
<全体> 見映えは・・・いわゆる脱力系の心地よさ!?肩肘張らずに食える楽しさ感じる素朴で長閑な麺顔に和む?
今回は久しぶりに汁系を選んでみよう!そして食ったことないメニューを・・・と言う流れで「やさいラーメン」。配膳を受けた麺顔は、おいおい・・・かなり脱力系だね?と感じます。最新の今風なる整いまで期待しませんが、もう少し配慮すれば、ちょっとばかりは男前になりそうな気もするのですが:笑。ま、裏を返せば、いわゆる脱力系の心地よさ!?肩肘張らずに食える楽しさ感じる素朴で長閑な麺顔に和む?ってな風にも感じるわけで、これはこれで良しですかな。その時の心象にもマッチしてるしね。
<スープ> 序盤は魚介先行な優しく甘味のある味わい!中盤以降はじわじわと豚と野菜の旨味が滲むコク深い展開!
最初の一口目は、やっぱり茹で野菜の汁気で薄く感じてしまうから肩透かし感からスタート。食い進めるとゆっくりと旨味を感じ始めます。序盤は魚介先行な優しく甘味のある味わい!。一応、「醤油」と言うスープ分類と判断してますが、シャバい豚骨魚介とも受け取れるフィーリングです。しかし、中盤以降はじわじわと豚と野菜の旨味が滲むコク深い展開!。やっぱり以前よりも、ベースストックの動物感が少しだけ肉厚になってるような印象で、これはこれで良いじゃないか。尻上がりに旨く思えてきたかも。
<麺> 細麺を選択!多加水系のモチモチ歯応えとツルツル滑らかなスベリ!風味よりも出汁の絡む甘味が得意!
汁系だと太麺と細麺を選べるが、やっぱり近年だと細麺が好み。大勝軒らしくない選択かと思えるが、いやいや細麺でも多加水系のモチモチ歯応えとツルツル滑らかなスベリは変わらずです。むしろ出汁との絡みや持ち上げを考えると、汁系の方が上な感じがするので、細麺の方が合ってるイメージ。風味よりも出汁の絡む甘味が得意!。後半は調子に乗りまくって、海苔→野菜→肉と・・・具材と出汁で麺を絡み巻き付けながら味わい尽くしました。
<やさい> ちょっとクタり気味の3種ミックス野菜!スープと麺に絡みやすく後から味わい深くなる
根菜(人参)と葉野菜(キャベツ)を一緒に温めると前者に引きずられて長めのボイルになるでしょうね。キャベツは少しクタり気味。もやしもそんな感覚。だが一番甘味を感じる状態とも思え、またクタると出汁を吸い込むから味わいの状態としては悪くないです。100円増しなら許せる感覚。尚、ラーメン+やさいと言う食券組み合わせだと、50円割高になるのでご注意を。
<チャーシュー> 実は肉が得意!?フカフカな豚肩ロース!出汁を吸い込んでジューシーな展開!なかなかやるね!
実はここで汁系を食らう時は、ほぼチャーシューメンにしてます。実は肉得意なんじゃないかと思う次第で、やっぱり店主不在でチーフに入れ替わっても、肉はしっかり旨いと感じます。フカフカな豚肩ロース!出汁を吸い込んでジューシーな展開!煮豚タイプとしては、なかなか質感高いかと。麺顔からはそう見えないかもですが、どうせならチャーシューメンがオススメでしょう。やさいラーメンとの差額50円ってなことを考えるとね。
<メンマ> コリコリと小気味よい食感で薄味タイプ!質感いいからメンマ増しもオススメ!
・・・と、チャーシューメンを勧めつつも、実は次回はメンマラーメンにしようと思ってる私。チャーシューメンはかなり食ってるしね。そして、やっぱりメンマが得意な店と再認識です。冒頭でビールのアテで出してくれるメンマで、すでに魅了されます。醤油タレと絡めると実に旨い。凛々しくスリムなフォルムで、コリコリと歯切れ良いのがまたいい感じ。メンマ追加は+200円。これも同様で、どうせ追加するなら、つけそばなら「竹の子つけそば」、ラーメンなら「メンマラーメン」にすると差額50円安くなりますのでご参考まで。
総じまして「ノスタルジックで脱力系!肩肘張らないほのぼのほっこり野菜拉麺!」と言う感動。見た目は多少の肩透かし感ありますが、食えばしみじみほのぼの和やかな旨さ!癒される味わいなのかもしれません。つけそば主力なイメージですが、汁系も実は常連では結構人気。通し営業なのも便利。中野でサクッと晩酌&拉麺なら激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
重い雲
初秋に雨の
冷たさよ
和む汁そば
温もり旨し
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
肉入りつけそば:全く流行を気にしない大胆不敵な大衆感覚!とは言え少しつけダレ変化?軽い濁りにエキス感アップ?
とまそんのブログ: https://www.ramentabete.com/entry/2021/08/19/000000
とまそんのYouTube: https://youtu.be/OpWDW9tRi6k
<2021.08> 肉入りつけそば + アサヒスーパードライ 中瓶
もうつべこべ考えずに、券売機一番左上のボタンを押した次第。要するに看板商品に肉増しといった感覚ですが、見慣れたメニューのはずがアレレ?以前と少し違うぞ??。つけダレがこんなに霞みがあったっけ?。いや濁りと言ってもいいかもしれない。醤油系には違いないが、麺皿を含めて全体的には大胆不敵な大衆感覚ですが、つけだれの変化は見逃せないかも。やはり時代とともに少しづつ変化って感じかしらねぇ〜・・・受け止めねば。
<つけダレ> シンプルな豚骨煮出しの醤油系!以前より白濁さが染み入る風合い?カエシ低めでコク増し?
騒ぎ立てるほど変化したわけでもないですが、円やかであっさりした醤油感覚に、豚骨清油が滲むって展開だった記憶。それが少し白濁しているので、汁系のような感覚。汁系だと麺の風合いも滲むので気にならないが・・・つけそばだと白濁さが際立つか?。しかし実際に味わってみると、さっぱりした甘辛感は影を潜めるものの、動物感が少しアップしたようなコク深さを感じるようで・・・これはこれで悪くないじゃないか。以前だったら少し酢を垂らして味変化するところだが、今回は七味唐辛子に変えてみます。うん!この風合いなら確かに似合う味変化!。
<麺> ティピカルな中太ストレート多加水麺!クチリと潰れる慣れ親しんだ安寧歯応え!タレに濡れて滑らかなスベリ!
麺はさすがにいつもの通りの定番なる旨さ。しっかりと長い目に茹で上げられて柔らかい物腰を生みつつも、流水で締めららた明るい引き締まり感が相変わらず旨しです。プツプツと歯切れる明るさは快活で、奥歯で潰すクチリとした感覚の後に染みる、つけダレと混じる旨さは伝統すら覚えるかも。決して目新しい旨さじゃないが、疲れた時には妙にほっこりと感じる味わいです。全体的に具材がとてもシンプルなので、タレと麺だけのシンプルな味わい。それがまた飽きさせないからいいよね!。
<チャーシュー> 肩ロースというより・・・ほぼロースの材木カット!噛み締めて知る赤身に染みる出汁の旨さ!
煮豚タイプでスープ生成にも貢献果たしたあとのような・・・ちょっとスカッとした赤身の仕上がり。肩ロースというより、ほぼロース肉。赤身の肉本来の旨さがとても淡白な仕上がりなれど、程よいスープの肉エキス感を逆に吸い込んで、微妙にジューシーにも感じます。麺とは絡ませ難いけど、この肉でまたビールが進むというもの。奥歯で噛み締めてじっくりと堪能致しましょう!。全体がシンプルなので、ダブル肉増しにすれば良かったと感じてます。
<スープ割> 魚介と豚骨が割としっかり効いた出汁!最後はコク深くまとまる旨さ!
コールすると専用徳利でサーブしてくれたような記憶。今は計量カップに変更です。そして確信するんだが・・・ベースストックがやっぱり白濁さが増したんですね。さて味わいですが、魚介と豚骨のエキスがどっちもしっかり効いた出汁で、そのままに少し味を足すだけでいけそう。そんなコク深さなので、全部つけダレに投入しても味がそれほど薄まらず。いや、さっぱりとした定番大勝軒の味わいとして楽しませてくれました。うん、最後のこの感覚でかなり印象アップかと!。
総じまして「時代に移ろう昭和の味わい!令和版元祖つけそば!」と言う感動!。代が変わって少しづつ変化が加わりつつあるっていう・・・最近のイメージですが、悪くはないし受け継ぐ味わいを失ったわけでもない。頑なに守る味わいに滲む時代と進む変化。両立してるって感覚かしら。大勝軒系としては歴史に残る看板なので、今後も見守りつつ堪能させていただきます。気楽に食える伝統の味わい!中野に来たら伝統の大勝軒はいかが?激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
令和にも
時代を超える
旨さ哉
昭和の風情
染みるつけそば
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
冷やし中華:冷や中苦手な方にオススメ?マイルドな醤油ダレ!酸味がかなり低めで甘味を感じる和み感!
とまそんのブログ:https://www.ramentabete.com/entry/2021/07/29/000000
とまそんのYouTube: https://youtu.be/gRcFYyoJZfQ
<2021.07> 冷やし中華 中盛
大勝軒系列で冷やし中華は珍しいと思うのもあって、初めて見つけた2017年夏からなんだかんだで毎年食ってる一品です。何せ古参中の古参の大勝軒ですから、さぞかし古風?王道風?と思いきやそうでもなし。2017年頃は「冷しそば」と名乗っておりまして、その後毎年少しづつ変化も有るものですから、そこを確かめるのも今では楽しみになっております。
とはいえ毎年今年の夏はすごく暑いといいつつも、前の晩から暑くて熱帯夜。午前中には軽く30度を超える暑さですから、もう冷やし系しか食らう気なかったのですがね:汗。ま、暑ければビールが美味しく感じるのと同様、冷や中も美味しく感じるかと!。気分は前のめり!。
<全体> 今年は一層と大衆感覚からグッとと家庭的な雰囲気に麺顔に近づく?崩れ方も愛嬌!
ここ数年、御店主さんの姿を見かけることも少なく、ほぼアジアンな若手中心のオペレーション。 ぎこちなさなどすっかり感じません。どうも、この店ではやっぱり冷やし中華はマイナーなようで、冷し頼んでるのはオレだけ。つけそばは太麺なので、細麺を流水で締めるプロセスで出てくるタイミングが窺い知れます。10分程度の後に配膳されたのはこんな麺顔!。
おおお!今年の冷やしの麺顔はこう来たか・・・一層と家庭的な雰囲気に感じる。昨年から一気に絵心的なシンメトリーなデザインになったのだが、今年はそれに崩れたような感覚が滲んでいるような?。そう、年々麺顔が崩れてゆくようなイメージなのです。まあ、冷やし中華ってのはそんな感じでいいのかもしれませんが、後段で述べますが、少し残念なポイントもあったりで実は先行きが不安になりそう。タマゴを4等分した飾りも可愛いが多少雑な盛り付けもご愛嬌と言ったところでしょうか。でもチャーシューとメンマの質感は中々で、それだけで気分が盛り上がったりすしますー。
<タレ> 冷や中苦手な方にオススメ?マイルドな醤油ダレ!酸味がかなり低めで甘味を感じる和み感!
でもこの冷や中好きなんだよなぁ。個人的にはタレがいい塩梅で、一言で言えば「マイルド」。一般的に大衆系・町中華系で言うところの単なる「酢醤油」じゃないんです。酸味がかなり抑えめ!いやないのでは?と感じるレベルで甘味主体と言ってもいいかも。そこに醤油が滲むような感覚で、多少の胡麻の香りもいいアクセントになってるような感覚です。そしてその甘味は、馴染み深く味醂じゃなく砂糖ってな感覚。ザラメではないかと妄想!?。その余韻がタレのコクに滲み出て素朴と思わせます。
いつもなら、辛子を存分に溶かしたりするんだが・・・おいおい、いくら何でも辛子が少なすぎないか?。ここは入れすぎ気味でねじり付けて欲しかった。全部溶かしても変化を感じ取れないのです。刺激が少なかったので、せっかくの甘味円やかなタレでしたが酢を足してみましたが、これで一気にフツーの冷やし中華になった感じがするー。
<麺> 汁系のストレート細麺を流水で引き締める!明るいモチモチ風合いに甘めのタレが絡む旨さ!
デフォルトのラーメン用ストレート麺。それが単に冷やされただけですが、実に悪くない!。引き締まりつつもモチモチとこうも明るい感覚も有るようです。今年も中盛!。体感的には250g。オッサンにはちょうどいい満足量です。粗熱とって流水で締めると、ヌチヌチとした密度感を期待したいところだが、案外軽やかでスパスパと千切れる小気味良さ。また明るい弾力感性が失われず、割と好きな完食です。
冒頭はタレに濡れただけですが、早めに浸透を許し、腰つきはしなやかさ。妙にトッピング具材が絡むのです。またどこか旨味油を下味的に絡めたようで、香りと滑りの良さが同時に楽しめるかと!。一気にズボボボボボボボボーーーーっと痛快に啜りきりましょう!。
<トッピング> 昨年と同じ具材展開!?冷えた温野菜に細切り焼豚!いやいや今年は辛子少なめで紅生姜は抜け落ち!?
ここ数年は頻繁に具材の入れ替わりや飾りつけが変わったが、今年は昨年流用と言った感覚。ちなみに簡単に紹介すると、冷や中定番の「きゅうり」「プチトマト」はこの一品のためだけに追加でしょうが、その他野菜(キャベツ・玉ねぎ・もやし・にんじん)はやさいラーメン(つけそば)の具材からの流用。焼豚&メンマ&海苔は言わずもがなです(海苔は刻まれるが)。
しかし残念なのは、今年は紅生姜が省かれたこと。おいおい・・・それは無いぜ。レトロな冷や中を目指すなら、そこは省いて欲しくなかった・・・。別に紅生姜が特別好きなわけじゃないが、辛子が少なすぎたのもあって気分が下がってしまったかもです・・・・。
<味玉にハズレなし!> ほんのり固茹タイプで甘味を感じる出汁が深く浸透!冷えたタレとも相性良い甘めで優しい味わい!
相変わらず、少し甘めで淡麗な醤油タレが深く浸透!。ややハードにボイルな仕上がりで、卵黄は周囲はスカスカ!中はネットリ!ってな状態です。実に熟したかのような濃密な旨さがいいね!。マチュアな旨さがいい感じ!。ただ、1/4カットと言うのは、卵黄が白身からとても外れやすくなるので、案外と食べづらいかと。飾りつけのアイデアで1/4カットなのだろうが・・・それがやや崩れてただけに、意図が十分には伝わり憎いかもしれません。
総じまして「家庭っぽさ感じる風貌に老舗っぽい甘旨味が溶けこむ!王道和やか冷やし中華!」・・・と言う感想!。ともあれ酸っぱいイメージの冷やし中華じゃありませんから、冷や中苦手でもスルスル食えるのは確か!。マイルド味わいと大勝軒らしいボリューム感!そして素朴な味わいがナイス!。JR中野駅近くで通し営業ってのも便利!。この夏、中野に来たら一杯いかが?激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!
燦々と
狂う陽射しの
飯どきは
最早これのみ
冷や中恋し
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
冷やし中華:想像以上にマイルド仕立ての醤油ダレ!酸味がとっても低め!食べやすい冷や中!
とまそんのブログ: https://www.ramentabete.com/entry/2020/08/23/000000
とまそんのYouTube: https://youtu.be/Veyc6gQfTPA
<2020.08> 冷やし中華 中盛 + 味タマゴ
実は、冷やし中華ヲタクとして、毎年食おうと思ってるのがいくつかありまして、個人的にはこれもその一つなのです。理由は、大勝軒系で冷やし系ってあまりイメージがない上に、大勝軒系列の中でも老舗中の老舗ですから、毎年気になる次第。それに毎年微妙にアレンジに変化が見られて、そう言うのも確かめるのも良いかなぁ〜なんて気分。例年と違ってやや遅れたタイミングでようやくゲットいたしました。
<全体> 素朴さなのか大胆な絵心と言うか・・・年々家庭的な麺顔に近づいて行くね
今日も入店すると若いスタフが元気で切り盛り中。すっかりメインオペレーションをこなし切っております。定点観測してきたから、成長に拍手だね。冷やしだと大体待たされることを覚悟してるんだが、テキパキと作業は進み、あれよあれよと配膳を迎えます。単に細麺だから早いのか?それはこんな麺顔でした!。
おおお!今年の冷やしは随分と素朴?大胆な絵心?と言うか・・・一気に家庭っぽく変化してないか??。大体タマゴだらけじゃが、これはデフォルトにタマゴが入ってるのを失念してたから、ダブって追加してしまっただけの過失。そして一点づつ確認するが、やはりどれも中野大勝軒なりの素材感。なのに盛り付け具合でこうも印象が変わるのか!?。タマゴを4等分して、器の外周四方にシンメトリーに配置する可愛い発想もいいね。しかし、冷やし中華なら、具材を中央に向けて山になるように四方から並べるのが、王道の飾り方。そのトップに刻み海苔が、板のりをハサミでいちいちカットしながら自然に撒き散らされる。家庭的な麺顔と最初に感じたが、よく見るとティピカルな麺顔かもしれませんね。
<タレ> 想像以上にマイルド仕立ての醤油ダレ!酸味がとっても低め!いや無いかも!?
タレについては、全体的に昨年と同様で、一言で言えば「マイルド」。一般的に大衆系・町中華系をイメージすると、冷やし中華の醤油ダレは、いわゆる「酢醤油」。甘すっぱさに醤油の風味が足された味わいという感覚で、その酸っぱさにより店の特徴なんてのがあったりする。しかしこのタレは酸味がすごく低いのです。欲しけりゃテーブルセットの酢を入れればいいだけなんだが・・・。
そして意外と知られてないが「中野大勝軒は無化調」。どうも酢は化調をマスキングしてしまうような気がする私なのですが、酸味を抑えたということは、裏返しには自信の表れかと邪推してしまうのです。そして何度もブログで言ってるが特に甘み。それは味醂じゃなく敢えて砂糖。その余韻がタレのコクに滲み出てるのが、素朴と思わせて店のコンセプトともマッチしますね。
いつもなら、辛子を溶かしたり、また紅生姜の刺激でパンチ十分だったんだが・・・今年はどう言うわけか、それでも指摘が足らなく思えてしまったか?。珍しく冷やし中華に「酢を足す」行動をしてみました。後半になって甘味一辺倒だと少し飽きたのかもだが、後入れで酢と言うのもアリですな!。
<麺> 馴染みある汁系のストレート細麺を流用!冷えて締まった風合いに明るいモチモチさも映える!
麺についても昨年通り。通常デフォルトのラーメン用ストレート麺が、冷やされてもモチモチとこうも明るい感覚かと、また驚かされました。今回は中盛とさせてもらいましたが、大勝軒のボリューム感を侮っていたかも。体感的には250gオーバー、300g未満と言った腹回り感覚。ちょうど腹パンと行った状態です。
通常、粗熱とって流水でキューっと締められたら、ヌチヌチとした密度感が出てくるんだけど少し低いような感覚。これが実に千切る閾値でスパスパと切れるイメージに繋がっってるようで小気味よい感覚が生まれます。と同時に明るい弾力感性が失われないから旨いと感じますな。
しなやかさが失われていないから・・・へへへ、妙に絡みに絡むぜ!タレとトッピング具材が!やはり旨味オイルが予め絡められているのだろうか。ズボボボーーーーっとやっと啜れる微妙でございます。
<トッピング> 毎年具材はどこか変化!今年は、水菜から「ヤサイ」!もやしから「キュウリ」!一層素朴な展開へ
この一杯と出会った頃は、「冷やしそば」と呼ばれていた記憶。冷やし中華から少し距離をおいたような味付けと、飾り付けだったように覚えていますが、近年になり冷やし中華と命名。一気にそれになった流れで、トッピングが色々と変遷があります。
①定番のキュウリの千切りは、一旦「水菜」に変更代用させたが、今年は復活。
②それに合わせて、今年はヤサイを新たに追加!冷えたゆでキャベツ・ニンジン・タマネギ
③チャーシューはやや短めで少なめ?メンマ は質感が一気にアップし長さも量もアップ
そんなわけで、今年はメンマが活躍してたって感じです。どうせなら味タマゴじゃなくメンマ追加で良かったと思うほどに。
<味玉にハズレなし!> ちょっぴりハードボイルドで卵黄は濃密!しかも湿ったほくほく感覚でやさし味わい!
味玉追加でタマゴだらけ。味玉がデフォで入ってるのに気付かなかったのは、「記憶忘れ」と「宣伝POP写真でタマゴが隠れてた」ためです。入り口に冷やしの写真が貼ってるんだが・・・玉子がある部分がちょうど看板で隠れてた。でも飾り付けが写真と違う気がするんだが(汗)。きっと店のスタフからは、オレが坂東英二みたいにタマゴ好きおじさんに思われていたに違いありません。
でも間違いでもないか。味玉は好きなので全て飽きずに美味しくいただかせてもらいました。タレとイメージがすごく一致する少し甘めで淡麗な醤油タレが深く浸透し切ってる。少しハードめにボイルされた仕上がりで、感覚的には沸騰10分少々といったところか?。卵黄は周囲はスカスカとしており、中心部は実にネットリとした状態です。それが実に浸透して熟したかのような濃密な旨さに昇華!。まさにマチュアな旨さが今回はたっぷり味わえます。今回はメンマもいいが、やっぱり味玉のプレゼンスは高かったかと!。嗚呼、やっぱり味玉の旨さにハズレはなしって感覚です!。
総じまして「楽しさの表れ?変化を追い求める遊び心!?工夫重なる老舗冷やし中華!」・・・と言う感想!。酸っぱいイメージの冷やし中華じゃありませんので、これはマイルドに楽しめます。それに大勝軒ですからボリュームも満足かと。やはり素朴な味わいが、冷やしになっても全体に染み渡って、心をほっこりとさせる旨さです。JR中野駅近くで通し営業ってのも実に使い勝手がよろしいかと!。中央線使ってるラーメンラバーならもちろん、食ったことあると思うけど、冷やしも激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!
陽は高く
暑さ厳しく
風も止み
選ぶ余地なし
冷や中旨し
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
つけ担々麺:たとえ担々麺になろうとも中野大勝軒って個性は全面にありありだな^_^
とまそんのブログ: https://www.ramentabete.com/entry/2019/10/11/000000
とまそんのYouTube: https://www.youtube.com/watch?v=xI0NnZT5Mgg
<2019.10> つけ担々麺+キリン一番搾り生小瓶
上期追い込みで疲れが溜まっていたのか・・・。体調悪かったのでひたすらに爆睡しました。きっと風邪だったのか?。ユンケルとバファリン1錠を飲むのは、オレ的風邪封じなんですが、何と一気に翌朝回復!(・・・した気でいた)。
早く起きすぎてやることないから、早く開店する近場の店へ。青葉@中野は前日行ったばかりだし、ここは久しぶりに「中華そばみたか」へ足を伸ばそうという流れへ。ところが定休日だったのをすっかり忘れており、代案として「中野大勝軒」へとやってまいりました。ここも、10時30分の開店直後はいつも満席に近い。朝からビールを煽る地元客など、中野では見慣れた光景。運良くすぐに座れた私は、限定メニューで未食である「つけ担々麺」を今回チョイスさせていただきました!。
<酒> キリン一番搾り:飲むと気持ち崩れて笑顔哉・・・ライバルは鈴木亮平!
病み上がりだが飲むよ。でも控えめに今回は小瓶。ちなみに中瓶になるとアサヒスーパードライになるみたい。厨房奥に並んでた瓶の列を見ると。
しかし小瓶ってのがまたいいね!。適度に酒を堪能できて腹が膨れん。一番搾りも体調によっては重く感じることもあるから小瓶で良いかも。
いつものメンマとネギのアテを摘まみながら・・・ゆっくり飲み始める。健康ってやっぱりありがたい。酒が飲めるってありがたいなんてー。
<全体> たとえ担々麺になろうとも中野大勝軒って個性は全面にありありだな^_^
それにしても、中華料理店でなく、ラーメン店として担々麺をだすのがホントに当たり前になりましたね。10年前なんか、それなりに情報不足もあって探すの大変だったんですよ確か・・・。今では汁なし担々麺当たり前。ラーメンのジャンル拡大って本当に早い・・・。そんな妄想を重ねつつ、配膳された麺顔はこんな感じでした。
おおお!これは担々麺の個性より、「中野大勝軒つけそば」の個性の方がはるかに上回る!。唐辛子と辣油が溶けるオレンジ色のスープは、アピールすれど大勝軒つけそば感を決して逸脱しませんね。麺皿がつけそばのまんまだからそれは仕方がないのだが。店の雰囲気、味の伝統、重ねる歴史等保持しながら、令和の新しい試みも攻めの姿勢か!?。
<つけダレ> 非常にいつもの出汁が効いて刺激少なく安寧のマイルドライト感なのだ!
いわゆる昭和の町中華で見られるような、少し懐かしみを覚える担々スープ。そんな感じでしょうか。歳を重ねていくと、新しい物にも貪欲にと思うんだけど、特に体調優れないのもあって、和みの風合いが実に好印象です。
刺激はかなり低い。そしてつけダレらしからぬ穏やかなでサラサラな濃度感で、このままグビグビ飲み干しても問題無いレベル。むしろスープ割すると淡くなるので避けたいと思うほどです。これで完成形。辣油基調で微妙に唐辛子も溶けていますが、痺れ皆無で挽肉と絡むと、庶民的レトロ担々麺って感じです。初めて食うのに懐かしいー。
ベースの出汁が灰褐色の軽い濁り。黒ごま白ごまが溶けたようなコクがあるが、これも実はあっさり系。芝麻醤と騒ぐほどではありません。それよりやはり王道の、醤油つけだれに似た柔らかさを感じますねー。実に安寧のマイルド感!そして食べ易く親しみ覚えるライト感ですよ!。
<麺> やはり大勝軒!と思わせる!引き締まるモッチリ感と風味の馴染み!多加水中太ストレート麺!
やはり麺が旨いよ中野は。丸長本店@荻窪も同じようなイメージなんだが、こっちは捩れも少なく、実はすっきりストレートっぽくて美しさすら感じるかも。バリカタ対応もしてくれますので、麺自体の風合いと旨味には、自信ありって感じです。ひょっとしたら、いい塩が有ればそれだけで半分くらい食えるかも。モッチリと緩やかな物腰は、いつもの通りなれど流水で引き締まった部分が、これから始まるグルテンと唾液による糖化をイメージさせるね。
水切り完璧。冷えすぎず粗熱除去はしっかりめ。プツリプツリと前歯で噛み締めて、最後の瞬間「プリン!」と感じる断末魔がいい感じー。後はつけダレ諸共啜り上げるが、タレの浸透感より濡れただけって感覚ですが、元から少し貼りつきある地肌感でしたから、タレの抜けも少なく程よくキープで、担々つけダレにマッチします。
後はもうプリプリモチモチシコシコって感じで奥歯で潰しながら旨さを堪能。中太麺ながら啜り上げで暴れにくいので、慣れてからはいつものズボボボボボーーーーーって啜るパワーで一気一気に完食です。後客のクセに最初に店を出てゆくせわしなさ哉。
<具材> 中野大勝軒お勝手流担々!挽肉はライトで、いつものモヤシ・メンマも拒絶感なく馴染むイメージ!
いつもの野菜ラーメン・野菜つけそばと同じ感覚。そこに挽肉が加わっておりそれも別に、豆板醤・甜麺醤・味噌・辣油・唐辛子で炒めまくった・・・と言う代物ではありません。ただ、担々つけダレとはよく馴染む。全体的にはバランスよい挽肉で、結局これを全て救い上げて食い尽くしたい!残せない旨さ!なわけで、汁を飲み干すのだわ!。最後の逃げ回ってた挽肉を一網打尽にして食い尽くすのが担々麺の礼儀ってものかもしれません。
総じまして「お勝手流の遊び心!大勝軒風和やか担々つけそば!」と言う感想。結局、これ食って少し興奮してしまい、また体温が上がってしまったかも。病み上がりなら、少しでも優しい麺類の饂飩食っとけって話でしょうが、またしてもラヲタ魂でやらかしてしまいました。備えに、残りを使い切ったバファリンと、ユンケルを買い足して家路へとつきました。やっぱり、王道大勝軒中野旨し!オススメ!。そんな今後の応援と期待を続けながら、とっとと最後に詠って、いつものように閉めたいと思います!。
風邪治り
身体浮つく
雨の街
いつもの店で
馴染むつけそば
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!
PS ・・・そしてこの日の午後3時あたりからインフルエンザの地獄をみます(泣)。駆け込んだ病院内では、今シーズン2人目!。「初投稿者」を逃した気分と似ている(嘘です)。
老舗大勝軒もアレンジ冷やし中華を提供開始!
とまそんのブログ: https://www.ramentabete.com/entry/2019/06/02/134609
とまそんのYouTube: https://www.youtube.com/watch?v=FR8lG-02HRE
<2019.05> 冷し中華
歴史と伝統の「中野大勝軒」へとやって参りました。久しぶりに定番の「つけそば」でも食うかって感じでね(実は安いからという気持ちもあり)。そんな「つけそば」食う気マンマンな状態だったのに・・・店先に「冷し中華」の宣伝POPを見つける。その0.01秒の瞬間に、気が付いたら「冷し中華」に心移りしておりました。何か妙な感覚・・・。まるで射程2m以内にキングクリムゾンが居たような違和感。
<全体&タレ> 今年はより一層マイルド仕立ての醤油ダレ!酸味がとっても低め!
おおお!今年の冷やしは・・・随分と洒落っ気を感じるじゃありませんか!。一点一点盛り付けトッピングや、麺とタレなどを確認しますが、やはりどれも中野大勝軒なりの素材感。なのに盛り付け具合でこうも印象が変わるのか!?。特に味玉を縦に4等分して、器の外周四方にシンメトリーに配置するなど、発想がカワイイじゃないか!。色気付いた大勝軒と言えば怒られるか・・・。しかし朴訥とした部分もあります。例えば刻み海苔。これ雑多なように見えますが、実は完成直前に、板のりをハサミでいちいちカットしながら自然に撒き散らすという手法です。無骨なようで真面目!そして誠実すら思うかも。だって、刻み海苔買ってきてパラパラパラ・・・で済ませる店フツーにあるやん。なのにこの手間です。そこが実に大好き!
そんな盛り付けの印象変化もあって、タレについても多少例年とは少し違うところも感じたりします。一言で言えば「マイルド」。今年はずっとマイルドになったよ。一般的に大衆系・町中華系をイメージすると、冷やし中華の醤油ダレは、甘すっぱさに醤油の風味という感覚。ところがこのタレは酸味がすごく低い。酸味が欲しければ、テーブルセットの酢を入れればいいだけだが、多分そこが主張なんでしょう。意外と知られてないが「中野大勝軒は無化調」。元の酢とか醤油など素材にまで遡って無化調を証明するのはキツいと思うが、酢は化調をマスキングしてしまうような気がしませんか。なので酸味を抑えたということは、裏返しには自信の表れかと邪推してしまうオレなのです。
特に甘み。それは味醂じゃねぇな・・・敢えて砂糖。その余韻がタレのコクに滲み出てるのが、素朴と思わせて店のコンセプトともマッチしますね。チャーシューのタレにも実は似た味構成があって、それとダブルで甘コクを感じさせる・・・・・そんな冷し中華なのです。
<麺> 汁系のストレート細麺をそのまま流用!冷しで締めても明るいモチモチさ変わらず!
麺については新たな発見はありませんでした。むしろ通常デフォルトのラーメン用ストレート麺が、冷やされてもモチモチとこうも明るい感覚かと驚かされました。通常、粗熱とって流水でキューっと締められたら、ヌチヌチとした密度感が出てくるんだけど、それが笑うほどに低い。別にディスっているわけでなく、明るい弾力感性が失われない方がすごいと思うんだけど!。
しなやかさが失われていないから・・・うっひょう〜〜〜絡みに絡むぜタレとトッピング具材が!やはり旨味オイルが予め絡められているのだろうか。ズボボボーーーーっとやっと啜れる微妙な粘りバランス感だったりします。
<トッピング> ここは老舗大勝軒?プチトマトと水菜だけで全く別店舗な風貌イメージ!
何がこんなにも印象が変わったのか。あまりもだったので一昨年の稚ブログ記事と比べてみました。違いは3つ。
①定番のキュウリの千切りを、水菜に変更代用させた
②味玉のカット・・・以前は2当分
③チャーシューをホールから千切りにした
たったこれだけでした。①と③の要素で「冷しそば」から「冷し中華」と呼び名も変えた。②の工夫で「フツー冷や中」から「洒落た冷や中」に変えた。トッピングの配置って改めて重要なんだなと思い知りました。こういうところも分かっていても、メニュー名称も変えてきたところはさすがと言ったところか!
総じまして「らしくないところ、らしいところ、二面性楽しい老舗大勝軒冷や中」・・・と言う素直な感想。老舗大勝軒なら、味を守ってさえいれば良いと思う事勿れ。いろいろ工夫と好奇心が尽きないところが素晴らしいかと!。昭和は「安・質・量」で魅了した大勝軒は、令和でそれに胡坐をかいていないんですね。ちょっと教訓かも。ちょっと襟を正したところで、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!
宵の口
暑さ和らぎ
風緩く
夏が始まる
気分は冷や中
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
疲れた時はシンプルな大勝軒汁そばがいい!
<2018.01> ラーメン・太麺+日本酒(國盛)
正直言って、新しい店とか注目店を求めるのも疲れる夜もあるさ。いくら憂さ晴らしとは言っても、気分的に乗らない夜もあるわけで、そんな感じで今回は「中野大勝軒」へとやって参りました。しみじみと、静かに飲みたい・・・そして、程よいクラシカルなラーメンがあればいい。使い古された白木のカウンターが、妙に恋しくなるものだわ。しみじみとしたいラーメン活動ならココです。マイペースでゆったりと過ごすならココです。王道の大勝軒と言えばココ「中野大勝軒」です。
<いつもの感じで冷酒旨し!>
もう少し升に漏らしてくれー・・と毎回思うのだけど、升にグラスの酒ってのは、どうも嬉しくさせてくれます。アテにメンマ盛りも付いてくる。「國盛」という愛知の酒らしい。スタバでラテのトールサイズとそう変わらん値段ですが、酒とおっさんのため息だけで、疲れがふわふわとラテの泡のように軽くなり、霧散してゆくようですー。
<疲れた時はシンプルな大勝軒汁そばがいい!>
バックオーダーを抱えていたらしく、少しばかり待たされたものの、冷酒を飲み切ろうとしたかしないタイミングで配膳が完了します。シンプルなれど、結構その日の状況で麺顔の印象が変わるんです。毎回思うがほのぼのとさせてくれる面構えがいい。レトロさありありながらも、近年丼を新しくしたので「大勝軒」文字がローマ字の筆記体になってます。
無化調だったっけ?・・レトロな雰囲気ありありなんですが、スープはとても優しく、世間一般の東池袋系のイメージとは、少しばかりライトです。煮干しの風味といってもニボ感なくて、甘い香りが心を和らげる。また動物系もしみじみと優しく広がり、個人的には豚肉エキスの浸透がほのぼのと思えます。カエシにしても尖らず、塩気を探して見たら甘さとかち合うという味風景でしょうか。優しい上にシンプルな味がいいなー。
また今回はチャーシューがアタリでした!。これで590円か!?と思うほどに大きく且つ肉厚なロース肉。醤油ダレの浸透も薄く、スープを十分に吸い込ませてから食うと、酒がまた欲しくなります。メンマも細くて長いタイプで、淡くコリコリと歯ごたえを感じさせてくれる。薄味で素材感がまたいい。ごまラー油を垂らして食うとすごく美味いと思う。
麺がまた「王道」です。多加水系のストレート中太麺は、もちもち感そのもの。密度感も低くて、汁を微妙に吸い込んだかどうだか・・・・で全体的に濡れた表情が綺麗です。風味よりも、咀嚼時の汁とのマッチングが勝負という感じです。うまし!。日本酒が軽く回ったのもあって、舌と歯ごたえ感が敏感になってしまいましたかー。
総じまして、「特別でない特別な何かがある大勝軒!?」と言う極めて個人的な考え方で締めくくりますが、ごめんちゃい。大いなる王道の味わい。毎日でも食える感覚がとても王道です。こらからもよろしくと心の中で申し上げつつ・・・いきなり詠って締めます!。
疲れては
先々思い
また疲れ
ふらり立寄る
王道の味
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
吸い寄せられて中野大勝軒・・・いつものパターン
<2017.09> ラーメン 細麺 カタメ
相当疲れたとある日。また、いつもの様に性懲りも無くやって来たのが「中野大勝軒」です。選ぶの邪魔臭いので、いつもの通り、ラーメン。今回は、店主さんが余裕を持ってオーダー受けから配膳まで担当してくれて、いつもよりビシッと決まった感じがします。決して他のスタフさんを軽んじているわけではないのだけど、余裕ってのを感じてしまうのはオレだけなんでしょうか。細麺・カタメをしっかりと頂いた気がいたします。
<定番なる魚介の仄かさー(´ω`) 実に飽きない>
大勝軒で汁系なら一番落ち着くのは、「中野系」かもしれません。年齢を重ねるごとにそんな気になります。とにかく普通っぽいのに、どこかしら大勝軒ニュアンスを醸し出すところが、にくいのです。決して流行りではありません。ジャンキーな味にハマっている方なら少し躊躇してしまう味わい。レトロと言うには早いと思えますが、今年で65周年なんですねー。
豚骨と豚肉の煮出し、そして鶏ガラ系がしみじみしている中、魚介の甘みがひたひたっと浸透している。ニボの苦味が一切排除しているのに、煮干しがほのかに甘みとして生きていると思えます。魚介系とくくりきれないほど、柔らかい魚介の落ち着きと申せましょう。最近流行の「淡麗系」な味わいとは区別してよいでしょうか・・・。とっても優しい味わいです。
醤油だれは、いたって存在をアピールしません。塩気もそれい続いた感じ。塩気を追い求めると、旨味の味にたどり着いてしまう。むしろ醤油の個性より、薬味のネギ甘み&苦味の方を感じてしまうかもです。実は今回は、珍しく、醤油と一味を少し加えました。とっても疲れていたので、もう少し味わいが欲しかったものでして・・・、人の体調次第で、随分と味わいの印象も変わるのだと、改めて感じました。
<久しぶりにちゃんとカタメの細麺を食った気がするー>
最近、よく修行中のお弟子さんとのやりとりが多かったのですが、カタメがちゃんと通じているのか、いつも不安が少しあったわけです。しかし、今回は、「細麺でカタメ」をちゃんと口頭で店主さんが確認してくれたので、すごく安心して待つことができました。仕事ってのは、どんだけITや働き方が変わっても、基本的には、直接的な報連相の重要性に勝るものはありません。
ああ、この店で久しぶりにちゃんとカタメの細麺を食った気がするー・・・個人的な見解だけど。麺のグルテンの風味も歯で千切るたびに感じます。ねり水の個性も含みますが、それでこそラーメン。汁を微妙に吸い込んだところも、大衆系の旨さの極意という感じです。また、太麺では感じなかったが、細麺だとボリューム感が増して感じるのはなぜでしょう。細麺の方が、体感的に多く感じる麺量が不思議。180g前後はあったんでしょうか・・・・。これで590円はナイスなコスパです。再認識!
<メンマもしっかり多めで嬉しいではないか!>
東京に来てから、メンマと酒が合うことを悟ったかも。麺もそうだけど、メンマも590円の一杯と思えばかなり質感が高くて、ボリュームも多いです。繊維質もきめ細かくて、サクサクコリコリっと前歯でちぎり、奥歯で潰すのが大変楽しいー。薄味なタレの浸透は、日本酒の余韻を壊さなくていい感じ。
一方、今回のチャーシューは、一般的なレベルだという感じ・・・。過去のレビューを遡ると、肉のボリュームが少しづつ寂しくなって来てるのか?と疑ってしまいましたが、他意はありません(・・・今回はちょっと固かったかな)。
総じまして、「飽きずに食える大衆の最高峰?のひとつ!?」と言う感想でして、最後に迷いが生じて言い切れませんでしたが、オレは好きですよ間違いなくね。徐々に値上がりを避けられない飲食業。私の大好きな「鳥貴族」ですら一斉値上げでそれが象徴するような飲食業の厳しい経営環境。そんな中、500円代を死守してくれてる一杯は、見事としか言いようがないですよ。間違いなく、今後も食い続けていくと思うので、よろしくです。たまには、以前のように神のような肉を乗せてねーってなワガママを伝えつつ、もうそろそろ夜遅いので、とっとといつもの通り、詠ってもう寝ますー!。
クタクタな
期末追い込み
汗だくで
癒しのラーメン
さらに汗呼ぶ
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
名物つけそばと、街中華冷や中のダブルオマージュなる一杯!
<2017.07> 冷しそば
最近になって私自身が「冷やし中華」に的をしぼったために、事前準備の情報が薄くなる傾向に陥りつつあります。だから、現地でネット検索をかけるという行動に出ることが増えてきたのですが、それも万策尽きた・・・・。というか、そろそろ夏とは言え暖かいラーメンを食いたいと思うのが本音の。今回このタイミングで中野で晩飯を食うにあたり、またいつもの通り「中華食堂 一番館」と言うのも最近癒着めいてきたかな・・・。なので、襟を正すつもりで今回は「中野大勝軒」で王道のつけそばを食らって、最近の行動を見直そうかと思って突撃訪問してみました。
ところが、店内に入ると目立たない場所に「冷しそば」なーーんてPOPが張り出してあるじゃないですか!。見栄えはまさしく、王道の冷やし中華。大勝軒では冷やし中華のイメージがまだまだ低いため、これは今「出会い」感じるしかないでしょ!。大勝軒で「冷し」を出すところもちょこちょこあるけど、本流とは思えないのが実情。ところが、こんな源流的な中野大勝軒で、「冷やし中華的」なものを出すとは、「まさか!」って感じです。私自身本来は、温かいものを食べるつもりだったのにもかかわらず。ですが、やっぱり意地と探究心でこれを食ってしまいました。ところがこれが非常にナイスだったわけです。
<トッピングがあまり冷や中らしくなくてそこがいい!メンマが久々に嬉しい!>
まず最初の麺顔が、ちょっといつもと違うようで定番のようで嬉しい。冷やし中華とくればいつもの三兄弟が影を潜める。キュウリだけは定番の冷やしトッピングですよ。あとはプチトマトが冷やしっぽい演出ですが、そのほかは、いつものラーメンとか、つけそばのイメージトッピングです。そんな中、何と言っても「メンマ」と「味玉」が嬉しい。
特にメンマは、冷やし中華では覗かれるパターンが殆どで、冷やし中華でメンマが食えるのが本当に嬉しくて感動ー。しかも中野大勝軒は、実はメンマがオーソドックスながらも美味いのだ!。昔ながらのタイプなのだけど、あっさり系の出汁が深く浸かった感じがいいし、コリコリ感覚と繊維質の細やかさがとても調和しています。このタイプのメンマだと日本酒と合わせたい気分。今回だけは、麺と合わせて一緒に食うことなく、単独で味わい尽くしましたー。また味玉がいいわー、まるまる一つ入っていて。定価850円ですが、味玉代込みなら十分に頷けます。こちらもメンマ同様にあっさりつけだれが深く浸透しているので、白身すらあっさりと薫るよう。卵黄に至っては、「ジェルとゲルを両方併せ持つ・・・ゆるい芋羊羹状態」につけだれが染み込んでうまし!です。
そしてチャーシュー。一枚タイプです。これでいいと思う!。冷やし中華のトッピング要諦は、細切りである必要はないと思いますー。それはそれでいいし大いに認めるのだけど、「ありのままの冷やし中華」って感覚が、この一杯には見え隠れしてしまいます。
<ありそうでない!酸っぱくないナチュラルな甘味溢れる出汁が堪らん!!>
タレがちょっと個人的には衝撃的でした。「酸っぱくない」冷やし中華のたれ!ナチュラルな出汁の甘みと糖の充実感がすごいのです。口にするまでは、いつもの冷やし中華のたれ味わいでスタンバイしていたのに、いざ味わうと拍子抜け以上。ベースの鶏豚出汁と魚介のスープは流用していると思うのだけど、甘みは味醂かな・・・。色気すら感じる甘みです。
ごまの助けは一切ないのが潔しです。ここの部分にタレの矜持を感じます。と言うのは、このスッキリした透明感ある醤油琥珀の色合いとくれば・・・・名物「つけそば」の色合いに符合しませんか?。しかし一方で、テーブルセットにあるお酢を、追加投入してみましょう。すると定番の冷やし中華のニュアンスが彷彿する感じがします。この「名物つけそば」感覚と、「定番冷やし中華」感覚が交差するところが、感じ取れるので、この一杯にはあるのが素晴らしと思えるのです!。一方で、備えられた和がらしがあまり風味なかったのはありましたが、それは些細なことです。
<汁系でよく食ってるストレート細麺が妙に風味と味わいが増すね!>
細麺が異様にうまかった・・・。「中野大勝軒」で細麺がうまいとは、あまり印象に結びつかないのが一般的では?。私は、名物つけそばではなく、汁系のラーメンでこの店にハマったクチなのですが、細麺もなかなかいいなといつも思っていました。ところが、冷し系でデビューすれば、一気に性能発揮ですよ。
風味はまず格段に上がるし、もちもち感覚も引き締まってちょっと艶かしき感覚。縦伸びする伸びやかさと、揃った美しさも持ち合わせて、改めて見直しました。前歯でのクツクツした歯切れから、一転してすすった時のライトな滑り。もとより毛細管現象と思われるたれの持ち上げがいい感じで、褐色に染まった感じが実に美味そう。いやー・・・これは大盛りにしておくべきだったかと思うが、そうなると総額で、英世一枚に近くから悩ましい・・・。
総じまして、「名物つけそばと、街中華冷や中のダブルオマージュなる一杯!」という感じで、伝統と創造も感じたりするのは、オーバーな反応かしらん。いやー・・・最初は、冷やし中華を食い続ける意地だけだったのですが、これは実際にうまかった。新しいところがあるようで内容で、古臭いようで思いつかなかったようで、それでいて定番の一杯と言うプレゼンスだけはきっちりと収まりを見せている。なんとも重厚な幸せ感に包まれる一杯でした。たかがラーメンで大げさであると言われてもそう思ったー。モヤモヤした一日だったけど、心にストンと落ちる美味いもんを食うと、本当に気が軽くなる・・・ああ、いい一日のエンディング。やっと、忙しさから解放されて素直になれた気がしました。そんな無垢な心にて、詠ってそろそろ寝るとしますー。
しみじみと
冷しの甘味
染み入りて
クールダウンの
落ち着く冷や中
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
結局ここが一番落ち着くのかもしれない
<2017.03> ラーメン 太麺
中野駅のホームを降りると、もう自然に体が南口改札に向かい、右に折れた横断歩道へと足が動く。ええい、もう「中野大勝軒」へ行くしかないだろうと、また結局今回も来てしまった。とにかく・・・昼間の虚無な会議にむなしい結果に終わって、頭の中が飽和崩壊しておったわけです。いつもより早い時間のいつもの店。この日は、ほぼ満席で店内待ちを覚悟していたところで、丁度空いた席に滑り込んで座ります。もう何も考えたくないので、いつもの通り、「ラーメン」とさせていただきました。「太麺にしますか?」と問われて、また細麺と選ぶのも面倒だったので、はいとそのまま答えてしまう。それにしても、そんなに邪魔くさく面倒くさくとも、腹が減るし、ラーメンだけは外さないというところは、もはやラヲタを超えて、ラーメン求道者という感じですな・・・・。しかも、この店この一杯は、これ以上語るところもないほど、語りつくしているというのに・・・・。
いつもよりちょっと緊張感がある雰囲気だったのは、満席だったからかと思ったが、今回はご店主がちゃんとおられたからだ。やはり店主が厨房に入ると空気が引き締まるといったことでしょう。なので、シンプルなラーメンであろうと、いつもより凛々しい麺顔を期待してしまうが、それがこんな感じで運ばれてきます。おお!チャーシューがなんともシンボリックな麺顔です。
こちらのチャーシューは毎回いろいろと印象が変わるのだけど、ロース肉ってそれほど個性的なんだっけ?と思うくらい。今回はチャーシューと言うよりハム!。S・スタローンが雪道の中を運んでくるお歳暮のような雰囲気の肉ですな。しかし誤解なきよう!ラーメン用のチャーシューですから。あまりにもキレイに整い過ぎた形状と、切り口鮮やかすぎるのでそう見えてしまいますが。これほど美しいと、つけそば用に刻むのは勿体ない。一枚でぺろっと頂きたい。見た目より分厚めのスライスで、前歯でパフッと食んで千切れますが、奥歯歯ごたえがスポンジを絞るようにニジニジとした感覚。そして薄味。スープにダイブさせてしばらく放置し、後でサルベージして再び味わいますが、淡い醤油スープを含んで丁度良い塩梅になります。以前、チャーシューメンを食ったことあるが、もう少し無骨であったような記憶。それと比べると、なぜか今回の味と食感は上品と感じてしまいます。
やはりここではデフォルトの太麺でいただくのがバランスよいようです。前回訪問時のバリカタ指定は、やはり大勝軒らしくなかった一面もあったかも。おおらかな腰つきで、モチモチと食わせてちゅるんと啜りこめるのが、やはりイメージ通りに当てはまって旨い。そして汁を吸い込んだあとのグルテンの味わいもバランスよいね。やはり王道。
醤油系の鶏豚魚介。そう言い切るとどれでも当てはまるので正解な表現ではないですね。豚の出汁がすっきりしていて、それでいて魚介はしつこくないほどに溶け込みと甘味を感じる。野菜の煮出しも含まれているのか、ナチュラルな甘さも好き。微妙に調味料が分からない程度に入っているのだろうなと思いきや、無化調らしい。そんな意外性も興味をそそりますー。
総じまして、「もはや我が家的大勝軒」という感じでして、適当に放置されてもくつろげる。隣客の密接度も気にならないのだから、私もよくここまで通いつづけたものだと驚いております。これからも何度も来ると思います。業務疲れて何も考えたくない腹ペコ状態は、これからも続くと思いますので。また安らぎをいただきに参ります。という食ってようやく心の平穏を取り戻したところで詠います!。
身を削り
頭使って
気を張って
〆るひととき
いつもの一杯
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
ちょっぴり冒険したいならオススメ!のノスタルジーつけそば!
<2017.03> つけそば 中盛 バリカタ
さて今回の訪問は、「バリカタ」を注文したいだけで訪問です、はっきり言って。先月は味噌系にハマっておりまして、ここで「みそつけそば」を頂いていた時に、偶然遭遇した常連さんの食べ方を、どうしても真似したくてねー。モチモチ!!!な弾力がウリの老舗大勝軒の太麺を、わざわざバリカタで食うというアンチテーゼを実行せんと欲っします。今回はちょっとだけボリュームアップで中盛(+80g)。もう年度末で忙しくてランチはコンビニおにぎりしか食っとりませんでして、一日の終わりにガッツリと食いたかったという流れですわー。嗚呼しんどい・・・・。
麺:「これアリ!いつものモチモチ太麺が一気にクッシリ!ハード麺に様変わり!」
最近は店主ではなく、スタフ君たちが店を切り持っている機会が増えたね。かなり言葉も流暢になったし、違和感感じないほどです。すごいなー・・・と思えど、「バリカタ」が最初伝えきれなくて少しだけあたふたしてました。やっぱり、このつけそばでバリカタは意外な設定なのでしょうか。まあ無事にオーダーが通ったので、あとはウキウキしながらカウンターで待つのみですが、バリカタの茹で時間がなんとも興味深い。先客のオーダー2名ほど飛ばして私が先に配膳です!。
まあ、茹で時間が短いからでしょうと単純に思っていたのですが、私がその「バリカタ太麺」をワシワシと食べていても、厨房内では、一向にそれが茹で上がる気配がない。「いつまで茹でとるねん!」と心の中で心配している途中、私が後半の三分の一にかかろうとしたところで、デフォルト茹で上がり完了という感じです。感覚的には、バリカタの2倍くらい茹でてない???と思えるほどでして、裏を返せばこのバリカタはどれだけ短いねん!ということになる。
で、私のバリカタつけそばはというと、これが見栄えは全然いつもと同じでして、なんだか肩透かしーな気分が最初でした。でもまあええわー・・とタレにつけて食すると「クシクシ!クッシクシ!!」感覚がたまらんのでして、大勝軒の新しい扉を開けたような感動です。芯が通っているというより、ナチュラルに中心部が詰まっているような感覚。表面と中心部の区分は明確にはなくて、見事な歯ごたえのグラデーションを感じさせます。そして・・・風味を感じる。こういうのは大勝軒ではあまりないかと、個人的自分勝手流な解釈でごめんちゃい。前歯が刺さる感じがする歯ごたえに、奥歯ではプレスすると微妙に横づれして潰れる。そんな感覚。
しかし、やっぱり大勝軒の麺だなと思えるのは、表面の貼り付き感覚。ペタペタとどうも舌とかうち頬に貼りつくかのようなイメージがして、そこにつけだれのフィット感が生まれるという寸法は、相変わらずです。通常よりも汁の吸い込み感覚が少ないけどね。つけそばと、酒を合わせるとしたら、こっちの方が良いかも。理由より直感というか仮説。日本酒も頼むべきだった・・・。
タレ:「確かにバリカタとは相性に影響ありやねー、ちょっと淡くてちょっとオイリー」
ラーメンってバランスが大切だと思う。スープと麺の濃さ、そしてそのボリューム、魚介と動物のエキス、薬味の甘辛などなど。そういう観点からすると、バリカタにして、少々全体バランスが崩れてしまったかな。それがまた良いという解釈もあろうけど、それは常連のようにデフォルトを食べ尽くした方だけに許された表現かと。この店の初バリカタ体験者としては、偉そうに語れないね。
モチモチでしなやかで柔らかい麺だからこそ、淡白でレトロな清い醤油つけだれがよく似合う。よく絡む。よく吸い込む。この感覚が、バリカタでは少し効かない感覚がしてなりません。なので、まろやかと思っているつけだれの味わいがキャッチ仕切れないもどかしさ・・・それが少しある。裏を返せば、その分は麺の風合いが増して感じてるはずだろと言われそうですが。
そんな、どっちもつかずな気分でズルズルとすすり食ってたのですが、今回に限って言えば、少しだけオイリーな風合い。ちょっと量を変えたのかなと推察しますが、酢と一味唐辛子を少し足してリカバリー。酢は天才。酸味どころか甘味を深める仕事ぶりはすごい。私も酢のような男になりたい。
具:「埋没しきって殺風景だが、ゴリゴリメンマがクッシリ太麺と合う!」
今回も、完全埋没じゃな・・・具たちは。デフォルトのつけそばに、具のアピールを期待してはいけません。今の時代感覚で評価してはいけない気もするが。メンマと短冊切りチャーシューが底に沈んでおります。海苔に至っては完全に飾り程度の存在感ですが(笑)。
ただ一点だけ発見したことがあるとしたら、メンマとバリカタ太麺とのコラボ。妙に歯ごたえの硬さが似ていて、しかし微妙な潰れ込みの差がある。これを一緒に食って感じとれる刹那が楽しい。表現仕切れません・・・フェチ過ぎてごめんちゃい。所詮私はそういうフェチな男です。
総じまして、「ちょっぴり冒険したいならオススメ!のノスタルジーつけそば!」と言うそのまま何のひねりもない感想でごめんちゃい。今回の麺のバリカタは、いいところもあり、バランス崩れなところもありで、色々勉強になりました。何千杯食ってもまだまだ色々と発見することもある。もっと簡単に書くつもりが、少し興奮が過ぎて乱れて間延びしたレビューになりましたがご容赦を。ともあれ、薄っぺらく形から入って学ぶこともあるわけだ。「真似る」は、「学ぶ」の語源だとも言いますしね。春は学習意欲に溢れるシーズンなので、何か新しい学びを始めようかな・・・、いやそれよりもゆっくりと寝たいか(笑)。疲れとウキウキ気分が交錯
しながら、最後に率直に詠います!
春雨に
期末追込み
疲れ果て
アゴも疲れて
バリカタ旨し
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
王道外しで味噌を狙ったレアメニュー
<2017.02> みそつけそば
本来食うつもりでないものだから、あーどうだかーってな下げモードでカウンターで待つ私。しばらくすると、なんとその後客が私の隣に座った(他に席がたくさんあるでしょぉーーWHY?)。そのお方、バリカタ!と短く告げて「つけそば」食券をさしだすのが、とてもさっぱりした江戸っ子風で、とても恰好よかった。サバサバした関東人と、ねちっこい関西人が並んでつけそばを食らう、夜の中野大勝軒。一体なぜこんな展開になったのか。もし時計の針を巻き戻すことができれば、もう一度、私が中野駅に降り立つところから、人生やり直したい(もっと先だろ、ずーっとずーーと)。
つけダレ:「赤い豆味噌が色濃い熟成度!塩気と酸味の濃厚さ!プラス280円の付加価値」
先に先客の「バリカタつけそば」が運ばれて、そろそろかなーっと思ってから5分が経過したころに、私の「みそつけそば」が配膳。その麺顔の風景より、先客のつけそばが「どれだけ度合のバリカタやねん」ということの方が気になって仕方がありません。それはともあれ・・・・なんとか自分の「みそつけそば」に集中。つけだれの器というより丼そのもので、麺皿は薄いけど水切りが完璧なので垂れません。冷静になってつけだれを見つめると、かなりに赤味噌っぷりに気づかされます。先日食った赤味噌らーめん以上に赤い色合い。味噌の濃ゆさがとても気になる。慌ててレンゲですする・・・・と言いたいところだが、レンゲくれへんので冒頭からいきなりつけだれ丼にクチを直付けでいただく。
うおおーー味噌が濃ゆい(当たり前!)。しかし塩っぱくない。ギリでそのまま飲み干せる程度の濃厚さですが、ぴっちりとした味噌感覚と言えます。塩気は確かに濃い。でも味噌の醸造感に支えられた塩気なので尖りがまるでなく、野菜を美味しくいただける味噌ドレッシング程度の濃ゆさという感じ。しかも酸味もそれと双璧をなすくらいに、しっかりとしている。味噌らしい酸味がすばらしい。いかにもしっかりした豆味噌というずっしり感がありまして、みそつけそばの選択は決して悪くなかったと後追いで感じ始めます。味噌自体の粒子感はまったくなく、完全にすり潰されたようなマイルドで舌に絡む。見栄え以上にシルキー。
唐辛子も淡く響きますが、野菜・・・特にキャベツの甘みが味噌の濃い味わいによく調和し、また汁気を滲ませてマイルドにしたてる感覚がいいね。軽くゴマが投入されているのも決して悪くない。海苔は完璧に飾りだ、味噌に負けている。だけど淡く風味は残す感じであっという間に駆け抜ける風合いです。
麺:「もはや説明いらず!極太伸びやかでストレート多加水麺! 高い反発力がナイス!」
つけだれに麺を投入する。もう見栄えは完璧に汁系の「みそラーメン」そのものです。もうこの麺は語る必要もないほど語ってきて、しかも多くの大勝軒の典型になったものですね。多加水系のモチモチとした明るい弾力。地肌はきめ細かくても貼りつくようなペタリ感。汁には絡みやすくて、薄味の醤油味でもつけだれを確実にキャッチする安定度。ぶよぶよでなく適度な引き締まりもあって、前歯でプツプツ刻むのが楽しく思えてなりません。
本当は大盛りにしたかったのだが、合計価格にビビって負けた。それにしても気になる・・・・隣客のバリカタ。この太麺のバリカタは一度後学のために試したい。次回は、バリカタに決定。
スープ割:「旨し!みそラーメン復活を熱望〜〜^_^」
コールを告げると、柄杓から直接そそがれるスタイル。私が告げるとオレもオレもとコールが続きます(食うスピードが速いから、また先客を追い越した)。しかし悔しいことに・・・スープ割が旨かった。なぜ悔しいかというと、本当は「みそラーメン」が食いたかったから。濃ゆいタレがただ薄まっただけでなく、「仕上がり」感がきっちりと成立しております。これを最初に出してくれと思えてならない。
具:「野菜の甘みが特に際立つ!肉はもっとくれ〜〜^_^」
モヤシ、キャベツ、ニンジンが暖かく迎えてくれます。しかし、もう少し興奮が欲しかったかも。くどいようだがこのお店で850円なら、大盛りでありたかったかと思ってしまいました。そしてチャーシューはいつもの通り。具は570円のつけそばと全く同じ。みそつけそばは、プレミアム感を出して少し多めというサービス精神を期待してしまう。嗚呼なんてセコイ考えだ・・・・所詮私はそういう男。
総じまして、「侮れない濃密赤味噌!汁系メニュー定着化熱望をリマインド!」と言う感じでしょうか。ともあれ、意図せず食った一杯でありましたが、それなり以上の満足感。やっぱり伝統に培われた中野大勝軒の実力度といったところか。何食っても旨いというシンプルかつ力強い展開力がさすがです。そういえば以前、大勝軒の「野菜つけそば」にハマって連食した日々もあったっけ。そろそろ今回の味噌麺への執着も終わらないと先に進めなくなってきたかも。冬もそろそろゆっくりとフェードアウトしそうだしね。如月が終わるのをキリにしてみようかしら・・・・。などと考えつつ、行く季節を惜しみながら詠います!
時早し
三寒四温
始まりて
季節変わり目
最後か味噌麺
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
いつでもホッコリさせる味わい! ライトで優しい大勝軒!
<2017.01> ラーメン・細麺
訪問時、ちょうど半分くらい埋まっていて、寂しくもなく、鬱陶しくもない客入り具合。中にはおばちゃん一人客もおられたりして、お疲れさんモードで汁系を食しておられました。それに刺激されてか、中野大勝軒では「つけそば」食うべし何ですが、汁系のラーメンとさせてもらいました。しかも今回は「細麺」。この店の券売機のボタンは、少し惑わす配置なのです。ボタンのポールポジションと言えば、大抵「左上端」なのですが、『真ん中の列ちょい上』がこの店のポール。そこに元祖の「つけそば」がある。そして、ラーメンは、券売機のボタンの中で、『縦横ど真ん中』にある。今でも時々迷い探すことがあります。
汁:「煮干の甘さと豚骨ライトな煮出しが拮抗バランス!しかもレトロで落ち着く味わい!」
ここのラーメンは、たまに神がかったような大衆拉麺の美しさを感じる時があるのですが、最近そういうのない。今回は、いつもの感じの面してまして、でもそういうのもまた悪くない。和むという感じです。もう少し、薬味のネギを入れてくれと正直思うけど、一方でメンマがサイズと太さと質感が揃ってて旨そう。いつもの通り、ミニ座布団のような海苔も愛嬌です。
それほとビビッと訴える味わいではない、いつもの煮干と豚骨煮出しの味わい。芳醇な訳でもないのだが、ちょうどいい塩梅という和のバランスを感じるような出来栄えです。醤油ラーメンと言う感じもしないし、煮干そばというパンチもない。豚骨魚介というまたおま感覚とも違い、またそれよりかなり薄い。それでも、「つけそば」のつけダレよりは、魚介が効いた感じは、確かにあります。でも魚介一辺倒になることないところが、豚骨の清い煮出しで補強されたという感じでしょうか。表現がバタついていますが、要するに「魚介と豚骨のエキスが拮抗」しているという感じかなと・・・・。
良いところは、カエシが主張しないところでしょうか。「つけそば」に見られるような、微かな一味のエッジングもない。甘い汁ではないけれど、甘さとカエシも、絶妙なバランス感覚あると思います。そして何より、高級感がないところがいい!(笑)。
麺:「つけそば名店で、敢えて何故かこ汁系細麺が好み!」
今回は、細麺。時々、太麺でカタメと言うことがあるんだけど、微妙な感じなので、汁系なら細麺で通すことが多いかも。今回はいい感じで美味しくいただけました。決して芯があるわけでもないのだけど、密度感がある感じが残っていたし、また柔らかいけど張りがあるような「しなやかさ」もいい感じでコシあるなーっと感じ入った次第です。
バクバクと汁を吸い込むタイプでもないのだけど、スープとの絡みは良い方なので、グルテンとスープエキスの融合がとてもうまい。奥歯で噛むことがいつもより多い目で食したかもしれません。
具:「スカッとした肩ロース!コリクニュ〜感触のメンマ!気を衒わない安心感」
肉は、全体的にスカスカっとしたタイプで、むしろスープに完全に浸して吸わせる「スポンジ食い」で堪能しました。脂が少しさしたところで崩れるのですが、赤身で肉繊維の詰まったところは、奥歯でプレスしながら肉の味わいを感じ取ります。そのほかの部分は、解れるほどの柔らかさで、甘みを堪能。つけダレの薄味がナイスでした。
メンマはうまいね。こりゃ今度は「メンマラーメン」にしようかしらん。繊維質も揃っていて、歯ごたえもよく、日本酒のアテでも相当いける感じ。これまで通っていながら、今更新たに旨さを知りました。
総じまして、「いつでもホッコリさせる味わい! ライトで優しい大勝軒!」と言う感じでして、やっぱり中野で迷うと、やっぱりここに来てしまいます。おそらく、中央線乗って会社勤めしているうちは、ずっと食い続けると思う。嫌なことも嬉しいことも、あったらここで食いますよーこれからもー。何でもかんでも進化や変革ってうるさい世の中ですが、こういった「守り抜く」味わいが恋しくなるのは、変わることに疲れたからなのでしょうか。何となくそう思う・・・。だから余計に心に沁みる旨さだったのかもしれません。という感傷的な気分ではありますが、最後に詠います!
お仕事は
変化を求めて
突き進み
晩飯拉麺
不変の一杯
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
これは・・・ラーメン文化遺産に勝手に認定したい!
<2016.07> ラーメン・細麺
【スッキリと安定した豚骨と魚介の煮出汁!時折変化する塩気が楽しみ】
最近ここでこれを頼むと、少し麺顔が荒れ気味だったんだけど、今回は原点回帰じゃないか。ここ数回の中ではすごく整っています。やはりエースが作るとこうなるのね。いつものパーツが並んでいるだけでも、質感が随分違います。
無化調という触れ込みなれど、そういう崇高さを感じさせないところが笑います。実に食べ慣れた清湯系の醤油スープで、じわっとする豚骨の旨味と、強く荒節を煮出した魚介のエキス感の感覚は、50対50。普通にうまし!まさに今回求めていたもの!。
今回は、少しカエシが多めに出た感じかな? それともタバコ吸う暇も無かったから、舌ベロの感じ方が鋭くなっているだけかも? はたまたメンマの汁が少し多めに滲んだだけか? それ以上は思考を停止してしずしずと食い続けるのみです。後半テーブルセットにある、フライドガーリックを少し投入し、香ばしく仕上げながらグイグイと食い進めるギアをシフトアップしました。
【今日はナイスな細麺の茹で上げでありました!】
おお!麺が最近のこの店の体験では、最高にうまいぞ!ちゃんとリクエストを聞いてるやん! 細麺のカタメがよく反映されております。さすがはエース! 芯があるわけではない。だけど、全体的にクッシリと感じさせて風味もチョイと感じさせる。そう高級でなくとも、こういう感じは麺料理では大事だと思う。
写真では分かりにくいが、前半の麺地肌は、黄色味がかった漆喰のようになめらかでした。多少捩れても直ぐに解れて、スルスルとした滑り心地を演出。後半には徐々にスープを吸い込んで、噛むと仄かにでんぷんのうまさを感じさせてくれます。また、小腹が張ればいい程度の思いだったけど、割としっかりとした麺量。コスパも光ります。
【見た目よりかなり淡白な肉とタレの味】
肉は毎回イメージの違う部位が当たるので、不満があったり無かったり。不満の時は大抵レビューに載せない。神か!と思うような大ぶりでご立派なバラ肉が当たる場合もあれば、固めのロースが当たる場合もある。今回はおみくじで例えるなら小吉ですかな。噛み締めてうまし!そんなロース肉が実に薄味で、妙にうまいぞ。この程度で良いのかもしれない・・・最近のラーメンには美味すぎるチャーシューが出まくりかも。
メンマは、サイズといい、太さといい、量もいい。そこそこ深い色合いをしているが、塩っぱくない。くにゃりとした部分と、コリッとした部位がいいバランス。これを食うとつい冷酒が欲しくなる。
総じまして、「何か小腹に入れたい気軽さが嬉しいこの一杯」と言う感じでしょうか? 中野駅前で、570円で、この質感とボリュームなら文句あるか。しかも通し営業。近年、少しづつ消費税アップに押されてか値段アップしてるけど、まだまだ競争力あるね。引退したら、ここ通いつめるかも(気がはやい)。さてこれからお見舞いである。ハシャギ過ぎない晩飯にぴったりでありました。ということで・・・なので詠います!
雲重く
梅雨の寒暖
いつもの麺
エアコン冷えの
身体を温め
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
<2016.05> つけそば中盛+日本酒(純米酒真野鶴)
【ライトな豚骨出汁とクリアな醤油ダレ!一味と魚介のバックアップがさすが!】
ほとんど語り尽くした感のあるつけダレですが、何度訪問して食ってみても、ああこの味!という思い出したような安心感を与えてくれます。程よい豚骨の煮出しがナイスで、嫌味やエグミが一切感じられないライトな動物感覚。そこに落ち着きはらった煮干しと節の味わいがベースとして引かれていて、見事にライト系の一体感があります。穏やかな醤油ダレがまたクセがない。クセがないけどクセになる旨さ。ほのかな一味のニュンスが味わいのエッジを柔らかくキメに入っていて・・・定番なる偉大さを感じます。
薬味は、「フライドガーリック」や「辛揚げ玉」が備わっていて、好みで投入。今回はライトなニュアンスでそのまま楽しみたかったし、冷酒にその薬味が合うとは思えず遠慮しましたが、ややコッテリ系のメニューもありますので、そういう方は試してみるのもおすすめかも。割とわかりやすい旨さの広がりを感じますね。
【多加水ストレート中太麺はまさに教科書の雰囲気!】
これまたほとんど語り尽くした麺ですが、何度訪問して食ってみても、ああこの味!という思い出したような安心感を与えてくれます。中盛は+70円で+80g追加されます。大盛でも良かったのですが、大型連休中に毎日相当食い過ぎて胃袋がやや疲れ気味。まだ引きづっている感じがあるので、今回は中盛。
粉の風合いとか、芯を感じるパツパツさとかそういうものとは一切無縁。すばらしきオーディナリーというべき「多加水中太麺のもちもちさ」を十分に味わいましょう。喉越しも楽しめる太さは、胃袋へ落ちる寸前にシルエットも感じさせてくれるはず。また咀嚼においても、デンプンの甘みを後半に楽しませてくれまして、ライトな醤油ダレとの相性も抜群です。薬味のネギが引っかかってザクリとしたならば、フレッシュな味わいも混ざり一層食欲を刺激しますし、全く飽きが来ない旨さです。
【必要最低限のようで最大公約数のような具材!スープ割がうますぎる~】
またまたほとんど語り尽くした具材ですが、何度訪問して食ってみても、ああこの味!という思い出したような安心感を与えてくれます。これこそ特筆すべきところがないのですが(笑)、なぜか憎めない。いや、落ち着く。メンマもクラシックと思える半分クニャリとしたコリコリ感で、薄味がまたタレには絶妙。短冊切りのチャーシューもクラシカルな仕上げで、タレを吸い込んでから滲み出る旨味がまた格別。日本酒のアテには最高で、麺⇨肉⇨酒⇨麺⇨肉⇨酒・・・と無限のループを辿ると思っていると、酒が尽きる。
スープ割りは、口頭で頼むと、スタフが柄杓座席まで持ってきて、直に器に注ぐスタイル。最近こういうスタイルをあまり見なくなったね。今回は酔ったためか・・・いつもよりスープ割りがうまし! ラーメンのそれに近いはずなんですが、それよりはうまいぞ!と言ったら語弊があるか叱られる。やはり煮干し系のスープは大勝軒の本領発揮といったところかも。
【日本酒:純米酒真野鶴】
なかなかキレのある純米酒で不思議な感覚の酒です。吟醸のようにスルスル飲めるしシャープさありながら、さらっとした芳醇な香りもします。甘みのうまさも得意とする純米の中でも「辛口感覚」をしっかり感じさせてくれる! 定番のつけそばにもよく合うし、ある意味これで360円はミラクルかもしれません。枡&グラスで雰囲気もボリューム感もナイス!
総じまして、「定番の安心さ、酒の確かさ、価格の安さ、三拍子揃う大衆ハイクラス!」と言う感覚でぴったり英世一枚!お釣りなしと言うところも何だか気持ちよく感じられるナイスな組み合わせです!これはまた癖になりそう(笑)。これから暑くなると通う頻度が上がるかもですし、まだ呑んでない冷酒も試したいし。こう言う休日を過ごすためなら、平日必死こいて頑張れるかも!とても気分が良くて、帰りの中央線の黄色い電車の中で座りながら、知らぬ間に舟をこいてしまいました。ということで心地よいうちにとっとと終わるために詠います!
休日の
肩肘はらぬ
和み哉
昼酒あおって
ほっと一息
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
<2015.09> ラーメン・太麺・カタメ
【新しさが無いところが、飽きが来なくて引き寄せるスープ】
さて意表をついたものの、やはりその麺顔は想定通りの大衆系100%です。まさに汁そば〜。昔ながらの優しい野菜と豚のエキスを薄っすらと滲ませた醤油感。食べ慣れているのもを差っ引いても、見た目でレトロっぽい味わいが予想できそうです。半濁りのスープ透明度がまた、優しさを余計に感じさせる見栄え。全く肩肘張らずに安堵を覚えるスープ感。
実際に味わい出すと、いつもながらの「優しさ100%」の豚骨のエキス感。髄のエキスが余計といわんばかりに、その穏やかな動物感で、すーっと心に染み入ります。そして、カエシがきつくない。むしろ控えめとも思える醤油感で、エッジングを効かせるというより、味の後ろ盾となった感覚でじわじわ広がる感覚がいいね〜。まったくもって角が丸いし、余計な意識をさせない醤油感です。ところどころ、チャーシューに近い部分は、醤油の濃さを感じますが、そんな程度で全体的に優しくレトロなスープ感。おそらく、野菜の旨味が見えないけれども豊富に溶け込んでいると思われます。
一言でなら「ライトでレトロな醤油感」なんだけど・・・、今更ながら気づくのが「無化調スープ」とのこと。いや〜てっきり、この価格の低さから、多少分からない程度に滲ませているんだろうなと、勝手な推測が先走ったのは失敬です。それなら余計に評価が上がるというものですよ!レトロレトロとばかり思っていたら、定番なテクニックが隠されていて、むしろ斬新かつ飽きがこない理由がわかって、胸中スッキリ!
【今回は、しっかりした多加水ストレート太麺のグルテンを受け止める!カタメ・チューニングがナイス!】
「ラーメン・・・麺カタメで」と店員さんに告げたとき、「カタメ」のタイミングで氷を床にこぼされたようで、雑音でコール後半が通ったか心配。その後、すぐに確かめリマインドをしたけれども、ようやくもって満足のいく「カタメ」を食することができました。
多加水がモチモチっと弾力を発揮する手前で、さらっと先に湯上げ。前歯で切断すると、しっかりと淡い芯らしきものが視認できます。イメージとしては、カタメの中心部分は密度感があり、モツモツっとした切れ込みが印象的。その瞬間にかすかに麺の風合いが伝わってきて、大衆系汁系としては、安さもあってか心地よい粉感が広がって嬉しい次第。やっと、イメージ通りのグルテンの風合いに出会えた!この店で!と思える瞬間です。わりと薄っすらスープなんだけど、しっかりと汁を吸い込んだ麺の美しきこと。見栄えの整理よりも、旨味を吸い込んだオーラ感の方が上回るね。
【具はコスト対応努力を映し出すか?それとも以前が神対応だったのか?】
以前は、豚バラのやや大振りが二枚綺麗に並んでいたのだが・・・・、今回は、短冊切りであまり意識されずぱぱっと盛り付けられた感じ。いや、これはこれで全く良いのだけど、同じメニューで同じように食った過去の一杯の麺顔がとても綺麗だったので、過去イメージをどうしても引きずってしまうのだよな〜。スカスカっとしたロース肉は、部分的に醤油ダレのボイルにより深く浸透していて、その部分がこの一杯の中で、一番香ばしさと柔らかさを知るところでしょう。肉繊維のカスっとした部分が、深くスープを吸収するため、とても食べやすく、これなら日本酒とでも合わせたい仕上がり具合です。
また、メンマは東京中華そばの王道中の王道ってな感じで、あまりコメントするところがないものの、スープを吸い込んで、メンマ自身も嬉しく復活したような生き生き感がたまりませんな。
総じまして、「うだうだ評論すれども、何時も窮地を救ってくれるナイスコスパな一杯!」には、違いありませぬ。 見栄えがどうのこうの申しておりますが、このロケーション、この味わい、この価格、そして無化調と言う努力ぶりに、大変感謝しているのは確か! また月末に寄らせてもらうズルい私です。ま、愛情の裏返しと言うことで。なので詠います!
腹減って
懐さみし
月末に
決まって浮かぶ
中野のつけそば
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
<2015.06> ラーメン・太麺
【スープ:確かに優しい醤油と豚エキス感、野菜の優しさ??】
あっさり系の中でも、しっかりとした動物系の旨味が煮出されているのが大好きなポイントなんですが、妙に今回は、よりあっさりと感じるのだわ〜。なぜか知らん。
<言い換えれば野菜出汁感じるような優しいライト感と言える?>
愛情があるだけに、ボヤけたというのは、あまり使いたくないし、それ程でもなくちゃんと旨いです。しかし、ライト感と言うよりボディをあまり感じなかったと言うのが、今回に限っての本音と言ったところから? 何か入れ忘れたような感覚を受けるのですが、気のせいか。そこそこ此処では同じものを食っているので、それなりに好きなのですが。
それでも、麺を平らげた後は、つけそばのライトなスープ割りを思わせる風合いはあったかな。ライトな感覚にはじんわりとエキスも感じるし、野菜の汁に近いレベル感覚。いつもの優しいカエシ感覚も影が薄かったかもだっのが、少し後に引きずる。
【麺:持ち味の緩いモチモチ感??】
これは、残念。やはり「カタメ」が欲しい夜でありました。デフォルトのモチモチ感。いや・・・・、これは明らかに「柔らかめ」ですよ。全てが真逆だったため、個人感覚では凹むわな。でも気分を前向きに変えよう。
<太麺でも、滑らかさ絶妙なのです>
潰しの低い多加水太麺であるからこそ、味わえる風景があるとしたら、滑り感覚の滑らかさにつきます。自在に纏わりつくようなフィット感覚がいいね。口当たりが特に良い! 太麺なのにチュルリンとはね返すから、スープの雫がシャツを襲います。噛むというより、夏のおうどんのように、張り付くような喉越しを楽しむべしですな。
【具:確かに薄味で優しい味わいである・・・】
まあ、全体的には下げモードではありましたので、具は適当に食って味わいました。肉も基本的には薄味だったけど、意外にスカスカっと解けるほどではではなかった気がする。メンマも一部ガリッとした部分が混じってしまい、食ったからには文句は言えぬ。これも、過去映像と比較すると、少し考えさせられる。
総じまして、「ライト系も暑さであえて夏バージョン?」のような今回の一杯。どことなくスッキリしないのは、私の体調が優れなかったからなのか・・・。なんだか、ウサ晴らしが半端で終わったような気分でもあり。これはやはり、また来てブレかどうかを確かめたくなったな・・・・。でも、520円ということで、多くを求めてはいけない気持ちもいたしますし・・・。これでヘソを曲げるようなことはありませんので、あしからず。また確実に食います。全く同じものをね。なので詠います!
やるせなく
いつもの汁そば
たどり着く
財布と胃袋
優しさは残る(あえて字余り)
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
<2015.04> チャーシューメン・細麺
【スープ:極めつけの和む懐古調の醤油味に、今夜はチャーシューエキスが滲むのだ】
それにしても、細い女の子だなどちらも・・・ひょっとしてフードファイターだったりしたら笑うのに。などと妄想をしていたところに配膳が完了。細麺だから異様に早いのです。しかしその麺顔からは、その細麺がちっとも見受けられない。埋め尽くすのはチャーシューばかり。スープは、かろうじて刺さったレンゲの隙間から覗く程度に見て取れます。すごいね、今回は一面ブラウンだ。そんなブラウンのスープは、前回も味わった通りのニュアンス。と言いたいが、少し感じが違うのかもしれない。
昔から食ってると錯覚しそうな穏やかで優しい「豚の煮出し」と「醤油のライトさ」、そこにチャーシューダレの甘味がじんわり〜!
やはり『良い意味』で薄い醤油感覚が和みを覚えるほどに嬉しいし優しい。色合いは濃ゆいのに、その繊細さは薄口醤油のような出汁感を覚えるのに塩気は薄い。むしろ、動物感からくる甘味がさらりと広がり、椎茸かと思わせるような調味料の巧妙さが老練とも思える仕上がり感覚。オヤジの心の奥深くにある柔らかいところを鷲掴み。しかし、今回はこれだけではなかったような気がします。
チャーシューのつけダレの甘味?肉自体の脂の甘味?そんなのがお釣りが来た程度に淡くほのかにプラス
単にいつもより少しだけ甘いだけじゃろ!と突っ込みをいただきましょう、そこはあえて!女の子に挟まれて単にハイテンションなだけじゃろ!なんて。しかし、その時の私は、相対的にはqラヲタ仕事モードだったのは確か。絶対的には、ラーメン変態。
【麺:細麺で、噂通りの柔らかさのデフォルトを確かめながらすする】
そんなラーメン変態な私は、滑舌が悪いのか・・・「細麺で、麺カタメ」と伝えたはずが、明らかにカタメが伝わってなかった。ここからは細麺でデフォルトの柔らかさをお伝えいたします。
カタメ好きでも残念がることなし!むしろ本領発揮なスパスパした切れ味とクチクチとした潰れが「やむごとなし」。
大衆懐古系な一杯なれど、デフォルトの柔らかさはむしろ「高貴」と思えたのは、やはり私は変態。いやねー、熱ダレでなく、ちゃんとした柔らかい麺とお伝えし直したい。アルデンテを超えた感覚は明らかにある中で、通り過ぎた感覚は一切なし。麺も加水豊富ながらも、しっかりグルテンの風味を伝えます。滑りも地肌の光沢が示すように、ツルツルと口当たりよく滑ります。その分、喉越しのシルエット感は低いけど。
【具:もはや肉しか見えない!しかもハード肉!歯で食いちぎるオレはワイルドだろぅ〜・・・古!】
前回のラーメンのときは、バラ肉主体でありましたが、今回はロース肉主体。脂身が少なめで歯でしっかりと噛み込んで味わいを滲み出して食うタイプです。決して、箸で割って細かくしてから口に運ぶというお上品な食べ方は無理。しかし、本来の肉的な感じがこの方があって、昔ながらといより、本質的と思えるハード系なお肉です。味わいは少し甘めなタレという感覚で、切り口からも十分に染み込んでいるという感覚。なので、チャーシュータレがが存分にスープに染み込んでしまう。厚みは少しばらつきあるものの、しっかりと最新スマホ程度の厚みがある。偶然端っこの部位が当たったところは、iPhone6 2台重ねた程度の厚みがあって嬉しかったりする。
またメンマも少し多めな気がする。肉と同じ色していたので、最初はきずかなかったけど。短い材木タイプや、分厚い短冊タイプやら・・・ちょうどその中間に当たるイメージ。なかなか味の染み込み深いけど、味わいとしてはあっさり。これならメンマラーメンにして埋もれていみたいきもするが、やはりビールと一緒にやりたいタイプかも。
総じまして、「優しさとハードさが満載の王道懐古系」なる一杯。そのまま、見たままのまとめ方でごめんちゃい。もう少しでゴールデンウィークで、ワクワク気分も高まる時期ですが、何だか忙しい割にはフラストレーションが高まる一週間でした。やはり、こう言うタイミングは弾けたい一方で、安らぎも求めたいし一体自分が何したいか、何食いたいかでも決まらず。何だかな〜〜と思ってた気持ちを救ってくれたことは、ありがたし!これで少しは落ち着いたわ。なので詠います!
疲れつつ
イライラ募る
こんな日は
お安くハードに
肉食い発散!
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
<2015.04> ラーメン・細麺・カタメ
【スープ:ライト系の割に、しっかりとした動物系の旨味が煮出された感覚がナイス!】
何と言ってもここでは元祖「つけそば」が有名ですから、あのライト感覚の醤油ダレがイメージ先行します。ライトな汁系もいいじゃない!という感覚で待ち受けるその一杯でしたが、見てからちょっとづつイメージが変化していきます。白地の丼の淵には、魚介やらガラ系の欠片がわずかに張り付く上に、それほどライトすぎるということはない、昔ながらのオーディナリーな醤油ブラウン。表層にはくっきりと動物系の脂の輪が浮かび、香味油の香りも豊か。味わい出すとまた更に見直しが入ります。
おお!軽い煮干し感はさておき、意外にしっかりとした動物系の煮出汁!コク深くキレすら覚える懐古系!
ライトで昆布や鰹同様、煮干しの軽い甘味が広がりますが、ボディー感がしっかりしており、野菜に煮出汁と共に豚骨の甘味や鶏ガラのサラッとしたコクが十分に感じられるのが素晴らし!520円という価格も薄味っぽいのかもと勝手な想像をさせます。ですが意に反して実に豊かな旨味が溢れています。醤油のカエシも丸く、風味としてより味として感じる醤油感も中々いい感じ。全体的にはやはり昔ながらの中華そばっぽい雰囲気に包まれますが、決して安っぽくなく、誰もが愛する優しい味わいに仕上がっている感じがいいね~。
【麺:マイナーと思われた細麺が、予想を上回って旨しなのだ!!!】
こちらもやはり元祖「つけそば」のイメージが強く、多加水のモチモチ系の極太を連想してしまいますが、天邪鬼な性格からか今回は細麺。並盛りでも200gというマイベストな麺量です。カタさの調整は、上はバリカタまであり、これは大変興味をそそられますが、初トライなのでカタメでよしとしておきましょう。ただ、やはりこちらも想像とはかなり変わった印象を受けた次第。
実にしっかりしたクシクシとした歯ごたえ!アルデンテ峠を少し超えたあたりの「しなやか」×「カタさ」のバランスがナイス!
勝手にクチリと淡泊に潰れる柔麺の少し締まった感じだと思い込んでいたけれど、誠にしっかりとした密度感も漂う感じ。そして、つけそば用の麺とは全く別物のキャラ設定です。基本的にはストレート麺ですが、ところどころ捩れている程度。表面はツルツルしているおでスベりの加減もよく、抵抗感低くスルスルと胃袋に入っていく感じがいい。なので200gが重いとは全然思えず、ナチュラルな腹八分目というボリューム感でしたな・・・。スープとのバランスもよく、適度に汁を吸いこんだ後半になっても、しなやかさが多少増すけれども、コシの落ち着き感は変わらず。グルテンの風味とスープの味わいがよくマッチします。いかん、これではいくらでも食えそうに思えてしまうではないか!ダイエット計画が、夏の水着シーズンに間に合わなくなってしまう。
【具:この価格で実に質のこもった誠実感じるデカ厚Wチャーシュー!】
カップ麺に入っているパーツかと思えるほどかわいい正方形サイズの海苔1枚。それ以外は、チャーシューとメンマのみで、薬味もなしてというシンプルな構成。それでも、全く口寂しくなくむしろそのプレゼンスの高さに驚いたわ!
破格のデガ厚チャーシュー2枚!ハードな歯ごたえと懐かしい醤油タレ味で、背筋が伸びる味わいぶり!
520円のチャーシューと侮ってはなりませぬ。むしろ感動ものです。iPhone 6 程度の厚さあるデカ豚ばら肉が、とても馴染みある醤油ダレに浸った感があり、中華そばって言う感じがよくします。しかも、その肉質と脂質の配合バランスも良く、適度のハードな歯ごたえがあって、まさに食べごたえというものを感じる。肉の本質的な食べ方を再認識したような感覚を覚えます。これだけでも大満足であります。
加えてメンマも何気に良いね~。関西オリジンな私からすると、いかにも関東らしい醤油味付けが効いた熟成ぶりですが、このやや大き目のサイズ感覚と、コリコリとした快感覚える歯応え、そして本数も気前よく、値ごろ感がとても高い一品。これだけで、日本酒をやりたいと思えるけど、どうやらそんな常連さんがおられるらしく、日本酒一升瓶がずらりと並んでいるではないか・・・。やはりここは、オヤジパラダイス。
総じまして、「味わいは勿論、価格もタイムスリップな極上大衆麺!」と言うそのままのコメントでごめんちゃい! しかし、正直言って少しこの店での汁系を舐めていたが、相当に私の好みのツボに入りましたわ!!! こりゃ当分、中野は飽きないわな〜^_^。 間違いなくまた来るつもり。この最近は、ドツボにハマったような凹み気分でありましたが、一気に気分は上々! なので詠います!
間が悪く
帰り間際に
仕事くる
ヘタレて辿る
懐古の一杯
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
<2015.03> つけそば・大盛り
【店:明る過ぎない方が妙に馴染む、そこそこのくたびれ感がちょうど良い】
相変わらず夜だと地味な店構えですね〜。白い暖簾が誇らしげに見えるので、地味ではなく質素と言うべきかもしれません。くぐると目に入るのは長めのカウンター。すでに両端に渋い常連オーラを垂れ流している先客が2名。まるでこの店の狛犬のようであります。しかも、麺を食っておらず瓶ビールでメンマを胃袋へと流し込んでいます。店内は、新しくないけど古臭すぎもしない、中途半端なレトロ感。昭和と言うより、くたびれた平成と言う感じで、いい意味で居心地がよろしい! 私は、古い平成サラリーマンですからね〜、こう言うの馴染むのよ。「つけそば大盛り」のボタンがあるのに、わざわざ、「つけそば」と「大盛り」の食券の2枚を手渡す。天邪鬼の度合いがいかにも小物ぶりを露呈してますね・・・。
【つけダレ:レトロな醤油スープ感覚!節と鶏ガラ、そして豚骨の淡い出汁がナイス!】
つけダレが、麺と同様サイズの丼。カウンターに麺と縦に並べることはできません。なのでいつものつけめん系より、ゆったりとしたつけダレ感。ライト系のスープが白地の器でよりライト強調に映ります。その分、つけダレの中の具材は泳ぐような余裕もありなむ。レンゲないので、そのまま丼にクチを直づけで味わいます。すると・・・
鶏ガラ>節系魚介>豚コク>醤油>その他(一味?糖分??調味料???)
・・・そんな順列や組み合わせ、因数分解が脳ではじき出すところが、もはやラヲタ丸出し。分かりやすいスープ感なので、通常より3倍早く計算してしまいまいますが、私、赤いスイス製自転車(シャァーーー)が、今欲しいですよ〜。
【麺:モチモチ度合いが高くて、すごくツルツル!極太麺がスルスル胃袋へ抵抗なく入る】
引いた写真だと分かりにくいんですが、結構な麺量。茹で上げ前の300gオーバーと言う感想。底上げなしで盛り上げるそのボリューム感!しかも水切りも完璧。上から麺皿を眺めると、その山盛りサイズ感から、それを大脳皮質のようなパターン図柄を連想してしまいます。そこから2〜3本をたぐって素で食ってみたり、つけだれに半分つけたり、沈めたりして味わいます。
そのモチモチ感とツルツル感がすばらしすぎる!
前歯を押し当てて千切ろうとする度に、弾む弾む弾む。モチモチ感というのは張り付きが少しあるように思えるのですが、ツルツル感が高いことから、弾力がより強調されるかの如しです。そして奥歯へと運び込んで潰す。すると割と容易くクチュリと潰れる感覚。咀嚼もほどほどに、喉奥へと落とし込みたいような衝動に駆られます。そうこうしているうちに食べ続けて、後半ともなると麺を無意識に飲み込んでいるかのようなわたくし。全く抵抗感なくするすると別腹のように入り込む。
【具:必要十分条件を満たす、ロース肉カットのチャーシュー、馴染み深いメンマ】
まあ、ごくごく普通のチャーシューですが、品質感は悪くないです。大勝軒によくあるロース肉でスポンジのようにカスっとしてタレの染み込みも薄味系の馴染み味。それがやや太めの四角柱っぽい短い形状でカットされており、太麺との絡みがとてもマッチしています。少しつけだれを染み込ませた感じがまたうまい。肉入りつけそばというのも興味深くなってきました。それと、メンマ。これは水分多めのクニャリとしたタイプの短冊切り。一番ポピュラーな味わいというのが和みます。
【スープ割り:別腹のように飲み干すではないか・・・】
このままでも十分に美味しく飲み干せそうなんですが、一応作法なのでいただくことに。こちらはコールすると、割りスープを柄杓でつけだれに直接投入されます。投入してさらに淡くなるのかと思っていましたが、濃度は変わらず、むしろよりシャキッとするような印象。良いですね〜。大盛りで腹一杯のはずなのに、少し残すつもりでいたスープ割りがぐびぐびと飲み干せてしまうから不思議。別腹ですね〜。
総じまして、「味わいも、満腹度合いも、"The ORIGIN "なる、つけそば」でして、時代錯誤な高コスパなる逸品です。常連さんになりたければ、この上に中瓶ビールを空けなければなりません。腹黒い根性ではなく、ブラックホールなる胃袋が必要です。私には無理か・・・。 さて、お腹がいっぱいになったところで、気持ちに余裕も出てきます。ここからの帰りは、満員快速じゃなくて、ゆっくりと各駅停車に揺られることといたしましょう。徐々に寒さが緩む夜。なので詠います!
すし詰めの
電車逃れて
ほっこりと
レトロなつけそば
今夜は大盛り
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
<2012.01> 元祖つけそば
【これは・・・ラーメン文化遺産に勝手に認定したい!】
一旦、ここで大勝軒シリーズは打ち止め~♪ なんだかそれに相応しいメニューに遭遇したと、気持ちがストンと落ちたため・・・。そんな気まぐれええ加減なオッサンなのであしからずです。そのメニューとはこれです!
このレトロな風貌、その価格480円!。アタクシは、勝手にラーメン文化遺産に認定させていただきますわ! そもそも、なんで「中野大勝軒」に訪問かというと、単に帰宅路にある途中駅に近かったから・・・。「なんや、中野にも大勝軒あったんや・・・」と思ってナメてネットで調べてみたら、なかなか大勝軒系列の中でも歴史あるお店と分かりました。しかも・・・・「つけそば発祥の店」ともありまして、「え〜!せやったら行かなあかんやん!」とあいなります。もうがっちり訪問先にロックオンですわ!そんなこんなで、オーダーメニューは、当然「元祖つけそば」とあいなります。
訪問時・・・昼間の新橋・神田とは違って、玄関先から気だるい空気がもれてます・・・。中を開けると、微妙な地味なカウンターだけのシンプルなお店!場違いな家族連れがいらしたものの、いかにも先客は・・・ラーメン好きそうな寡黙な人たちばかりです。アタクシもその中に仲間入りとあいなり、食券をさしだし着席いたします・・・。
【隠し立てなどなにもない厨房!そしてシンプルな行程!】
調理場とカウンターの距離がめちゃ近いのですが、これがまた醍醐味!目の前でアタクシの「つけそば」が作られる行程が丸見えでっせ。興味が尽きないお兄さん方の手さばきを目の前で観察できます。
それにしても行程がシンプル! つけダレについて簡単に述べますと・・・
1)丼にチャーシュー、葱を入れ、一味?をパッパッパと一振り
2)そこに、酢?みたいなものを一筋投入。すぐさま醤油ダレを投入
3)丼まるごと、蒸し器??みたいなものに入れ温める。そして麺がゆであがる間待つ。
4)麺が茹で上る前に蒸し器から取り出し、海苔投入、そしてスープを投入。
このように箇条書きにしてしまうと、それほどシンプルとも感じないけど、実際は、パパパパーっと一連作業ですから、醤油ダレをお湯で薄めてるようにしか見えないのですから不思議です。しかも、3)の行程が・・・妙に丁寧とも感じ取れるから面白いですね!
【分かりやすい味やわ〜・・・・】
そんなこんなで出来上がったのがこの「元祖つけそば」です(添付参照)。つけダレが・・・・最近のつけ麺では絶対ないような、淡い透明系の醤油ブラウンです!レンゲもなし!どうもこの風貌から上品に食べるのも変だろうと感じ、クチ直づけで、つけダレを頂くことにします。するとその感想は・・・・
「旨いがな!(*゚0゚)ハッ・・・・めっさ旨いがなぁぁぁぁ・・・・ 」
「味がシンプル!醤油+αの辛さ!そしてお酢の酸味と淡い魚介スープがナイス!」
今の新規開店で唐突にこの味が出て来たら、正直、めためたに言われてしまいそうです。しかし、これが「もりそば」の元祖であるということと、まぎれも無く元祖の店で食っているという事実が、歴史というスパイスを効かせてくれています。いろんなことをトータルで考えよう!旨いです!
この醤油つけダレは、唯一無二でしょうな・・・。味の構成が余計なものをこれ以上ないというほどに削いだかのようです。醤油カエシの塩分とプラスαの塩エッジング。そして明らかに酢酸的なニュアンスが、出汁と醤油にまっちして爽やか。そして・・・すごく淡い魚介スープ。穿った言い方をすれば薄っぺらい味わい。褒めていうならシンプルな味わい。ゴクゴクとそのまま飲み干せます。そうすると奥の方で・・・一味系の辛味ものぞかせます。チャーシューの油もタレに溶けるのが分かるほどシンプルなタレ!一度体験として食されても面白いと思います。つけ麺の始まりは、この味わいから始まったのだと・・・。
※味のグラデーション:醤油由来の塩味>酢の酸味>魚介の淡いコク>チャーシュー煮出し的なコク>一味系?
【さらに輪をかけるように・・・・麺も唯一無二!】
この一本の凄いところは・・・・つけダレも唯一無二なら、麺も唯一無二な特徴があるというところですな。これほど、太い多加水麺をこんなに柔らかめに茹でるのも珍しく、またその食感が超高速なスベリと、もちもち感をとおり過ぎたような・・・・「もちゅもちゅ感」が漂うのです。
「あーーー!やっぱりこういうのも好き!(*′ω`)b゛大OK!!」
※一見・・のびたうどん?のようなニュルニュルとした全体感が滅多に無い!
※それにしても、淡目のタレには良く合う!独特な特徴あるタレとはベストバランスで軽い感覚!
※だらしない麺なのではない!柔らかさが極度なれど質実さも併せ持つ!
※とにかく歯ごたえが軽いので、クチリ!と前歯で容易に千切れる!奥歯では、ヌチ!っと一瞬で潰れる!
平皿でもられるというのも独特さに拍車をかけます(そういえば・・・・つけダレは普通の丼で供されてたな)。これに似た一品は、そうそうないでしょう!
【具の語るところが少ない!】
ホンマに海苔をのぞけば・・・チャーシューだけですよ。その海苔も対して語るところがないしね(笑)。肉は脂身の少ない腕肉っぽい・・・・くっさりとした味わい。切り口正方形に近い形の短冊切りです。薄味なので、つけダレの邪魔をしないし、逆に脂コクをつけダレ側に貢献しとるんとちゃうか?と思えるぐらい・・・
ま、本当はあと「メンマ」もあったのだけど・・・・あまり覚えていないのが本音・・・。とても短めに切られていて、薄味であったため存在感も薄かったのか・・・・。少し固めのフニャっとした感覚だけを覚えています。
※具のおさらい:短冊切りのチャーシュー、海苔、メンマ、薬味葱
【スープ割りをお願いすると・・・・】
厨房から柄杓がぬーーーっと伸びて来て、つけダレ丼に直接注いでくれるスタイルです。淡い魚介だけのスープみたい・・・・。余計に薄まるかと思ってたら、案外普通の醤油ラーメンのやや淡い感じ程度で、すんなりと飲めた!というより魚介のニュアンスがより強調されて、非常にあっさりと美味しくいただけたのが意外でした・・・。
総じまして、これまで回った大勝軒の中で、一番歴史とシンプルさを感じた貴重な一杯でした。この味がとても大衆に支持されてた時代がたしかにあった。それを思えば随分とラーメンも進化してきたと思うのです・・・。物や材料が高かった時代の苦心が伝わるようです。などと思いきや、これを相当ご年配な方が作っておられたらもっと感動ものなんですけど・・・・、若そうな方が作られているから、このギャップ感もたまらんね!私の後客もつぎつぎとこれを注文されてます。しかもこれまた若い人々・・・・。今の若い人たちには、どのようにこの一杯が映っているのでしょうね。ともあれ、まだまだ世代を越えて、支持されていくには違いはなさそう・・・・。なので詠います!
シンプルな
昭和の一杯
食らいつく
思いはまさに
オールウェイズ
お粗末!ということで合掌!今日も本当にごちそうさまでした。
口コミが参考になったらフォローしよう
TOMASSOON
利用規約に違反している口コミは、右のリンクから報告することができます。問題のある口コミを連絡する
TOMASSOONさんの他のお店の口コミ
「みんなで作るグルメサイト」という性質上、店舗情報の正確性は保証されませんので、必ず事前にご確認の上ご利用ください。 詳しくはこちら
店名 |
大勝軒 中野
|
---|---|
ジャンル | つけ麺、ラーメン |
お問い合わせ |
03-3384-9234 |
予約可否 |
予約不可 |
住所 | |
交通手段 |
JR中央線・東京メトロ東西線 中野駅 南口 徒歩2分 中野駅から231m |
営業時間 |
|
予算 |
~¥999 ~¥999 |
予算(口コミ集計) |
¥1,000~¥1,999
¥1,000~¥1,999
|
支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 QRコード決済不可 |
席数 |
8席 (カウンターのみ。) |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 | 全席禁煙 |
駐車場 |
無 |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
サービス | テイクアウト |
お子様連れ |
子供可 |
ホームページ | |
公式アカウント | |
オープン日 |
1951年12月30日 |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
|
食べログの会員になるとレストラン情報を編集する事ができます!この機会に是非ご登録ください!
店舗会員になると、無駄な広告費をかけずに効果的なPRができます。詳しくはこちら
紙ではできない予約管理を。いますぐ無料ではじめよう。詳しくはこちら
既に会員登録が完了している方はこちらからログインできます。ログインはこちらから
とまそんのブログ: https://www.ramentabete.com/entry/2022/05/06/000000
とまそんのYouTube: https://youtu.be/pkBanESrLTk
<2022.05> つけそば + アサヒスーパードライ 中瓶 + 日本酒
<GW序盤・・・お疲れモードに癒し求めて馴染みの店へ>
今年のGWは、明けた後のことを鑑みて全くもって凹んだ気分!潰れております。そんな気分を救うのは拉麺に他ならないわけで、癒しを求めるばかり。新店舗開拓など、全くそんな気分でないのです。そんな流れで・・・午後2時回っても通し営業で、酒と麺が存分に楽しめる店を求めてやってきたのが「中野大勝軒」。もうすっかり何年もオーナーを厨房に見かけることも無くなりまして、元祖古えの味わいが代替わりした味わいを楽しみましょう。
<酒1> アサヒスーパードライ!ラベル変わって風味も変化?さりとて背徳的な気分で妙に旨い辛口キレ味格別がナイス!
自宅で慣れ親しんで何の特別感もないスーパードライですが、やっぱり以前よりインパクトがややおとなしくなった?。淡麗辛口のインパクトは、やはり感じますが、あの独特な金属的なキレ味が、少し円やかになったようなイメージ??。キレが後から来るというか、何とも表現が難しいが・・・見方を変えれば、旨味が増したのかもしれません。ドライ派でひょっとしたら意見が分かれるところでしょうか。
<酒2> 銘柄不明・・・さりとて口当たり良く円やかな甘味に染みるアルコール感覚!ほろ酔いから泥酔へ?
ビールと日本酒の食券を渡すと、購入間違いではと確認されましたが、同時に持ってこい(きねて)!と速攻で返し増したー。さて、何の銘柄か不明なんだが、常温にしては辛味と旨味がバランスよく、大衆酒にしては香り高くも感じる次第。ただ残念なことに、酒枡にグラスが添えられてますが、枡の中は一滴も酒が溢れておらず、単なるお飾り状態です。ううう・・・こういう提供スタイルの意味と期待を分かって欲しい:汗。
<全体> これも時代の流れ?豚のエキスアップで甘酸っぱい醤油ダレ!大胆不敵な大衆素朴な感覚!
もうすっかりタレが変わってますな。変わったなと感じた頃からは、多少霞みがかるような濁り方だったんだが、さらにそれが増したイメージ。確かに醤油系には違いない。麺皿を含めて全体的には大胆不敵な大衆感覚。やっぱり時代とともに少しづつ変化でしょうかね。でも一所懸命で手を抜いてる訳じゃないと思うので、前向きに捉えましょうか。
<つけダレ> 令和版つけダレは豚骨煮出しがやんわり主張?染み入るシンプルな醤油系!カエシ低めでコクは増す?
円やかであっさりした醤油感覚も残るものの、豚骨清油がじんわり滲むっていう展開。味わってみると、さっぱりした甘辛感は影を潜めるものの、動物感が少しアップしたようなコク深さを感じましょうか?。中野大勝軒というブランドを意識しすぎない方が美味しくいただけます。きっと。
<麺> 素朴な中太ストレート多加水麺!奥歯で噛むとクチリと潰れる明るい弾力!タレに濡れて滑らかなスベリ!
麺はいいね!。もう少し以前は図太い記憶だが、それは錯覚か?。しっかり長めに茹で上げられた感覚。モチモチと柔らかい物腰を生みつつも、明るい引き締まり感が相変わらず!。プツプツスパスパと歯切れるのが心地よく、奥歯で潰すクチリとした感覚の後に染みるのです。そして、つけダレと混じる旨さは、やっぱり何だかんだ言っても伝統すら覚えるかと。目新しい旨さじゃない。あゝ、確かにほっこりと感じる味わい!。具材もシンプルなゆえにタレと麺だけで味わうのが、むしろ飽きさせないのでしょう。
<チャーシュー> 材木状なカットな豚肩ロース!麺に強引に絡め噛み締めて味わい深し!出汁が染みる赤身の旨さ!
煮豚でスカッとした赤身の仕上がり。肉本来の旨さが程よいスープの肉エキス感を逆に吸い込んで行きます。麺と強引に絡ませて食うが、やっぱり相性がいいね。また酒のツマミにもなるので進ませます。奥歯で噛み締めてじっくりと堪能致致しませう。
<スープ割> 温度熱々!香味野菜と魚介がじんわり!全部投入して味わい楽しみ尽くす!
専用徳利でサーブされますが湯気もくもく状態。シンプルに魚介と豚骨のエキスが効いた出汁ですが、香味野菜の清涼感と甘味が感じ取れるようです。意外とコク深さもあるので、今回も一気に全部つけダレに投入!。意外と味が薄まランからまた旨し。まぁこのあたりは定番大勝軒の味わいとして楽しました!。
総じまして「時代と共に味わいも移ろう?令和に伝わる王道な昭和の旨さ!元祖つけそば!」と言う感動!。悪くはないし受け継ぐ味わいを失ったわけでも決してない。頑なに守る味わいに滲む時代と進む変化と両立。大勝軒系としては歴史に残る看板なので、今後も見守らせていただきます。気楽に食える伝統の味わい!中野に来たらやっぱり伝統の大勝軒!激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
疲れては
出汁の旨さが
染入りて
刹那の憩い
酒が沁入る
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!