この連載は「いきなりIT部門に転属したら用語が全然分からん!」という担当者を救済するネットワーク入門企画だ。今回は、VLANの泥沼から抜け出すために登場した「OpenFlow」について復習する。
前回は、VLANでネットワークを仮想化したら泥沼になった歴史的経緯を紹介した。この泥沼から抜け出すために登場した技術が「OpenFlow」だ。そのOpenFlowを前提にSDNという概念が登場するまでの事実関係を振り返ってみよう。
OpenFlowそのものはTechTargetジャパンでも三木 泉氏の連載「OpenFlow/SDN、誤解の構造」や「OpenFlow」ホワイトペーパー一覧をはじめ、多くの記事を掲載している。
ただ、これらの記事ではOpenFlowを知っていることを前提に、そこに関連した誤解を解く構成なので、OpenFlowについて理解が進んでいない場合は少し分かりにくいかもしれない。そこで、この記事では「OpenFlowって何?」というところから復習し、その上で、OpenFlowが登場した目的とその限界を把握し、それから、SDNがなぜ登場したのかを紹介してみたい。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。
「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年1月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。
Hakuhodo DY ONEのDMP「AudienceOne」とTrue Dataが連携 何ができる?
ドラッグストアや食品スーパーマーケットの購買データを活用した精緻なターゲティングや...
転売目的の不正注文を出荷前にAIが判別 売れるネット広告社がD2C事業者向けにツールを提供
売れるネット広告社は、不正注文によるD2C事業者の損失を防ぐ新たなサービスを提供開始し...