感染者ゼロのインドネシア 政府見解は「祈りのおかげ」

有料記事

ジャカルタ=野上英文
[PR]

 新型コロナウイルスの感染が各国で広がるなか、中国から200万人以上の観光客が訪れ、中国との貿易も盛んな大国インドネシアが24日現在、「感染者ゼロ」を続けている。政府は水際対策と検査態勢の万全を強調しつつ、「祈り」や「気候」も作用していると説明するが、国民の間では不安と疑問も広がっている。

 インドネシア政府は空港などの監視を強化しているとし、今月初めには中国と結ぶ航空便も運航を停止。中国滞在者のほか、日本人も含め、発熱などの症状が見られた外国人計118人の入国を拒否する措置も取った。

 ただ、他国と比べて対策が際立っているというわけでもない。21日夜の時点でシンガポールの86人、マレーシアの22人など周辺国で感染が確認されるなか、インドネシアの「感染ゼロ」は突出している。

 テラワン保健相は会見でその…

この記事は有料記事です。残り305文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【初トクキャンペーン】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら

新型コロナウイルス最新情報

新型コロナウイルス最新情報

最新ニュースや感染状況、地域別ニュース、予防方法などの生活情報はこちらから。[もっと見る]