石井杏奈が主演を務めるドラマ「私は整形美人」(毎週木曜深夜1:25-2:25[2話ずつ放送]、フジテレビ/FOD・TVerにて配信)の第3・4話が1月23日に放送・配信された。“整形美人”に対する偏見に晒され苦しむ美玲(石井)が口にした本音に、視聴者からも共感の声が続々。日常に存在する“モラハラ”や“セクハラ”シーンも描かれ、注目を集めている。(以下、ネタバレがあります)
普通の人生を求めて“整形美人”に…
原作は、韓国発の「LINEマンガ」オリジナルwebtoon。日本語を含む全8カ国語で連載された人気作で、日本国内では9500万回以上の閲覧数を記録した(2024年12月時点)。さらに韓国では「私のIDはカンナム美人」(2018年)としてイム・スヒャン&ASTROチャ・ウヌ主演でドラマ化され、チャ・ウヌの“顔天才”ぶりを世に知らしめた作品としても有名だ。
日本版「私は整形美人」の主人公・美玲は、容姿のことでいじめを受けてきた過去を清算するため、大学進学を機に“整形美人”に。第3話ではそんな美玲が“香水”に興味を持ったきっかけが、第4話では美玲たちが単発アルバイトでルッキズムにさらされるエピソードなどが描かれた。
切ない本音「一番イヤなのは…」
美玲が父親ですら認識できないほどに整形した“サイボーグのような整形美人”であるという噂は、学生たちの間に瞬く間に広がった。だがその一方で美玲自身も、周囲の友人たちを見た目でランクづけする価値観から抜け出せない。第3話では、そんな美玲に坂口慧(本田響矢)が「人を見た目で判断する。お前も同類だ」と厳しい言葉を投げかけた。
慧の正論に、美玲は黙っていられなかった。「坂口くんの言う通り、私は人を見た目で、外見で判断してる。そんな自分が嫌いだし情けない。でも、あなたは何も知らないじゃない!ブスだからってバカにされたことも、一生誰からも愛されないんじゃないかって絶望したこともないくせに。サイボーグって言われるのはつらい。でも一番イヤなのは、整形前に戻ることだよ!」と、胸のうちの苦しい本音を打ち明けた。