マレー、シーズン終盤の試合スケジュールに苦言
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【10月31日 AFP】男子テニス、パリ・マスターズ(BNP Paribas Masters 2012)に出場中のアンディ・マレー(Andy Murray、英国)がATPツアーのシーズン終盤のスケジュールについて苦言を呈した。
マレーは、ATPワールドツアー・ファイナル(ATP World Tour Finals)の開催地が2014年以降ロンドン(London)を離れた場合、シーズン終盤のスケジュール調整が難しくなるとコメントし、年間の大会スケジュールが過密化した中で選手が難しい決断を強いられていることを明かした。
パリ・マスターズのシングルス2回戦を控えてコメントした世界ランキング3位のマレーは、前週スイスのバーゼル(Basel)で行われたスイス・インドア(Swiss Indoors Basel 2012)を背中の痛みのため欠場し、大会主催者を途方に暮れさせていた。
マレーはパリ・マスターズの閉幕とロンドンでのファイナル開幕の間に休みがない以上、3週連続出場というリスクを負ってプレーしたい選手はいないはずだとコメントした。
こうした事態は2012年から起こったもので、男子プロテニス協会(Association of Tennis Professionals、ATP)は所属選手の要望を受け入れ、大会日程を2週間詰めて11月12日までに全日程が終了するように変更した。
ノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic)に次ぐ大会第3シードでパリ・マスターズに出場しているマレーは、「今のスケジュールで、ファイナルが欧州以外の大陸へ移ることになったら大きな問題になると思う」とコメントしている。
「(ランキング7位から9位あたりまでに入っている)選手は、(ファイナルに)出場できなくなる可能性があれば、別の大陸までわざわざ長旅をするわけがない。出場できるかどうかが日曜までわからなくて、次の火曜には試合をしなきゃならないかもしれないんだから」
ATPワールドツアー・ファイナルは2013年まではロンドンで開催されることが決まっているが、以後の開催地については大金の絡んだ交渉がなされている。
マレーはまた、通例だったATPワールドツアー・ファイナル直前の休養が取れなくなったことで、選手生活が難しいものとなっているとコメントした。
「2、3の大会に影響が出るかもしれないが、2週縮めたのだから起こりうることだ。うまく回るはずがない」
「バーゼル、(同週に行われた)バレンシア・オープン(Valencia Open)、そしてパリの後に1週間休みを空けてファイナルというのなら悪くない。だけど3週連続の出場は厳しいよ。多くの選手が一番に優先するのは、間違いなく、最後のファイナルに万全の状態で臨むことだからね」(c)AFP/Scott Williams
マレーは、ATPワールドツアー・ファイナル(ATP World Tour Finals)の開催地が2014年以降ロンドン(London)を離れた場合、シーズン終盤のスケジュール調整が難しくなるとコメントし、年間の大会スケジュールが過密化した中で選手が難しい決断を強いられていることを明かした。
パリ・マスターズのシングルス2回戦を控えてコメントした世界ランキング3位のマレーは、前週スイスのバーゼル(Basel)で行われたスイス・インドア(Swiss Indoors Basel 2012)を背中の痛みのため欠場し、大会主催者を途方に暮れさせていた。
マレーはパリ・マスターズの閉幕とロンドンでのファイナル開幕の間に休みがない以上、3週連続出場というリスクを負ってプレーしたい選手はいないはずだとコメントした。
こうした事態は2012年から起こったもので、男子プロテニス協会(Association of Tennis Professionals、ATP)は所属選手の要望を受け入れ、大会日程を2週間詰めて11月12日までに全日程が終了するように変更した。
ノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic)に次ぐ大会第3シードでパリ・マスターズに出場しているマレーは、「今のスケジュールで、ファイナルが欧州以外の大陸へ移ることになったら大きな問題になると思う」とコメントしている。
「(ランキング7位から9位あたりまでに入っている)選手は、(ファイナルに)出場できなくなる可能性があれば、別の大陸までわざわざ長旅をするわけがない。出場できるかどうかが日曜までわからなくて、次の火曜には試合をしなきゃならないかもしれないんだから」
ATPワールドツアー・ファイナルは2013年まではロンドンで開催されることが決まっているが、以後の開催地については大金の絡んだ交渉がなされている。
マレーはまた、通例だったATPワールドツアー・ファイナル直前の休養が取れなくなったことで、選手生活が難しいものとなっているとコメントした。
「2、3の大会に影響が出るかもしれないが、2週縮めたのだから起こりうることだ。うまく回るはずがない」
「バーゼル、(同週に行われた)バレンシア・オープン(Valencia Open)、そしてパリの後に1週間休みを空けてファイナルというのなら悪くない。だけど3週連続の出場は厳しいよ。多くの選手が一番に優先するのは、間違いなく、最後のファイナルに万全の状態で臨むことだからね」(c)AFP/Scott Williams