「児童婚は撲滅できる」 ミシェル・オバマ氏など女性活動家3人が呼びかけ
世界で最も著名な人道活動家として知られる女性3人が、世界の児童婚に立ち向かうためチームを組んだ。
女子教育に力を入れているミシェル・オバマ元米大統領夫人、世界各地で人道に対する罪や性暴力被害者支援を行っているアマル・クルーニー弁護士、慈善活動家のメリンダ・フレンチ・ゲイツ氏はこのほど、アフリカ・マラウィを訪れ、児童婚の被害者が司法にアクセスできる仕組みが必要だと訴えた。
国連によると、世界で毎年約1200万人の少女が18歳以下で結婚している。これは、3秒に1人の少女が結婚している計算だ。
一方、現在の対策の進み具合では、児童婚の撲滅まで300年かかると推測している。
BBCの単独インタビューの中で3人は、少女たちが司法にアクセスできることと、児童婚の根本的原因である貧困対策の重要性について語った。その上で、世界の指導者たちが団結してこの問題を優先するべきだと訴えた。
オバマ氏とクルーニー氏は今年、BBC「100 Women(100人の女性)」に選ばれた。BBCは毎年、社会に大きな影響を与え、人々の心を動かした女性100人を世界各地から選んでいる。日本の元自衛官の五ノ井里奈さんも選出されている。