【2月20日 AFP】米ユナイテッド航空(United Airlines)は19日、バッテリー発火問題を起こしたボーイング(Boeing)787型旅客機「ドリームライナー(Dreamliner)」の運航停止措置を3月30日まで継続すると発表した。B787の世界的な運航停止は長引く見通しだ。

 ユナイテッド航空は全米で唯一B787を運航し、7機を保有している。現在、3月30日までの欠航便を減らすため代替機の手配を進めているという。

 18日の米紙シアトル・タイムズ(Seattle Times)によるとボーイングは、バッテリーを加圧換気機能を備えたチタンか鋼鉄の箱で覆い、万一飛行中に発火しても火災を抑え込めるようにする暫定措置を検討中という。

 ただ、仮に米連邦航空局(US Federal Aviation AdministrationFAA)がこの対策を承認したとしても、設計から試験、認可を経て実装されるまでには少なくとも3か月はかかるとする関係筋の見方を同紙は伝えている。(c)AFP/Veronica Smith