【ロンドン=蒔田一彦】英BBCによると、英首相官邸の報道官は1月31日、「欧州連合(EU)とより協力的な関係を築くことが英国の国益にかなう」と記者団に述べた。

 14年ぶりの労働党政権として昨年発足したスターマー政権は、31日で5年となったEU離脱によって冷え込んだEUとの関係を修復し、協力を進めたい考えを改めて示したものだ。

 報道官は「EUは我々の最大の貿易相手国で、最も近い隣人だ。我々の安全保障上の脅威に対処するためにEUは不可欠だ。だからこそ、我々はEUと連携して協力関係を強化している」と強調した。

 スターマー政権はEUへの復帰は否定するものの、対EU関係のリセットを外交の柱に掲げ、経済・安全保障の両面で協力拡大を目指している。スターマー首相は2月3日、ブリュッセルで開かれる非公式のEU首脳会議に、英首相として離脱後初めて出席し、欧州の安全保障について協議する。