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米ISM製造業景況指数、1年3カ月ぶり高水準-受注が強い伸び

更新日時
  • 1月は2ポイント上昇の49.1、市場予想47.2
  • 新規受注5.5ポイント上昇、3年余りで最大の伸び-22年以来の高水準
Robotic arms used for welding operate at the Linamar Corp. of Canada EV battery case manufacturing facility in Muscle Shoals, Alabama, US

Robotic arms used for welding operate at the Linamar Corp. of Canada EV battery case manufacturing facility in Muscle Shoals, Alabama, US

Photographer: Liam Kennedy/Bloomberg

米供給管理協会(ISM)が発表した1月の製造業総合景況指数は、1年3カ月ぶりの高水準。新規受注が2022年5月以来の高い水準を記録し、全体を押し上げた。指数はなお縮小圏にあるものの、製造業が安定化しつつあることを示唆した。

キーポイント
  • ISM製造業総合景況指数は2ポイント上昇の49.1
    • エコノミスト予想中央値は47.2
    • 50が活動の拡大と縮小の境目を示す
US Manufacturing Index Improves to 15-Month High | Activity bolstered by growth in orders after solid demand at end of 2023
 
 

  新規受注は前月に比べて5.5ポイント上昇し、過去3年余りで最大の伸び。2023年下期の堅調な需要が寄与した。生産の指数は4カ月ぶりに拡大圏に入り、顧客在庫は22年10月以来の低水準となった。

  ISM製造業調査委員会のティモシー・フィオレ会長は記者団との電話会見で、「これは成長の始まりかもしれない」と発言。「われわれはこれを待ち望んでいた。実際にそうなるかを見るには、1-3月期を乗り切る必要がある」と述べた。

  1月は衣料品や輸送機器など4業種が拡大を報告。13業種が縮小した。

  今回の統計は一方で、米製造業の回復に障害が残っていることも示した。内需は安定しているが、海外の需要が落ち込んでいる。新規輸出受注が4.7ポイント低下の45.2と、20年4月以来の大幅低下となった。

  仕入れ価格は原材料コストの上昇を反映し、昨年4月以降初めて50を上回った。 

  統計の詳細は表をご覧ください。

原題:US Factory Gauge Climbs to Highest Since 2022 on Orders Growth、Jan. US ISM Manufacturing Rises to 49.1; Est. 47.2(抜粋)

(統計の詳細や発表元のコメント、チャートを追加して更新します)
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