EaseUS MobiUnlock レビュー！iPhoneのロック解除って簡単にできるって知ってた？

ケース1. iPhoneのロックが解除できなくなった

iPhoneにロックがかかって解除できなくなった場合、パスワードのリセットが必要になります。

これは子供のいたずらで発生するケースがよくありますが、第三者が悪意を持ってハッキングしようとしている場合もゼロではありません。そんなケースを見越して、iPhoneは間違ったIDとパスワードが繰り返し入力された場合、iPhoneのロック画面では一定時間のロック、Apple IDもアカウントのロックが施行されます。

いつもの匠

どっちかだけとか、両方実行されるとか、色んなパターンがあるよ

もしApple IDがロックされた場合、基本的にはパスワードリセットが有効です。別のスマホやパソコンからiforgot.apple.comにWebブラウザでアクセスして、電話番号の入力します。そうすれば、パスワードリセットして解決できる可能性があります。

いつもの匠

ID/パスワードでなにかあったら、パスワードリセットは基本だね！

しかし、以下の場合はパスワードをリセットできません。

特に電話番号の登録が問題で解除できない場合は、解決までに時間がかかりがちです。電話番号なしでApple IDのロックを解除する方法 （公式サイト）で、その解決方法は紹介されています。

いつもの匠

ちゃんとしているつもりでも、Apple IDに登録した情報を更新するのは忘れがちなんだよね…特にうちの両親とか…

ケース2. スクリーンタイムが解除できない

スクリーンタイムのロック解除ができなない場合は、Apple IDとパスワードを入力すれば解決できます。

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スクリーンタイムのロック解除は、以下の手順でリセットして解決できます。

けっこう面倒くさいですが、手順とApple IDさえ知っておけば大丈夫です。もしApple IDが分からない場合は、Apple IDのリセットを先に実行する必要があります。

いつもの匠

Apple IDがリセットできなかったら完全にアウトだね

スクリーンタイムのパスワードは、デバイスのロック解除やApple IDとは別です。そのため、これらのパスワード/パスコードは整理した上で、確実に補完しましょう。

トラブルは自己解決できるものか？

ここまで紹介したように、適切にIDやパスワードを保管できていれば、いずれのトラブルも容易に自己解決できます。そうで無い場合、Apple社のサポート窓口であるAppleサポートに問い合わせれば解決できる可能性が高いです。

しかし、Appleサポートに問い合わせるには不安や不満を感じる場合があります。

いつもの匠

サポートに頼らなくて済むなら、なるべく頼らない方が気楽なんだよね。実際のところ…

もちろん、以下のように脆弱なパスワード管理をする方法もありますが、絶対にNGです。

これらをしてしまうと、iPhoneに搭載されているセキュリティ機能が無駄になってしまいます。そうなると、悪意のある第三者が解除できてしまうリスクが高まります。例えば、電車などでiPhoneを落として紛失したり、カバンごと盗まれてしまった場合、取り返しのつかない大惨事になる可能性があります。

いつもの匠

自分だけは大丈夫！と思っちゃうんだけどね。注意しなきゃ…

これらを踏まえ、iPhoneのセキュリティ機能は正しく活用し、IDとパスワードは適切に管理しましょう。

いつもの匠

そうはいっても、やらかしてロックしちゃったり、パスワード忘れちゃったりするんだよね…

そんな状況に遭遇した場合、検討したいソフトウェアが「EaseUS MobiUnlock」です。

EaseUS(イーザス)社が提供する「EaseUS MobiUnlock（略：MobiUnlock）」は、初心者でも簡単にiPhoneのロック解除ができる専用ソフトウェアです。言い換えれば、iPhoneのロックトラブルを解決してくれるソフトウェアです。

このMobiUnlockを提供するEaseUSは、日本では馴染みがないかもしれません。しかし、同社のサービス利用者数は全世界で800万人を超えている、信頼が厚い世界的な企業です。

今回 筆者は、そんなEaseUSが提供する「MobiUnlock」をレビューしました。

• 主な特徴
• レビュー1. 画面のロックを解除する
• レビュー2. Apple IDのロック解除
• レビュー3. スクリーンタイムパスコードのロックを解除
• レビュー4. iOSパスワードマネージャー
• MobiUnlock 動作環境＆対象デバイス

主な特徴

EaseUS MobiUnlockの主な特徴は以下です。

パソコンに詳しくない利用者でも、迷わず操作できる便利なソフトと考えて間違いありません。

実際に保有する機能は、ホーム画面に表示される全７機能です。

これらの機能のうち、今回は４つの機能をレビューしました。

レビュー1. 画面のロックを解除する

「画面のロック解除する」機能は、iPhoneデバイスの画面ロックを解除する機能です。この機能はiPhoneがロックを解除出来なくなり、ホーム画面が表示できなくなった場合に使用します。

いつもの匠

「画面のロック解除する」は、MobiUnlockの一番のメイン機能だね

ロック画面のパスワードは「スクリーンパスワード」とも呼びます。

この「画面のロック解除する」機能を、手持ちのiPhoneで実際に試してみました。

まず、MobiUnlockのホーム画面で「画面のロックを解除する」を選択すると、以下の画面になりました。

いつもの匠

そりゃiPhoneつながなきゃ処理できないよね（自己嫌悪）

画面に指示された通りにiPhoneをパソコンに接続すると、以下の画面が表示されました。

この画面でわかる通り、MobiUnlockの「画面のロックを解除する」は、実は端末のファームウェアを強制的に上書きする機能です。そのため、iPhoneの初期化が行われてデータが消えてしまうため、実行する際には十分な注意が必要です。

いつもの匠

テストで試してみたら、iPhoneのデータが消えてビックリしたよ。バックアップの復元に時間がかかって困ったよね。

なお、この機能でファームウェアを上書きする仕組みである以上、あらかじめiPhoneのiOSを最新化が必要です。そうでない場合には、先にアップデートが必要になります。このアップデートの処理が必要な場合、ファームウェア数GBをダウンロードするだけで長時間になるため、注意が必要です。

この処理が完了すれば、iPhoneは再起動して初期化された状態になります。

いつもの匠

こういうのは初期化無しには解除できないんだね

ファームウェアをダウンロード後、じっと待つこと20分弱。無事にiPhoneの画面ロックを解除できました。

いつもの匠

iPhoneのOSを再インストールしてるんだから、そりゃ長いよね

MobiUnlockを使用する場合、この機能以外でも iPhoneが初期化されるリスクがあると考えておきましょう。

この機能の詳細は「オンラインヘルプ ＞ Unlock Screen Passcode」（英語）で確認できます。

レビュー2. Apple IDのロック解除

MobiUnlockの「Apple IDのロック解除」は、iPhoneに設定されたApple ID/iCloudアカウントを削除し、新しいIDを設定できる状態にする機能です。Apple IDのパスワードリセットとは異なります。

「画面のロックを解除する」よりも、この機能の実現の難易度が高そうだと筆者が感じていました。しかし、実際には画面の指示に従ってポチポチやるだけで、簡単にiPhone8 の Apple ID が解除できました。

いつもの匠

あんまりアッサリできすぎて、ビックリしたよ。

他人のiPhoneを手に入れて、この機能を使ってもApple IDに保存された情報は取得できません。

この「Apple IDのロック解除」機能を、手持ちのiPhone8で実際に試してみました。

まず、MobiUnlockのホーム画面で「Apple IDのロック解除」を選択します。そのまま以下の画面指示に従い、二段階認証がオンになっているかを確認後、「オンにしました」を選択します。

次にファームウェアをダウンロードした後、ダウンロードしたファームウェアを認証します。この処理のうち、ダウンロードに約23分、認証に約5分かかりました。けっこう長い時間を要しますが、最初の一回だけダウンロードすれば、以後はダウンロードが発生しません。（ファームウェアが更新されなければ）

ここまで進んで、ようやく「Apple IDのロック解除」の準備が完了しました。

いつもの匠

最初は準備だけで、けっこう時間がかかるんだね

実際に「Apple IDのロック解除」を始めるには、画面に表示された確認ボックスに指定された数字を入力します。（以下の画像では「777777」）その後、「ロック解除」をクリックしました。これでロック解除が開始されます。

この後、実際に「Apple IDのロック解除」処理が行われます。実際の解除できるまでに約17分かかりました。これはMobiUnlockの処理が遅いではなく、Apple社側の処理に時間がかかっているようです。

いつもの匠

Appleの公式サイトからロック解除した場合も、同じ位の時間がかかるよ

Apple IDのロック解除が完了したら、画面の指示に従いiPhoneを使えるようにして完了です。

いつもの匠

時間はかかったけど、拍子抜けするくらい簡単だったよ

なお、設定したApple IDをiPhoneから解除（初期化）するのであって、Apple IDそのものには影響ありませんでした。

この機能は、「iPhoneのロック解除はできるが、別のApple IDを設定したいのに設定できない」シチュエーションで役に立ちます。主にApple IDのパスワードを忘れしまった場合が該当するでしょう。

なお、「iPhoneを探す 」が有効になっている場合、この機能でApple IDのロックを解除するとiPhoneが初期化されてしまいます。もし対象のiPhone内に重要なファイルが保存されている場合、予め別の場所に保存してから使用しましょう。

この機能の詳細は「オンラインヘルプ ＞ Unlock Apple ID」（英語）で確認できます。

レビュー3. スクリーンタイムパスコードのロックを解除

iOSデバイスのスクリーンタイムのパスワードを忘れても、EaseUS MobiUnlockは簡単にロック解除できます。

実際に試してみたところ、想定通りにスクリーンタイムのロック解除ができました。

いつもの匠

こっちも拍子抜けするぐらい簡単！

この「スクリーンのタイムパスコードのロックを解除」機能を、手持ちのiPhone8で実際に試してみました。

正式には「スクリーンタイムのパスコード解除」機能だと、筆者は感じました。こんな感じで、MobiUnlockでは少しだけ日本語表記が変な点があります。これはご愛敬ということで…

まず最初に EaseUS MobiUnlock のホーム画面から、「スクリーンのタイムパスコードのロックを解除」を選択します。その後、以下の画面で「今すぐロック解除」ボタンをクリックします。

もしiOSデバイスの「iPhoneを探す」が有効になっている場合は、以下のように「iPhoneを探す」をオフにするよう指示されます。

いつもの匠

「iPhoneを探す」をオフにするためにはApple IDのパスワードが必要になるから、パスコードをリセットする場合と同じなんだね…

「iPhoneを探す」をオフにして処理を継続させると、約8秒であっさり解除できました。これはパスコードをリセットするよりも素早く対応できて良いかも知れません。

「スクリーンのタイムパスコードのロックを解除」機能では、iOSデバイス自体の初期化は行われません。そのため、スクリーンタイムのパスコードを忘れた場合は、MobiUnlockなら気軽にロック解除できるのが良いです。

いつもの匠

パスコードをリセットしなくて良い分、メリットがあるね

この機能の詳細は「オンラインヘルプ ＞ Unlock Screen Time Passcode」（英語）で確認できます。

レビュー4. iOSパスワードマネージャー

MobiUnlockの「iOSパスワードマネージャー」は、デバイスのIDやパスワードをスキャンして書き出す機能です。iOSデバイス内に保存していた以下のパスワードを、CSVを始めとした様々な形式で書き出せます。

iOSデバイスのパスコードが分かっている前提で、そのデバイスのパスワードを全てスキャンします。

いつもの匠

バックアップやパスワード管理ソフトへの移行が主な用途だね

この「iOSパスワードマネージャー」も、手持ちのiPhone8で実際に試してみました。

まずiPhone12 miniをパソコンに接続した状態で、MobiUnlockのホーム画面で「iOSパスワードマネージャー」をクリックします。その後、以下のようにスキャンが行われます。この処理は少し時間がかかります。

スキャンが完了すると、以下のようにパスワードを一覧表示されます。この画面で確認した後、対象を選択して「エクスポート」ボタンをクリックすれば、パスワードをファイルに保存できます。

この機能を使えば、パスワードを念のためバックアップできますが、恐らくそんな用途で使う人は少ないでしょう。実際には、別のデバイスやパスワード管理アプリにIDとパスワードを移行させるための機能だな、と感じました。これは以下を見れば一目瞭然です。

iCloudパスワードから1PasswordやLastPassに移行したい人が使えば、大幅に時短できるはずです。

いつもの匠

IDやパスワードの移行は、やり方を間違えると文字化けして大変だよ

この機能の詳細は「オンラインヘルプ ＞ iOS Password Manager」（英語）で確認できます。

MobiUnlock 動作環境＆対象デバイス

EaseUS MobiUnlockの動作環境は、以下の Windows または Mac の端末です。

いつもの匠

iTunesが動作するパソコンなら問題ないよ

操作対象にできるiOSデバイスは、以下の表にあるiPhoneもしくはiPadです。

iOS / iPadOS を搭載するAppleデバイス専用、かつ有線接続が必須な点には注意が必要です。

いつもの匠

今手に入るiPhoneやiPadなら大丈夫だね

また、機能によっては動作する iPhone/iPad が限られるので注意が必要です。