【12月10日 AFP】世界的に有名なオーストラリア・シドニー(Sydney)の年越し花火大会が、今年は、来場者のスマートフォン(多機能携帯電話)の画面の光を使ったショーを企画している。花火大会の企画大使を務める歌手のカイリー・ミノーグ(Kylie Minogue)さんが6日、シドニー市民に支持を呼び掛けた。

 シドニー市当局が「世界初」の試みと呼ぶこの光のショーは、プログラムされた間隔で画面に色を表示させるiPhone(アイフォーン)とAndroid(アンドロイド)用の専用アプリを使って行われる。

 市当局の来場者予想は100万人以上。大会主催者は、来場者にスマートフォンを掲げてもらい、新年カウントダウンに向けて一斉に変化する光の波を実現したい考えだ。

 企画大使のミノーグさんはビデオメッセージで「この素晴らしい多様性のある都市で、私たちは大晦日に集まって未来を受け入れ、そして今の私たちのすべてと、明日の可能性を祝福しましょう」と呼び掛けた。

 花火大会の目玉はハーバーブリッジ(Harbour Bridge)の支柱に映し出される文字だが、アプリ利用者は文字の候補を投稿することもできるという。

 シドニーの花火大会は世界中の新年イベントの皮切りとなるもので、世界中で数十億人が見るとされている。(c)AFP