【3月4日 AFP】12-13イングランド・プレミアリーグは3日、第28節の1試合が行われ、トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)は2-1でアーセナル(Arsenal)を下した。

 トッテナムはギャレス・ベイル(Gareth Bale)が再びスポットライトを浴びる活躍を見せてチームの勝利に貢献し、北ロンドン(London)のライバルに屈辱を積み重ねた。

 このところ絶好調のベイルがいつもと変わらない冷静なフィニッシュをみせて前半37分に試合の均衡を破ると、トッテナムはその2分後にアーロン・レノン(Aaron Lennon)が追加点を挙げた。後半6分にアーセナルはペア・メルテザッカー(Per Mertesacker)が1点を返したものの、試合は緊迫感が張り詰める中、トッテナムが逃げ切った。

 アンドレ・ビラス・ボアス(Andre Villas-Boas)監督率いるトッテナムはリーグ戦ここ12試合を無敗とし、チェルシー(Chelsea)を抑えて3位を守った。また、5位アーセナルとの勝ち点差は7となった。トッテナムがリーグ戦の順位で最後にアーセナルを上回った1994-95シーズン以降、8人の監督がチームを指揮したが、ビラス・ボアス監督はその不遇の時代に終止符を打つ可能性がある。
 
 一方のアーセナルはリーグ戦では6試合ぶりに黒星を喫し、4位チェルシーには勝ち点5差をつけられて欧州チャンピオンズリーグ2013-14(UEFA Champions League 2013-14)の出場権獲得に苦しんでいる。

 クラブが中東のコンソーシアム(共同事業体)に買収されるのではないかという報道を受け、8シーズン続けて無冠に終わっているガナーズ(Gunners、アーセナルの愛称)のアーセン・ベンゲル(Arsene Wenger) 監督にとっては、自らの今後が注視される可能性もあり、気の滅入る午後となった。(c)AFP