ERPパッケージ「COMPANY」を提供するワークスアプリケーションズがパブリッククラウド「Amazon EC2」でERPの機能を提供すると発表。テスト環境から始めて、本番環境にも対応する方針だ。
ワークスアプリケーションズは9月14日、同社のERPパッケージの機能をパブリッククラウド環境「Amazon Elastic Compute Cloud」(Amazon EC2)上で利用できるサービスを開始した。まずはテスト用途から利用可能にし、本番環境でも使えるようにする。
ワークスアプリケーションズはAmazon EC2上に「COMPANY Workshop On Cloud」というテスト環境を構築。導入を検討するユーザーはCOMPANY Workshop On Cloudで、ワークスアプリケーションズのサポートを受けながらCOMPANYのテストを行うことができる。テストは最長6カ月程度で、ユーザーはその後にパブリッククラウド上にCOMPANYを構築するか、従来型のオンプレミスかを選ぶことができる。
COMPANY Workshop On Cloudで利用できるCOMPANYのモジュールは、当初は申請ワークフロー機能などフロント業務の一部だが、バックオフィス系のほかのモジュールについても順次対応していく方針で、将来的にはCOMPANYシリーズ全体をパブリッククラウド対応にする。電子商取引機能を提供するCOMPANY ECシリーズも既にAmazon EC2上で提供している。
Amazon EC2をプラットフォームとしたCOMPANYの提供でも、ライセンス価格や形態はオンプレミス型と同じ。同社はマイクロソフトなど他社のパブリッククラウドについても対応を検討する方針だ。
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