NY地下鉄発砲で62歳の男を逮捕 自ら当局に連絡か、抵抗なし
ニューヨーク=藤原学思
米ニューヨーク(NY)・ブルックリンの地下鉄で23人が負傷した事件で、NY市警は13日午後(日本時間14日未明)、行方を追っていたフランク・ジェームズ容疑者(62)を逮捕したと発表した。現時点で動機は明らかになっていない。
ジェームズ容疑者は12日朝、地下鉄の車内で発煙装置を起動させた上で発砲を始め、計10人を撃った疑いがある。駅で降りた後、別の地下鉄に乗り、1駅先で下車していたという。煙を吸い込むなどした13人もけがを負ったが、いずれも命に別条はない。
市警は12日夜、ジェームズ容疑者の名前と写真を公開。13日になり、NY・マンハッタンのマクドナルドにいるとの情報が寄せられ、その後、近くの交差点で身柄を確保した。拘束時に抵抗はされなかったという。AP通信は捜査関係者の話として、容疑者自らが当局に連絡したと報じた。
市警は凶器として使われたとみられる9ミリ拳銃について、2011年に中西部オハイオ州で購入されたと明かした。現場の証拠から、ジェームズ容疑者は少なくとも33発発砲したとみられている。
NY東部地区の連邦検事によ…