かみ合わぬ停戦議論 米国…交渉道筋示さず前のめり 欧州側…「偽の平和」置き去り懸念

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 ドイツで開かれているミュンヘン安全保障会議で、ロシアのウクライナ侵攻をめぐり、「戦争を終わらせる」ことを急ぐ米国のトランプ政権と、ウクライナや同国を支援する欧州との議論がかみ合わない。米国がどんな停戦交渉を描くのかが見えず、ウクライナ、欧州側は置き去りの危機に焦りを募らせる。▼1面参照

 ■一方的…

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    鈴木一人
    (東京大学大学院教授・地経学研究所長)
    2025年2月17日1時18分 投稿
    【解説】

    アメリカが自国の利益や自国の世界観で外交を進めるようになってくれば、同盟国も多くがついていけなくなる。東アジアに関しては、まだそれははっきり出ていないが、欧州や北米大陸に関しては、すでにそうした姿勢を見せ始めている。また、海外援助の資金も止

    …続きを読む