【9月10日 AFP】12NFLは9日、各地で第1週の試合が行われ、デンバー・ブロンコス(Denver Broncos)は1シーズンを棒に振った故障からの復帰を果たしたペイトン・マニング(Peyton Manning)が活躍を見せ、ピッツバーグ・スティーラーズ(Pittsburgh Steelers)に31-19で勝利した。

 NFLの最優秀選手(MVP)に4度輝きながらも、首の手術を4度受けたため2011シーズンを欠場したマニングは、新天地のファンの前で26本中19本のパスを成功させ、これまでダン・マリノ(Dan Marino)氏とブレット・ファーヴ(Brett Favre)しか記録していなかった通算400タッチダウンパスを達成した。

 記録達成についてマニングは、「彼らの仲間入り果たせたとは思えないが、とても名誉に思う」とコメントしている。

 NFL史上最高のクォーターバック(QB)との呼び声高いマニングだが、昨シーズンまで在籍していたインディアナポリス・コルツ(Indianapolis Colts)は、4月のドラフトでスタンフォード大学(Stanford University)のQBアンドリュー・ラック(Andrew Luck)を獲得したため、マニングの退団を容認していた。

 これを受けてコロンブスは、いくつかの不安要素があることを理解しながらもマニング獲得に踏み切った。

 第3クォーターにブロンコス加入後では初となり、自身通算400本目となる71ヤードのタッチダウンパスを成功させたマニングは、新シーズンを白星で発進したことについて「格別だ」と話したものの、同時に「1試合に過ぎない」として気を引き締めた。 

 また、ブロンコスはデマリウス・トーマス(Demaryius Thomas)がレシーブ5回で110ヤードと1タッチダウンを記録し、ウィリス・マゲイヒー(Willis McGahee)がラン16回で64ヤードを獲得している。

 一方、スティーラーズはQBベン・ロスリスバーガー(Ben Roethlisberger)がパスで245ヤードを獲得し、2タッチダウンを記録したものの、試合時間残り2分の場面でブロンコスのトレーシー・ポーター(Tracy Porter)にインターセプトから43ヤードのタッチダウンを許す致命的なミスを犯した。(c)AFP