駿台・代ゼミ、早慶模試を共催へ コロナで会場確保困難
大手予備校の駿台予備学校と代々木ゼミナールは14日、今年10月に早稲田大と慶応義塾大の受験生向けの模擬試験を共同で実施すると発表した。「3大予備校」のうちの二つと言われる両校の連携は初めて。コロナ禍で、大学などでの模試の公開会場の確保が難しくなり、連携が実現した。
共同実施するのは10月24日の「早大入試プレ」と、同31日の「慶大入試プレ」。両模試はこれまで代ゼミが実施してきたが、駿台との共催に変更する。これによって駿台の高卒生クラスの浪人生らは受験料負担がなくなる。
両校によると、コロナ禍によって、昨年の模試で校舎以外に公開会場として大学などを使う際、提供を断られたり、例年の半分の人数しか受け入れられなかったりした。共催とすることで、両校の校舎を会場として使えるメリットがある。
代ゼミは少子化などを理由に、2015年に27あった校舎を6カ所にしぼった。38校舎ある駿台からの受験が増えれば、多くの浪人生が受ける早慶の受験生データが充実し、より正確な模試の「合格判定」を提供できると期待する。
さらに来年の両模試については、連携して高校への紹介活動も行うとしている。両校の広報担当者は「コロナ禍で模試の実施が難しくなっている。お互いの強みを生かす連携にしたい」としている。
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