この本全体がヘンデルに関する文献のリストです。
よく専門書の後ろに参考文献一覧としてズラッと並んでいるあれが200ページ続いている、といった体裁です。
年代が1959年〜2009年ですので、没後200年〜250年までの英独を中心にしたリストのようです。
ヘンデルやその周辺の音楽の研究者は重宝するので、手元に置くか身近な音大図書館などに入れて貰うと便利でしょう。
演奏家やリスナーの方は面食らうかもしれませんが、研究書や論文など文献に興味があるなら参考になるかもしれません。そういう意味で星３つです。
ヘンデルについて入門的なものであれば、まずは三澤寿喜著の評伝《ヘンデル》（音楽之友社）を、それから少し専門的なことはバロウズ著《ヘンデル 創造のダイナミズム》、その他メサイアに関する書物など、日本語で読めるものも多いですし、英語でもBurrowsやKeatesの評伝、The Cambridge Handel Encyclopaediaなどがあるので、それらを手に入れるのが先かと思います。そこからさらに文献を探す、より新しい論文を探す、という際には力になるでしょう。
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