【9月16日 AFP】12-13イングランド・プレミアリーグは15日、第4節の試合が各地で行われ、チェルシー(Chelsea)とクイーンズ・パーク・レンジャーズ(Queens Park Rangers、QPR)は0-0で引き分けた。

 QPRのアントン・ファーディナンド(Anton Ferdinand)は、自身に対する人種差別発言疑惑で起訴されたチェルシーのジョン・テリー(John Terry)と、テリーの無罪判決後に初めて顔を合わせたが、試合前にそのテリーとアシュリー・コール(Ashley Cole)との握手を拒否した。

 予期されていた通り、試合前恒例の握手のやりとり中でファーディナンドはテリーが伸ばした手を無視し、さらにテリーの裁判に性格証人として出廷したコールとの握手も拒否した。

 チェルシーは、開始4分にエデン・アザール(Eden Hazard)、前半中盤にはフェルナンド・トーレス(Fernando Torres)がゴールに迫ったものの、イタリア・セリエAのインテル(Inter Milan)から加入したゴールキーパー(GK)ジュリオ・セザール(Julio Cesar)がセーブ。さらにダビド・ルイス(David Luiz)がヘディングシュートを狙ったものの、枠を外れた。

 一方のQPRは、左サイドの朴智星(Park Ji-sung、パク・チソン)の突破などからチャンスを作り出すなどしたが、ボビー・ザモラ(Bobby Zamora)が迎えたチャンスは、GKペトル・チェフ(Petr Cech)に阻まれた。

 後半開始後、中盤でボール保持のままなら無いチェルシーに対し、QPRが支配率を高めたものの、その後も両チーム決め手を欠いて得点には至らなかった。

 チェルシーは今シーズン初めて勝ち点3を逃し、QPRにとって実りある一戦となった。(c)AFP/Ian Winrow