12月10日、Twitter上でNHK「おかあさんといっしょ」に登場した人形劇のキャラクター、じゃじゃまる、ぴっころ、ぽろりのフルネームが話題になりました。
発端となったのは宝島から発売されているムック本「NHK なつかしの ’80s キャラクター」のこのページでした。
ん?...!!!
えっ、フルネームあったの!!!
実は
・じゃじゃまる→ふくろこうじ・じゃじゃまる
・ぴっころ→ふぉるてしも・ぴっころ
・ぽろり→ぽろり・カジリアッチⅢ世
だったのです。
ぴっころが急に大友康平さんに見えてきました。
念のため、BuzzFeed NewsではNHKに問い合わせたところ「キャラクターのフルネームは公式のものです」と回答。本当でした。
「番組には登場しないのですが、人形劇の世界観を作るために、舞台設定やキャラクター設定があり、その中にフルネームもあります」(NHK広報担当)
さらに、ある回答に衝撃を受けました。
NHK広報「質問のメールに『にこにこぷん』とありますね」
記者「はい」
NHK広報「正確には『にこにこ、ぷん』です。読点が入ります」
記者「...」
えっ!?
DVDにも、たしかに読点があります...。
そう、正式名は「にこにこ、ぷん」だったのです。
物心ついてから30数年。
幼稚園で学友と話していた時も、1992年に人形劇が「ドレミファ・どーなっつ!」に変わり寂しさを覚えたときも、生まれてきた子供に自分が見ていた人形劇として語った時も、ずっと「にこにこぷん」だと言ってました。
でもそれは間違いでした。偽りの30年でした。読点があったのです。
「にこにこ、ぷん」。
ひと呼吸置くことで、なんだか哲学的にも感じられます。
ちなみに「NHK なつかしの ’80s キャラクター」ではきちんと「にこにこ、ぷん」と書かれていました。さすがです。
ムック本では「にこにこ、ぷん」のほか、「おーい! はに丸」「たんけんぼくのまち」など、30代には懐かしいNHKのこども番組を数多く取り上げています。
担当編集者さんによれば、制作のきっかけは、キャラクター見本市で「にこにこ、ぷん」や「できるかな」のぬいぐるみやグッズが展示されていたこと。
「当時のNHKのこども番組って、学校放送も含め、ほぼ全員が観ていた、キラーコンテンツなんですよね。だけど、みんなこどもだったので、番組の裏側や変遷などは知らないまま。なので今回こんなに注目を集めたのだと思います」(担当編集者)
ムックでは、のっぽさんや、「たんけんぼくのまち」のチョーさん、水森亜土さん、はに丸の声を務めた声優の田中真弓さんなども収録。
80年代に少年少女だった方は、ぜひ一度読んでみてください!