「モバイル保険」はiPhoneの補償におすすめ？7つのおすすめポイントとは？

年々、価格高騰しているiPhoneですが、トラブルに備えて補償もつけると出費がかさむのが悩みの種です。そこで月額費用たったの700円で年間10万円まで補償してくれる、モバイル保険を検討してみましょう。

筆者自身も実際に加入しているモバイル保険ですが、月額費用の安さだけじゃない、利用して感じたおすすめポイントを解説します。モバイル保険を検討しているのであれば、必ず参考になる情報です。

iPhoneの補償にモバイル保険をおすすめする理由

近年iPhoneの値上がりに伴い、Apple社の補償「AppleCare+」の月額料金も値上がりが止まりません。

本体価格が高額なだけに、いざトラブルが起きた場合に高額の支払いが発生してしまいます。「できる限り補償には入っておきたい、でも保険料はもったいない気もする。」そんな人にはモバイル保険をおすすめします。

以下は、モバイル保険とAppleCare+の月額料金を比較した表です。コストパフォーマンスの違いが一目瞭然です。

	モバイル保険	AppleCare＋	AppleCare＋ 盗難・紛失プラン
月額料金	700円	・iPhone 15 Pro.Pro Max：1,580円 ・iPhone14 Plus.15 Plus：1,380円 ・iPhone13～15：1,180円 ・iPhoneSE（第3世代）：580円	・iPhone 15 Pro.Pro Max：1,740円 ・iPhone14 Plus.15 Plus：1,540円 ・iPhone13～15：1,340円 ・iPhoneSE（第3世代）：740円
加入台数	3端末まで	1端末のみ	1端末のみ

モバイル保険とは？

運営会社	さくら少額短期保険株式会社
月額料金	700円（非課税）
支払い方法	・クレジットカード ・キャリア決済 ・口座振替 ※オンライン契約の場合はクレジット払いのみ
保険の種類	少額短期保険
クーリングオフ	対象外
保険証券	電子交付

「モバイル保険」は、さくら少額短期保険株式会社が提供している、電子機器向けの保険サービスです。

スマホやゲーム機、スマートウォッチなど、幅広い電子機器で加入できることから、徐々に認知が広がっています。

モバイル保険が採用している保険区分は「少額短期保険」。”日常のちょっとしたリスク”に小さい保険料で備えられることが魅力です。

モバイル保険がおすすめできるのはこんな人！

モバイル保険がおすすめできる人の特徴は、ズバリ以下の3つです！

おすすめできる人	おすすめの理由
iPhoneユーザー	端末やAppleCare＋の料金が高い
自宅に電子機器が多い人	月額700円で3台まで補償される
小さい子どもがいる家庭	スマホや電子機器の破損リスクが高い

中でも、iPhoneユーザーには大変おすすめです。iPhoneの価格は高騰しており、修理費用も非常に高額なので保険に加入していないと、予期せぬ出費が発生するリスクがあります。

モバイル保険とAppleCare+の比較を詳しく知りたいのであれば、こちらの記事も参考にしてください。

モバイル保険の補償内容

補償される端末	スマホ / タブレット / ゲーム機 / スマートウォッチ などの電子機器
最大端末数	3端末まで
補償内容	「故障」 「外装破損」 「損壊」 「水濡れ」 「盗難」 に対する修理金額を補償。 ※修理不能の場合も支払いあり
メイン端末 補償金額	修理ができる場合：最大10万（100,000）円 修理ができない / 盗難の場合：最大25,000円
サブ端末 補償金額	修理ができる場合：最大30,000円（2台合計） 修理ができない / 盗難の場合：最大7,500円
自己負担金	なし
保険適応外期間	メイン端末：なし サブ端末：初回の追加登録時、30日間
保険対象外	経年劣化や消耗による、バッテリー交換及び外観修復

モバイル保険は、年間10万円までであれば自己負担なしで補償を受けられるのが特筆すべきメリットです。後に解説するキャリアの補償サービスとの大きな違いです。

モバイル保険では、メイン端末を中心に最大３端末まで補償を受けられます。メインとサブで補償額が異なるため、リスクの高いものや高額のものをメイン端末として登録しておきましょう。

実際に筆者がモバイル保険に登録している端末は、以下の通りです。

登録区分	対象端末	購入金額
メイン端末	iPhone14 Pro (256GB)	181,800円
サブ端末	Apple Watch Series 8	79,800円
サブ端末	Air Pods Pro 第2世代	39,800円

また、２年で返却するプランで契約したスマートフォンも補償の対象です。もちろん返却時に修理費用が発生してしまった場合にも補償されます。

ずいぶんとコスパのよいモバイル保険ですが、若干の注意点もあります。紛失とバッテリー交換には対応していない点です。詳しくはモバイル保険に感じた2つのデメリットの中で解説します。

モバイル保険と他社スマホ保険の比較

比較項目	モバイル保険	AppleCare＋ 盗難・紛失プラン	安心保証パック with AppleCare Services
提供元	さくら少額短期 保険株式会社	Apple Inc.	ソフトバンク株式会社
月額料金	700円	・iPhone14 Pro：1,600円 ・iPhone12～14：1,280円 ・iPhoneSE（第3世代）：700円	・Proシリーズ：1,600円 ・iPhone11～14：1,280円 ・その他のiPhone：979円
補償台数	3台まで	1台	1台
補償回数	無制限 ※年間10万円が上限	無制限	1年間に2回まで
申込期限	購入から1年間	購入から30日間	購入時のみ
自己負担金	0円	・画面交換：3,700円 ・本体交換：12,900円	・画面交換：3,700円 ・本体交換：12,900円
修理店舗	どこでもOK	・Apple Store ・正規サービスプロバイダ	・Apple Store ・正規サービスプロバイダ

メジャーなAppleCare+とAppleCare+に準じたソフトバンクの安心補償パックで比較したところ、月額料金／補償台数／自己負担金どれを見てもモバイル保険が優れているのが分かります。

コスパよく補償が欲しいのであれば、モバイル保険はかしこい選択といえるでしょう。バッテリー交換ができない点は、浮いた月額料金でまかなうのも手です。

キャリアの補償との比較が気になる場合は以下の記事も参考にしてください。

モバイル保険で推したい7つのおすすめポイント

筆者が「モバイル保険をどうしても推したい！」と感じるに至ったおすすめポイントは、以下の７つです。

• 実質月額700円のみ？破格の保険料
• 購入から1年間まで申し込める
• スマホ以外の端末にも適用できる
• 中古端末でも適用できる
• 店舗に行かずオンラインで契約できる
• 修理店舗を選べる
• 補償の請求から振込までがスムーズ

1つずつ詳しく見ていきましょう。

ポイント①｜実質月額700円のみ？破格の保険料

モバイル保険の魅力は、何と言ってもその保険料です。月額700円で3端末まで補償されるサービスはほかにありません。

加えて修理時の自己負担金が0円（年間10万円まで）なのも見逃せません。キャリアの補償サービスでは、月額料金も高く修理時にいくらか費用が発生する場合が多いです。

３端末で加入した場合、１台あたりの保険料は約230円です。無保険で修理した場合を考えると、わずかな料金で破損リスクに備えられるのはありがたいです。

iPhoneの画面割れやカメラの損傷であれば、修理代は10万円以内におさまるので、実質月額700円のみで補償を受けるのも可能でしょう。しかし、基盤損傷などは10万円を超える場合もあるのでこの限りではありません。

ポイント②｜購入から1年間まで申し込める

加入までの申し込み期間が長いことも、モバイル保険のおすすめポイントです。

モバイル保険	他社のスマホ保険
購入から1年未満の加入	購入時または1ヶ月以内の加入

購入からしばらくして「破損リスクが心配…」「やっぱり保険に入っておくべきだった…」と思っても大丈夫です。購入後１年までは加入できるので安心してください。

また、購入から1年が経過した後でも、他社の保険から切り替える場合は加入対象です。「スマホの保険料を下げたい！」と考えている場合も安心して加入できます。

ポイント③｜スマホ以外の端末でも加入できる

モバイル保険にはスマホ以外の端末も登録できます。

基本的に国内で販売されていて、無線通信ができる端末はすべて対象です（Wi-Fi、Bluetoothなど）

ただし、ドローンのように離れたところから操作する端末は対象外なので、注意しましょう。

ポイント④｜中古端末でも加入できる

モバイル保険は、以下の条件を満たす中古端末でも加入できます。

SIMフリー端末を中古で購入した人にとっては、大きなメリットとなるでしょう。

ただし、オークションや個人取引の端末は対象外となるため、注意が必要です。

ポイント⑤｜店舗に行かずオンラインで契約できる

モバイル保険は、いつでもどこにいても申し込みができます。購入から1年未満であれば申し込みできるので、購入時にキャリアの補償をつけなかった人も必要と感じたタイミングで加入が可能です。

ポイント⑥｜修理店舗を選べる

修理はメーカーやキャリア、街の修理店の修理サービスを利用できます。キャリアの補償サービスのように、指定された修理店でなくてもよいので便利です。

補償の際には修理内容が明記された「リペアレポート」が必要ですので、依頼前に「リペアレポート」を発行してもらえるか確認しておきましょう。

ポイント⑦｜補償の請求から振込までがスムーズ

補償の請求は、オンラインで簡単にできます。
必要項目の記入と必要画像を添付し申請後、翌営業日から最短2日で審査完了、最短5営業日で保険金が支払われます。

仕事の休みを待たずして、いつどこにいても補償の請求ができるのは、忙しい人にとってありがたいですね。

モバイル保険に感じた2つのデメリット

魅力の多いモバイル保険ですが、2つのデメリットを感じました。

• オンライン加入の支払い方法は「クレジットカード」のみ
• 「紛失」や「バッテリー交換」は補償されない

それぞれのデメリットを解説します。

デメリット①｜オンライン加入の支払い方法は「クレジットカード」のみ

モバイル保険にオンライン加入する場合の支払い方法は、クレジットカード一択です。口座振替やデビットカード、キャリア決済が選択できるのは店頭加入のみです。

クレジットカードを持っていないと、オンライン加入はできないので要注意です。

デメリット②｜「紛失」や「バッテリー交換」は補償されない

モバイル保険で補償されるトラブルは以下の5つです。

「紛失」と「バッテリー交換」は補償の対象に含まれません。無くしやすいイヤホンや、バッテリーが古いiPhoneで契約する場合は、念頭に置いておきましょう。

モバイル保険の加入手順

ここからは、実際にモバイル保険へ加入する手順を画像付きで紹介していきます。

今回筆者が加入した端末は「iPhone14 Pro」です。

5つの手順に分けて解説するので、ぜひ参考にしながら進めてみてください。

▶ モバイル保険の登録ページはこちら

手順①｜重要事項説明書の確認とメールアドレス入力

登録ページへアクセス後、まずは「重要事項説明書」を確認します。契約における重要事項が記載されているので、しっかり目を通しておきましょう。

内容が確認できたら、メールアドレスを入力して送信します。

入力したアドレス宛に確認メールが届くので、記載された4ケタのコードを入力しましょう。

コード入力後、次の手順に進みます。

手順②｜契約者情報、端末情報の入力

次の画面では、契約者情報、端末情報を入力します。入力が必要な情報は次の通りです。

副端末を追加する場合は、同じ手順で情報を入力します。また、スマホ、タブレット以外を登録する際は、「製品種類」や「製品名」の入力が必要です。

入力が終了したら、次の手順へ進みましょう。

手順③｜端末の写真をアップロード

この手順では、入力した端末の写真をアップロードしていきます。撮影は以下の画像を参考に行いましょう。

必要な写真は「正面」、「背面」の2枚。筆者が撮影した画像を添付するので、撮影の参考にしてみてください。

写真をアップロード後、端末の状態を確認する質問に回答して、次の手順へ進みます。

手順④｜カード情報を入力

次の画面では、クレジットカード情報を入力していきます。入力後、次の手順へ進みましょう。

手順⑤｜保証書をアップロード

ここまでの手順で、一旦モバイル保険の申し込みは完了します。補足資料として保証書のアップロードが求められるので、同時に済ませておくのがおすすめです。

「保証書」として利用できる書類は以下の3点。

書類	詳細
保証書	メーカーや販売店から発行されたもの
購入証明書	・購入時に受け取った領収書やレシート ・販売店から受け取った契約書の控え
修理報告書	メーカーや修理店の修理レポート

登録した端末ごとに、指定の書類をアップロードしましょう。

審査完了で補償がスタート

以上でモバイル保険の申し込みは完了です。審査が終わり次第、端末の補償がスタートします。

まとめ｜モバイル保険はiPhoneユーザーに最適！

当記事では、モバイル保険の特徴やおすすめポイント、デメリットについて紹介してきました。

モバイル保険は月額700円で”安心”を買えるサービス。世のデジタル化が進む中で、どんどん拡大が予測されるサービスです。

予期せぬトラブルに備えて、万全の状態を整えておきましょう。