【10月21日 AFP】12-13イングランド・プレミアリーグは20日、第8節の試合が各地で行われ、チェルシー（Chelsea）は4-2でトッテナム・ホットスパー（Tottenham Hotspur）に勝利した。

　チェルシーは元指揮官のアンドレ・ビラス・ボアス（Andre Villas-Boas）監督が率いるトッテナムを敵地ホワイト・ハート・レーン（White Hart Lane）で退け、リーグ首位を守った。

　チェルシーは前半17分、出場停止の主将ジョン・テリー（John Terry）に代わってセンターバックに起用されたギャリー・ケイヒル（Gary Cahill）の得点で先制すると、後半2分にウィリアム・ギャラス（William Gallas）、同9分にジャーメイン・デフォー（Jermaine Defoe）に得点を許し一時はトッテナムに逆転されたものの、同21分と24分のフアン・マヌエル・マタ（Juan Manuel Mata）が立て続けに得点し、リードを奪った。

　マタは後半終了間際にもダニエル・スターリッジ（Daniel Sturridge）のチーム4得点目をお膳立てし、役割を全うした。

　一方、クイーンズ・パーク・レンジャーズ（Queens Park Rangers、QPR）のアントン・ファーディナンド（Anton Ferdinand）に対する人種差別発言を行ったとして出場停止処分を科され、このロンドンダービーを皮切りに国内での4試合を欠場するテリーはスタジアムに姿を見せなかったが、試合前には話題の中心を占めた。

　チェルシーのブルース・バック（Bruce Buck）会長は試合後、テリーに対し「非常に重い罰金」を科したものの、引き続き主将を任せる意向であることを明らかにしている。(c)AFP/ Ian Winrow