米沖クルーズ船で21人感染、19人は乗員 全員検査へ

ワシントン=渡辺丘 サンフランシスコ=尾形聡彦
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 ペンス米副大統領は6日の記者会見で、米カリフォルニア州沖で停泊しているクルーズ船グランド・プリンセス号の乗客乗員のうち21人から新型コロナウイルスの陽性反応が出たと発表した。

 船には約3500人が乗っており、うち46人について最初の検査を実施した。陽性反応が出たのは、乗客2人、乗員19人だという。ペンス氏は、クルーズ船が商用ではない港に寄港し、乗客・乗員全員が検査を受ける予定だとした。

 クルーズ船を運航する会社は、朝日新聞の取材に対し、日本人4人が乗船していたことを明らかにした。3人が乗客で、1人が乗員だという。乗船している約3500人のうち、約2400人が乗客、約1100人が乗員としている。

 このクルーズ船をめぐっては、米カリフォルニア州で死亡が確認された男性が2月に乗船していたことが判明。米当局が5日、同船をサンフランシスコ沖に停泊させ、緊急検査を実施していた。同船は横浜港で停泊中に集団感染が起きたダイヤモンド・プリンセス号の姉妹船で、同じ会社が運航している。

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この記事を書いた人
渡辺丘
国際報道部次長|中東アフリカ、核・平和
専門・関心分野
安全保障・外交、核・平和、基地、情報、テロ
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