
企画記事
年末恒例,ゲーム業界著名人コメント集。147人それぞれの2021年回顧と,新たな年への決意
ストーリーテリング
ゲームデザイナー 原作・脚本家
イシイジロウ
代表作:「428 〜封鎖された渋谷で〜」「文豪とアルケミスト」「マジカパーティ」![]() |
「Hades」
インディーズゲームが元気が良いですね。しかも様々なローグライトゲームがシノギを削っています。「Hades」はローグライトの中でも物語性に舵をきった斬新なアプローチ。刺激をもらいました。実はイシイがチュンソフトへ入社した理由は「サウンドノベル」ではなく「不思議なダンジョン(ローグライク)」のファンだったから。2022年もインディーズのローグライク&ローグライトゲームには注目していきたいと思います。
<質問2>2021年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
世界的ベストセラーとなったSF小説「三体」三部作がついに完結しました。こんなスピードで小説を読んだ事があっただろうかと思うほどのめり込んで読みました。全てのSFが「三体」以前と以降で見え方が変わってしまうくらいの衝撃。この時代にリアルタイムで生きてきて良かった。今年はそれ以外でもマンガで衝撃的な「ルックバック」映画の新しいヒロイン像を提示した「クルエラ」や「アマゾンプライム版シンデレラ」は最高でした。
<質問3>2021年に、個人的に注目した(している)人物
「シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇」で呪縛から解き放たれた庵野秀明監督の次回作は楽しみです。たとえ明後日な作品であっても楽しむ準備はできています。
<質問4>2022年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
舞台文豪とアルケミスト第四弾「捻クレ者ノ独唱(アリア)」そして第五弾、オリジナルIP「純潔の魔法少女」、そして松竹さんと仕掛ける「イマーシブミステリー」さらに2022年はコンシューマゲームやあっと驚くジャンルで皆さんとお会いできると思います。お楽しみに。
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スパイク・チュンソフト
プランナー / ディレクター / お尻ディレクター
岡田 昌(おかだ あきら)
代表作:「AI: ソムニウム ファイル」「AI:ソムニウムファイル ニルヴァーナ イニシアチブ」「ZERO ESCAPE 刻のジレンマ」![]() |
「It Takes Two」
これを書いている日にちょうどThe Game Awards 2021のGOTYを取ってました。そりゃそうだよね! と思います。遊び心が高いレベルでふんだんに盛り込まれていて、ギミックもひとつひとつ凝っていて1ミリも飽きずに遊んでいました。「すご……!」「ヤバ……!」「おもしろ……!」とずっとつぶやきながら遊んでいた記憶があります。2人プレイ協力ゲームとしては最高の1本だと思います!
<質問2>2021年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
「ビバリウム」
この映画のこと、いまだに夢に出てきます。とにかく強烈で不気味で整っていて、悪夢を見せられているのかと……。きっとこの映画でしか得られないなにかを味わうことができました。印象強いというか、脳にこびりついています。なので見ない方がいいです。
「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」
アニメ映画ってここまで来たんだ! とある種到達点を見たような気がします。ものすごい映像表現とクオリティだったのでビビりました。映画館で見れてよかった作品です。なぜかギギがえっちなのが印象に残っています。
「とくにある日々」
なか憲人さんのwebマンガなのですが、毎回発想がおもしろくて、今更新がとても楽しみな作品です。犬のかがやきさんとしてのエッセイマンガの方もめっちゃ好きです。ゴエモンインパクトが出る回は特に。
<質問3>2021年に、個人的に注目した(している)人物
ランジャタイ
マジで意味がわからないので好きです。マジで意味がわからないことっておもしろいんだ、と教えてもらえました。ヒマさえあればランジャタイの漫才(?)を摂取してます。ランジャタイで笑える感受性を獲得した反面、僕はまともな心を失ってしまったのかもしれません。
<質問4>2022年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
2022年は「AI:ソムニウムファイル ニルヴァーナ イニシアチブ」が発売されます! AIのバディとともに、あやしい人物の夢の中に侵入して真相を見つける捜査物語の続編です。前作からシステム面で進化した要素はありつつも、とにかくシナリオがヤバい……! 打越鋼太郎さんによる、このゲームでしか味わえない激ヤバシナリオをぜひお楽しみに!
それと、まだ詳しくは言えませんが、発売前に色々仕込んでいる施策もあるので、そちらも発表をお待ちください〜。
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セガ
「Virtua Fighter esports」チーフプロデューサー,ボーダーブレイクシリーズプロデューサー
青木盛治
代表作:「Virtua Fighter esports」,ボーダーブレイクシリーズ など![]() |
「バイオハザード ヴィレッジ」
ゾンビ作品には興味があるので前のめりでプレイしました。様々なゾンビ作品カテゴリーが生まれる中、原点ともいえるサバイバルホラーを骨太に描き、時間をかけて遊ぶ作品が多い中、サクッとプレイできる気軽さがありながらもしっかりと没入感のある作品に仕上がっていて、とても良かったです。本作のディレクターを務めている佐藤は昔からの知り合いで、いつも刺激をもらっています。今後の展開に期待しています!
<質問2>2021年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
映画「ギルティ」
オリジナルはデンマークの映画ですが、ハリウッドでもメイクされている良質なサスペンス作品です。1本の電話から始まり、キャストは全編ほぼ1人、電話の相手との会話だけでストーリーが進んでいく超シンプルな設定と演出ですが、これハマります。ちゃんとオチもあります。軽い気持ちで観たこともあり、とても新鮮で驚きました。こういうシンプルさが好きな年ごろになってきたのかもしれません(笑)。
<質問3>2021年に、個人的に注目した(している)人物
ヒロシ
今やキャンプ芸人とも言われているお笑いタレントのヒロシさんです。コロナ禍にYouTubeやTV番組などでのキャンプシーンの“焚火”にとても癒されたのを思い出します。海外ロケもおこなっている「迷宮グルメ 異郷の駅前食堂」でも、ヒロシさんの現地の方々とのナチュラルな絡みが魅力的です。年齢も近いことから勝手に親近感を感じています。今後の活躍が楽しみです。
<質問4>2022年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
2022年1月からは、日本eスポーツ連合(JeSU)によるプロライセンス獲得可能なオフィシャル大会「チャレンジカップ SEASON0 【2nd】」をスタートしていきます! この大会を皮切りに 2022年もバーチャファイターシーンを盛り上げていきたいと思いますので、引き続き宜しくお願い致します。\ガンバーチャ!/
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セガ
プロフェッショナル プロデューサー
小菅慎吾
代表作:「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク」![]() |
「LOST JUDGMENT:裁かれざる記憶」
難しいテーマに挑戦し、ユーザーを引き込むストーリー構成・演出がすばらしかったです。
普段ゲームにあまり興味がない家族が「次のストーリーが見たい」「帰ってくるまで進めないで」と話していたのが印象的でした。
<質問2>2021年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
「シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇」
シンジ達それぞれの責任、エヴァンゲリオンのけじめ、そして心血を注ぎ作り上げた庵野さん達の覚悟がたくさん詰まった作品でした。
携わったスタッフの方々に心より敬意を表します。
<質問3>2021年に、個人的に注目した(している)人物
阿部一二三(柔道)
代表決定戦丸山選手との死闘から、東京五輪金メダル獲得までのストーリーに感動しました。
たくさんの勇気をもらいました。
<質問4>2022年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク」のリアルライブを1月28日〜30日に開催します。
ここでしか体験できない品質を目指して準備しています、会場で、劇場で、ご自宅でぜひお楽しみください。
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セガ
龍が如くシリーズチーフプロデューサー
阪本寛之
代表作:龍が如くシリーズ![]() |
「モンスターハンターライズ」
それこそ、シリーズ通じてプレイしていますが、今作のSwitch版でも、従来のアクションの楽しさだけでなく、オトモガルクを使った新アクションも追加され、まだまだ発展を続ける作りこみに感銘を受けました。また和風な世界観や演出も非常にユニークで国産の良さを感じました。
<質問2>2021年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
「東京卍リベンジャーズ」
ビーバップ世代の自分にとっては、懐かしいヤンキー漫画の世界観でありながら、「JIN-仁-」のようなタイムリープの設定の掛け合わせがとにかく新鮮で、ぐいぐいと物語に引き込まれていきました。リバイバルの新しい手法だと思います。
<質問3>2021年に、個人的に注目した(している)人物
大谷翔平選手
今年一番世界に名を轟かせた日本人なのではないでしょうか。
コロナ禍でふさぎ込みがちだった気分を何度も吹き飛ばしてくれたと思います。
<質問4>2022年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
龍が如くスタジオが新体制となりましたが、これまで以上に、皆さんに楽しんで頂けるゲームを作り続けていきたいと思います。きっと驚く今後の発表に是非ともご期待ください!
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セガ
ぷよぷよシリーズ総合プロデューサー
細山田水紀
代表作:「ぷよぷよテトリス2」「ぷよぷよ!!クエスト」「ぷよぷよeスポーツ」など![]() |
Nintendo Switch「モンスターハンターライズ」の遊びやすさが最も印象に残りました。シリーズファンの方には過去作との比較や物足りない部分も感じられるかもしれないですが、これまでのモンハンは長時間プレイや仲間との協力プレイを前提とした作りで、少し苦手という意識を持っていたものの、本作では移動速度の向上や各種要素の敷居を下げる作りが、短時間でサクッと遊びたい自分には心地よさを感じさせるつくりとなっていました。定期的にアップデートでコンテンツが追加されていく仕組みもあり、はじめてモンハンを遊ぶ方にはぴったりの作品だと思いました。
<質問2>2021年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
テレビアニメ「東京リベンジャーズ」です。漫画や映画などでなんとなく知っていたものの、きちんと触れずにテレビアニメの後半数話だけを見ていた程度だったのですが、ぷよぷよもコラボしたサミー社の「m HOLD'EM(エムホールデム)」で、ぷよぷよの後に「東リベ」コラボを行うという話を聞いて、アニメを動画配信できちんと見直したところ、これは面白いと感じてしまいました。自分の身内もはまってしまい、その後、UFOキャッチャーのプライズをゲットしたり、温泉コラボでの食事などを楽しんだりしたのですが、ライセンスアウト商品展開など、まさにメディアミックス的にさまざまな展開を行っていて、目にする機会が多く、今後の展開も楽しみです。さまざまな場所で、ファンのみなさんが楽しむ様子を多く目にしたので、2021年内にとても印象的だった作品でした。
<質問3>2021年に、個人的に注目した(している)人物
日本人実業家の前澤友作さんと平野陽三さんです。前澤さんが宇宙に行くと聞いた時に、ちょっとだけ行くのかと思っていたら、ISS国際宇宙ステーションに12日間滞在すると聞いてびっくりしました。日本の民間人では初めてだと思うのですが、まだ地球にいる人の誰もが体験したことがない経験を活かして、次のアクションを行うと思いますし、今後のお二人の動向にとても注目しています。
<質問4>2022年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
リニューアル第1弾を実施したスマホアプリ「ぷよぷよ!!クエスト」では、新オープニングアニメーション、新主人公あたりを中心とした新ストーリー、1人で遊べる落ちものアクションパズル「とことんぷよぷよぷよ」などを収録しました。今後、第2弾や大型コラボも控えているので、ぜひチェックしてみてください。また、「ぷよぷよテトリス2」はPS5 / PS4 / Nintendo Switch / Xbox Series X|S / Xbox One版の5機種で好評発売中。「ぷよぷよeスポーツ」も好評発売中で、プロ大会や一般大会などを多数予定しています。ゲーム開発・運営、eスポーツ展開、コラボ商品など、「ぷよぷよ」をさまざまな形でお届けするべく、現状進めているものに加えて、新たな展開を模索しています。コラボなどもウェルカムですので、ぜひ興味のある方はお声掛けください!
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セガ
チーフディレクター
松永 純
代表作:「チェインクロニクル」,三国志大戦シリーズ,戦国大戦シリーズ,「シン・クロニクル」(2022春予定)![]() |
モバイルゲームの「キングダムオーダー」が、すごく良かったです! 昔からファイアーエムブレムやドラゴンフォースなどの戦記SLGにワクワクしていた人間には、グッとくるところが多すぎて最高でした。いくつかの国からひとつを選んで天下統一を目指すのですが、どの国も敵だと憎らしいですが自国で選ぶとそれぞれの事情が見えて情が沸く。そしてクリアしたあと別の国を選んだ時の、「かつて自分だった国」との戦いがほんのり切ない。といったかんじで、戦記ゲームのシステムにあわせたストーリー構成が見事。各国はかつて魔王を封じた英雄の子孫で、それが争うのがアツいという設定なのですが、一部それと関係ない国もいて、「こいつら何なんだろ……?」という違和感があったり、フリーの傭兵の中にも変な言動のキャラもいたり……といった小さな謎が、全ルートクリアするとすべて明かされる流れになっています。そしてめっちゃ感動&感心したのは、繰り返される「かつて自分だった国を滅ぼす」切なさすらも解決する物語になっていたこと。これぞゲームだからこその体験。戦記SLG好きの方は、是非!
<質問2>2021年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
League of Legendsのアニメ、「Arcane」(アーケイン)がダントツで凄かったです。どこで一時停止してもそのままアートワークになってしまう、次元が違うとしか言えない超絶絵作りに脱帽。加えて、ストーリーも見事だなと思いました。ぶっちゃけ対戦ゲームをドラマにするのって、すごく難しいと思うんです。世界観よりもキャラ立ちを優先して作られているコンテンツなので、物語をちゃんとつなげようとしてもキャラが悪目立ちしたり、世界観に無理が出たりして、どうしてもファン以外が楽しめないものになりがちです。その点、このドラマはきちんと物語の中から徐々にキャラが立ちあがってくる構成になっており素晴らしかったです。チャンピオンを軸に描くのではなく、物語の中で生き残って磨かれたからチャンピオンになったんだという見え方がすごい。こういった脚本が組めるなら、ドラマ化してほしいゲームは本当に山ほどありますね。
<質問3>2021年に、個人的に注目した(している)人物
去年あたりから、マンガの分野だと「ジャンプ+」の躍進がとにかくすごいと思っていたのですが、その中でスター編集者と呼ぶべき、林 士平さんはとても目立っていたと感じます。個性的な天才作家さんたちとのエピソードも面白い。ゲームや映画といったコンテンツはどんどん制作規模が巨大化していって、作る人の個性というのが目立たなくなってきているので、こういう「作り手を活かす人」が注目を浴びて、個を活かすものづくりがどんどん魅力的に見えていってほしいなと思います。
<質問4>2022年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
2022年は「チェインクロニクル」がいよいよ10年目に突入します。そして2022年春には、新作「シン・クロニクル」をサービス開始予定です。長らく「運営するストーリーRPG」というものをやってきて得た経験を、チェンクロではいっそう深く反映すると同時に、新作シン・クロニクルではその経験を「新しい物語体験」に進化させて、ゲームだからこそ、このゲームシステムだからこそと思ってもらえる感動をお届けしたいと思っています。どうかご期待ください!
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ソニー・インタラクティブエンタテインメント
インディーズ イニシアチブ 代表
吉田修平
代表作:「クラッシュバンディクー」「サルゲッチュ」「レジェンド オブ ドラグーン」![]() |
「ドキドキ文芸部プラス!」
見かけは美少女ゲーム、でもプレイしていくと何かがおかしくなって、そして衝撃の展開が次から次へと! このゲームはゲームに新しい感覚と刺激を求める人全てに何の事前情報もなくプレイしていただきたいです。ただホラー要素があるので、苦手な人は避けた方が良いかもしれません。
「Inscryption」
ネタバレを避けるためにドキドキのコメントを多く書けないので、もう1タイトル挙げます。このタイトルは良くできた戦略カードゲームなのですが、プレイしていると衝撃の展開が次から次へと! PCのみのリリースですが、刺激を求めるあなたに超おススメです。 ただリスの愛好家にはおススメ出来ません。
<質問2>2021年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
「コントが始まる」
菅田将暉、神木隆之介、仲野太賀、有村架純、古川琴音という若手演技派俳優が揃ったドラマで、劇中のコントは(わざと?)本当につまらないものばかりだけれど、毎話最後には涙していたという、ストーリーと役者たちの演技にしてやられました。
「課長 島耕作」
「全話無料!」という広告につられて「マガポケ」というアプリで読み始めたのですが、その昭和っぽい設定や今ではセクハラパワハラで問題ありのストーリーにツッコミどころ満載の漫画でした。しかし最も楽しかったのは一話毎に他の読者のコメントが読めるところ。日本中の人々と一緒にストーリーや登場人物にツッコミまくるのは漫画の新しい楽しみ方でした。
<質問3>2021年に、個人的に注目した(している)人物
生高橋くん(@hyaku1128)
今年PC(Steam, itch.io)で「ElecHead」を発売した日本人のインディディベロッパで、過去の作品「BATTLLOON - バトルーン」の時から注目していました。「ElecHead」はとっても練られたパズルアクションで、詰まっても解法が見つかった時の「ああっ!」という快感がたまらない作品です。1,000円弱なので是非買ってあげてください。まだ若いクリエイターなので今後のさらなる成長がとても楽しみです。
<質問4>2022年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
2021年は世界のインディディベロッパ、パブリッシャをサポートするためにSIEの色々な部署のメンバーと様々な取り組みをした1年でした。2022年はコロナが落ち着いて、インディディベロッパにとって重要なリアルイベントが世界各地で復活してくれることを期待しています。そして世界のイベントに出かけて行って新しいゲームやクリエイターと巡り合えることを一番の喜びとして素晴らしい一年になりますようにと祈っています。
2022年もプレイステーションユーザーに驚きと楽しさが詰まった様々なインディーゲームをお届けすべく頑張りますのでご期待ください。先ずは2月8日発売の「師父―Sifu―」にご注目を!
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ソニー・インタラクティブエンタテインメント
プレイステーション・スタジオ インターナショナルプロダクション&ローカライゼーション課 ローカライズプロデューサー
八巻里沙
代表作:「The Last of Us Part II」「Horizon Forbidden West」![]() |
「Returnal」
DualSenseワイヤレスコントローラーのトリガー半押し・全押しでメインとサブ武器が切り替わったり、雨が体に当たる感覚が振動によってリアルに感じられたりと、PS5の機能をうまくゲームと融合させていたのがとても感動しました。没入感がまるで違いますね。難易度もすごくヒリヒリする絶妙なバランスで、クリアするまでずっとReturnalのことが頭から離れませんでした(笑)
<質問2>2021年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
ミュージカル「17 AGAIN」
「スッキリ」で竹内涼真さんが劇中の歌を生披露されたときに強い衝撃を受けて、その勢いのままチケットを購入し観劇。
2度の緊急事態宣言にきっとたくさん振り回されたであろう状況を感じさせない、力強く、繊細なパフォーマンスに息をするのも忘れて見入ってしまいました。
主演の竹内涼真さんは初舞台、初ミュージカルなんだとか……。どれだけの努力を重ねられたのだろうと想像すると、自分も身が引き締まる思いで、ウオー、がんばるぞ、という気持ちになります。素晴らしいエンターテインメントを見させていただきました。
<質問3>2021年に、個人的に注目した(している)人物
パセク&ポール
ベンジ・パセクさんとジャスティン・ポールさんのソングライターコンビ。詞の言葉選びがカッコつけすぎず、でも美しくて、本当におしゃれなんです。これからもきっとたくさんのヒット曲を世に送り出してくれるでしょう!ワクワクしますねー!
<質問4>2022年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
PS5「アンチャーテッド トレジャーハンターコレクション」は2022年1月28日(金)に発売します!ネイティブ4K解像度のモード、またはターゲット120fpsのモードも選べますので、PS5のパワーを存分に生かしたリマスターで再びの方も初めての方も冒険をお楽しみいただければと。
さらに、2月18日(金)には「Horizon Forbidden West」が発売予定です! 前作からすべてがスケールアップしたオープンワールドで、機械獣に乗って思う存分駆けまわっていただきたいです。アーロイと一緒に、地球の生命を脅かす“赤い腐蝕”の謎を解き明かしに行きましょう。ローカライズもチーム一同、全力で取り組んでおります!どうぞお楽しみに!
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ソラ
代表
桜井政博
代表作:星のカービィシリーズ,大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ,「カービィのエアライド」「メテオス」「新・光神話 パルテナの鏡」など![]() |
今は「スマブラ」開発が終わったため、特定のタイトルを挙げても「○×参戦か!?」と勘ぐられることが無くなったので、参加させていただきます。
一番を決めるのがあまり好きではないので、来年以降の参加はわかりません。
<質問1>2021年に発売されたゲームの中で、最も感心させられた(あるいは衝撃を受けた)タイトル
かなり多くのゲームをプレイしているので、近々のものに絞りますが、「Inscryption」にはやられました。
メタ要素を多く含むカードゲームで、常識的なゲームの垣根を越えてきます。
多くのプレイヤーがそう言うでしょうけれど、先入観もネタバレも無い状態でプレイするのが一番ですので、ぜひ。
<質問2>2021年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
MCU(Marvel Cinematic Universe)の活動が著しいですね。
Disney+のオリジナル作品も含め、どれだけの規模でどれだけの人が動いているのかわからないぐらいのタイトル数が動いています。
しかも中身も高品質。コロナ禍なのに!!
設定を矛盾なくまとめるプロダクションとしての力も、随一だと思いました。
<質問3>2021年に、個人的に注目した(している)人物
作り手は皆尊敬していますが、どうしても一人挙げるなら宮崎英高さんです。
ゲーム業界に大きな影響を与え続ける、世界でもトップクラスのバランス感を持つディレクターだと思います。
氏の作品性をもって「バランス感が高い」と言うのは違和感があるかもしれませんが、ディレクションって取捨選択ですからね。
<質問4>2022年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
お知らせしたい抱負は特にありません。
何をするにも時間はかかるでしょうから、私のことはしばらく忘れていただくぐらいがほどよいかと思います。
Tango Gameworks
エグゼクティブ プロデューサー
三上真司
代表作:「ゴッドハンド」(※夜のお店では「アラジン」と答えるようにしています)![]() |
「Valheim」です。めちゃ面白いです。
<質問2>2021年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
「イカゲーム」です。カイジに似ているという意見はありますが、リアリティーのバランスがよく、その中で、お互いの命の選択を連続して迫られる極限状態で、人はどう判断するのかというすごく興味を魅かれる内容に感心しました。
<質問3>2021年に、個人的に注目した(している)人物
大谷翔平さんです。メジャーリーグで二刀流でこんなに成功した人はいないんじゃないでしょうか。
妬みにもなるようなくらい理想だけど無理じゃない的なことを実現できたのは、すごかったと思います。
<質問4>2022年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
宣伝になりますが、「Ghostwire: Tokyo」発売します。
こんなユニークな世界観をもったゲームはないと思うので皆さん是非遊んでください。
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ディースリー・パブリッシャー
エグゼクティブ プロデューサー
岡島信幸
代表作:EDFシリーズ,お姉チャンバラシリーズ,ドリームクラブシリーズなど![]() |
「ザ・アンツ:アンダーグラウンド キングダム」
蟻の巣を育成していくゲームです。とにかくやることが多いゲームなのですが、そんなにあれもこれもできないよ〜!と思いつつ、攻略サイトをチラチラ見ながら(解説がないと私は無理でした)、ついついやってしまうんですよね……。かなり遊ぶ人を選ぶコンテンツだと思います。そんな時ふと思ったのが、いったいどんな方達が誰に向けて作っているのだろうか? という疑問です。いろいろ衝撃です。
<質問2>2021年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
「マトリックス レザレクションズ」
最初に言っておきますが、まだ見ていません。これを書いているのは公開日(12月17日)前です。しかしあの「マトリックス」に続編といっていいのかわかりませんが、とにかく新作が存在するという事実そのものが衝撃です。絶対に見たい映画です。
<質問3>2021年に、個人的に注目した(している)人物
イアン・ギラン
最も好きなヴォーカリストの一人です。ソロのバンドで来日した時、握手してもらったことがあります(自慢)。今年もDEEP PURPLEの新アルバムが出るらしいという情報を見て、昨年でたばかりなのに!? どうゆうこと? と思っていましたが、本当にカヴァーアルバムがリリースされました。来年はツアーも行うようでうれしい限りです。でも最後かもしれないという噂も……。とにかく若いころと歌い方は変わっていますが、歌い続けてくれるだけで感謝です。いつまでも元気に活動していただきたいと心から願っています。
<質問4>2022年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
2022年こそはナンバリング「地球防衛軍」シリーズの最新作「地球防衛軍6」のリリースを予定しております。本来は2021年にお届けするつもりでしたが、隊員の皆様にはお待ちいただいている状況となりました。待っていて良かったと思っていただけるような素敵な商品となるよう、ユーザーの皆様に寄り添いながら、職務を行っていければと考えております。関係各社のクリエーターの方々と共に、できる限り良い状態でお客様にお届けするように努力してまいりますので、どうぞご期待ください。
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ディライトワークス
「Fate/Grand Order」第2部 開発ディレクター
カノウヨシキ
代表作:「Fate/Grand Order」![]() |
「月姫 -A piece of blue glass moon-」
TYPE-MOONの世界に連なる作品に携わる人間としても、一人のTYPE-MOONファンとしても心待ちにしていたタイトルです。
実際にプレイし、TYPE-MOONにより描かれる「月姫」というストーリー、世界観に改めて惹き込まれたことはもちろんですが、ビジュアルノベルというジャンルの中で、映像、音楽、スクリプトを組み合わせることで、こんなにも豊かな表現、プレイヤーへ新たな体験を提供ができるのかと驚くとともに、今後のゲーム制作に刺激をいただきました。
<質問2>2021年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
「シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇」
20年以上続いた作品の完結は、とても感慨深いできごとでした。見終えたあと、終わりを迎えてしまったという少し物悲しさと、物語の登場人物たちが一つのゴールにたどり着いたという嬉しさの2つの気持ちがあり、不思議な感覚でした。
テレビアニメから始まり、そこから漫画、映画など幅広いメディアに展開していく姿を、私自身リアルタイムで見ていたこともあり、その終わりと銘打たれた本作は、とても印象に残っています。
<質問3>2021年に、個人的に注目した(している)人物
堀米雄斗 / 西矢 椛 / 四十住さくら
東京オリンピックは、私もテレビで応援していました。今回からの新種目となったスケートボードで、若い選手たちが立て続けに金メダルを獲得する姿に、コロナ禍で閉塞感がある中で、大きな勇気と元気をもらいました。
金メダルを獲得した3選手からは、新しいことにどんどんチャレンジしていくガッツと勇気を共通して感じました。ストリートカルチャーとして定着しているものの、競技スポーツとしては認知度が高くはなかったスケートボードという世界で、難しいトリックに挑戦し見事結果を勝ち取り、見ている人に勇気と感動を与える選手の姿をみて、私も同じようにゲームを通じて感動を伝えられたらと改めて感じた次第です。
<質問4>2022年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
2022年、「Fate/Grand Order」は7周年を迎えます。今現在、FGOを遊んでいただいているユーザーのみなさまにはもっと楽しんでいただけるよう、またより多くのユーザーの方にも遊んでいただけるよう、メイン章の制作だけでなく、システム面ふくめ、様々な改修や新しい要素を追加していきたいと考えています。
第2部の物語も佳境を迎えつつあります。みなさまの記憶や想い出に残る、生涯の一本になるように、スタッフ一同、全力で取り組んでいきます。
また、私たちといっしょにゲーム創りに取り組んでくださる仲間も募集しています。ユーザーのみなさまに一緒に最高のゲーム体験を届けていきましょう! 応募お待ちしております。
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デスクワークス
代表取締役/ゲームデザイナー
藤井トム
代表作:「RPGタイム!〜ライトの伝説〜」![]() |
「Voice of Cards ドラゴンの島」。RPGってやっぱりいいなと再確認させていただいたタイトルです。発表されてからゲームをクリアするまでずっと面白く、感心させられました。
<質問2>2021年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
「ワッフルとモチ」。Netflixで配信されている食育番組です。毎話あたらしい発見と気持ちのよいお約束があり、主人公ワッフルの体当たりの演技を見ていると元気になれます。オバマ元大統領夫人の役割も印象的でした。
<質問3>2021年に、個人的に注目した(している)人物
すぎやまこういちさん。人生のBGMとして今も力をもらっています。
<質問4>2022年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
お待たせしております「RPGタイム!〜ライトの伝説〜」、もう少しでお届け出来ます!
ぜひプレイいただけると嬉しいです!
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トゥーキョーゲームス
ディレクター,シナリオ
打越鋼太郎
代表作:「AI:ソムニウム ファイル」「ワールズエンドクラブ」,ZERO ESCAPEシリーズ,「Ever17」![]() |
「バイオハザード ヴィレッジ」
若かりし頃、バイオシリーズをすり切れるほど遊び倒してきたのですが、忙しさもあってしばらくご無沙汰に……。なので、久しぶりにプレイさせて頂いた感じになります。そのせいで耐性がなくなっていたのか、あるいは単に歳のせいなのか、個人的にはめっちゃ怖かったです。「これ以上進みたくない!」というハラハラ感が心地よく、バランスは絶妙だったと思います。これぞバイオならではといった世界観やギミックも素晴らしく、グラフィックもデザインも見事でした。
<質問2>2021年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
今年は個人的にツボにはまった作品が多く、いずれも甲乙つけがたいほどの秀作ばかりでした。が、中でも一番刺さったのは「ボクたちはみんな大人になれなかった」(映画)。原作者の燃え殻さんは1973年生まれとのことで、完全に僕と同い年。そのため共感の度合いがハンパなく、当時の空気感だったり、ワードだったり、ガジェットだったり、そういったひとつひとつの事柄に胸をえぐられるような思いがしました。嫌な記憶や醜い過去など、長い年月の間に堆積した羞恥のよどみをぐりぐりとほじくり出されていくような感覚……。それが不思議と心地よく「ああ、もう何もかもさらけ出していいんだぁ…」といった感じの諦念に近い感情(人間ドックで胃カメラを突っ込まれたときと同じような恍惚感)を覚えました。
<質問3>2021年に、個人的に注目した(している)人物
【庵野秀明さんとシンエヴァを作ったすべての皆さん】僕のこれまでの人生に爽やかな決着をつけてくれました。【此元和津也さん】「オッドタクシー」に脱帽。この企画を通したのもすごい。「セトウツミ」もよかった。【清水ハン栄治さん】「トゥルーノース」尊敬としか言いようがない。【全裸監督を作ったすべての皆さん】一生に残る濃密な傑作。【橘玲さん】現代社会を解析したいなら「無理ゲー社会」の一読をお勧めします。【ファン・ドンヒョクさん】「イカゲーム」面白かったです。グローバルなエンタメへの落とし込み方が見事。【渡部亮平さん】ガスライティングを描いた作品「哀愁しんでれら」僕的にはオチも含めて好物でした。【内田英治さんと草彅剛さん】「ミッドナイトスワン」胸が締めつけられました。【古沢良太さん】「コンフィデンスマン」を見て、あらためてやっぱ天才だなと…。【アリ・アスターさん】「ヘレディタリー」もよかったけど「ミッドサマー」はさらに秀逸。【中島かずきさん】恥ずかしながら、今年初めて「髑髏城」を見たのです。ネフリでしたが最高でした。死ぬまでに一度は劇場で見たい!
<質問4>2022年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
2022年は弊社トゥーキョーゲームス関連のタイトルが複数リリースされます。
まずは「AI:ソムニウムファイル ニルヴァーナイニシアチブ」。僕が胃袋をねじ切られるような思いで書いたADVゲームです。AIとしては2作目になりますが、前作をプレイしていなくても十分楽しめる作りになっています。夢の中を探索するソムニウムパートも面白さが倍増! グラフィックも演出も強化され、追加要素もたんまり仕込んであります。前作同様、音楽のクオリティも非常に高く、魂を揺さぶられること請け合いです!
また弊社のスリートップである小高、高田、小松崎が総力を結集して作った「超探偵事件簿 レインコード」それと「トライブナイン」(アニメ版)も2022年にリリース予定です。ぜひチェックしてみて下さい!
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トゥーキョーゲームス
代表
小高和剛
代表作:ダンガンロンパシリーズ,「アクダマドライブ」![]() |
「バイオハザード ヴィレッジ」
怖さとエンタメが見事に融合していて、そのバランスが絶妙でした。
怖いけど先が気になって続けちゃう……と、夢中になってプレイしました。
バイオハザードはやっぱりどんでもないな……
<質問2>2021年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
「ダーウィン事変」
弊社の小松崎から教えて貰った漫画なのですが、メチャクチャ面白い!
これぞアフタヌーンというような内容で、骨太で読み応えがあります。
<質問3>2021年に、個人的に注目した(している)人物
那須川天心
3月のキックボクシングラストマッチからボクシングへ。
格闘技好きとしては目が離せません。
<質問4>2022年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
アニメ「トライブナイン」が2022年1月10日からスタートします。
配信も色んなところで観られるので、ぜひ観てください。
先日発表した「超探偵事件簿 レインコード」の続報にも期待してください!
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トゥーキョーゲームス
ディレクター,シナリオライター
中澤 工
代表作:「ワールズエンドクラブ」「ルートダブル -Before Crime * After Days-」「Ever17 -the out of infinity-」![]() |
甲乙つけ難かったので2本……
「Twelve Minutes」
衝撃を受けたのはこちら。
テンポも演出のセンスもいいし、何より、試行錯誤が楽しい! 失敗しても、「次はこうすれば成功するかも……」→「あ、できた! でもやっぱ死んだ! だったら次はこうすれば…」というトライアンドエラーの繰り返しがひたすら楽しい。良い「死にゲー」。古典的な面白さが高度に洗練された形。ファミコンにハマってた子供の頃を思い出した。寝る前にちょっと遊んでみるつもりが、朝まで遊んでしまって翌日が辛かった……。
「パラダイスキラー」
感心させられたのはこちら。
推理アドベンチャーゲーム×オープンワールド、という誰でも思いつきそうで、作るのは躊躇しちゃう企画を作り切ったのがすごい。操作性が悪いなどの荒削りさはあるけど、思った以上に親和性が高くて目から鱗がこぼれまくり。今後、こういう作品増えそうだなあ。世界観やキャラも非常に個性的でジワジワ好きになった。
<質問2>2021年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
「ワンダヴィジョン」(ドラマ)
よくこんなネタを思いついて、しかもエンタメ作品として成立させたなあ……と、感服。2021年の初っ端からこんな怪作を見ることができて幸せでした。
新しくて懐かしくてセンスのいい映像表現も素敵だったし、話数を追うごとにジワジワ気味悪く謎めいてくるストーリーや、僕のような考察厨を夢中にさせるネタの仕込み方も最高!(まるで、僕も大好きな往年の名作「プリズナーNo.6」みたいで)。
最初から最後まで、見ていない時間までもが楽しくて、毎週の配信日が待ち遠しかったです。
<質問3>2021年に、個人的に注目した(している)人物
小室 圭さん・眞子さん夫妻。
いろいろありましたが、どうかお幸せになってほしいです。
<質問4>2022年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
「ワールズエンドクラブ」はApple Arcade・Nintendo Switchに続いてSteamでも遊べるようになりました。どうぞよろしくお願いします!
2022年は、僕もシナリオをお手伝いした「AI:ソムニウムファイル ニルヴァーナ イニシアチブ」が発売されます。また、トゥーキョーゲームスが総力を上げて参加している「トライブナイン」も鋭意制作中。まずは1月からテレビアニメが放映されます。
その他、まだ発表できていない作品が何本もあって(しかもそのうちの1本は、ちゃんと完成できるかどうか未知数のトゥークレイジーな挑戦作……)、2022年も楽しく忙しく頑張ります。
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