F1のメルセデス、タイヤテスト問題で国際法廷へ
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【6月6日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するメルセデスAMG(Mercedes AMG)が不正なタイヤテストを行ったとして、国際自動車連盟(Federation Internationale de l'Automobile、FIA)は同チームを国際法廷に呼び出したことを発表した。
メルセデスは、5月のスペインGP(Spanish Grand Prix 2013)の開催後、タイヤ供給メーカーの「ピレリ(Pirelli)」社と、シーズン中には禁止となっているタイヤテストを行ったとして、フェラーリ(Ferrari)とレッドブル(Red Bull)の2チームから抗議を申し立てられ、大会スチュワードから事情聴取を受けていた。
FIAは以下の声明を発表した。
「受け取った回答と、事情聴取で収集した情報を踏まえ、追訴団体の役割を務めるFIAの会長は次の決断を下した」
「事情聴取の結果、2013年5月15日から17日にかけてバルセロナ(Barcelona)でメルセデスAMGがピレリ社と行ったタイヤテストに関しては、テストの条件がFIA規約の違反とされる可能性があるため、FIA国際法廷にかけることとなった。FIA国際法廷は、FIAの司法及び規定に則った裁定を下すよう求められる」
国際法廷は多岐にわたる権限を有しており、もしFIAの規定を侵害したと判決が下さればメルセデスは罰金や、最悪の場合、世界選手権からの除外などの処分に科される恐れがある。
一方、メルセデスへの抗議を行ったチームのひとつであるフェラーリも、4月に同じくバルセロナで2011シーズンのマシンを使ってピレリ社とのタイヤテストを行ったが、こちらは違反行為とは見なされなかった。
FIAの声明は、「4月23日と24日にバルセロナでフェラーリがピレリ社とのタイヤテストを行った件に関しては、2011年モデルを使用していたことからFIA規定違反とは判断しがたいため、打ち切ることとする」としている。(c)AFP
メルセデスは、5月のスペインGP(Spanish Grand Prix 2013)の開催後、タイヤ供給メーカーの「ピレリ(Pirelli)」社と、シーズン中には禁止となっているタイヤテストを行ったとして、フェラーリ(Ferrari)とレッドブル(Red Bull)の2チームから抗議を申し立てられ、大会スチュワードから事情聴取を受けていた。
FIAは以下の声明を発表した。
「受け取った回答と、事情聴取で収集した情報を踏まえ、追訴団体の役割を務めるFIAの会長は次の決断を下した」
「事情聴取の結果、2013年5月15日から17日にかけてバルセロナ(Barcelona)でメルセデスAMGがピレリ社と行ったタイヤテストに関しては、テストの条件がFIA規約の違反とされる可能性があるため、FIA国際法廷にかけることとなった。FIA国際法廷は、FIAの司法及び規定に則った裁定を下すよう求められる」
国際法廷は多岐にわたる権限を有しており、もしFIAの規定を侵害したと判決が下さればメルセデスは罰金や、最悪の場合、世界選手権からの除外などの処分に科される恐れがある。
一方、メルセデスへの抗議を行ったチームのひとつであるフェラーリも、4月に同じくバルセロナで2011シーズンのマシンを使ってピレリ社とのタイヤテストを行ったが、こちらは違反行為とは見なされなかった。
FIAの声明は、「4月23日と24日にバルセロナでフェラーリがピレリ社とのタイヤテストを行った件に関しては、2011年モデルを使用していたことからFIA規定違反とは判断しがたいため、打ち切ることとする」としている。(c)AFP