[スポンサーリンク]

ドイツ

Stadtfriedhof (ゲッチンゲン市立墓地)

[スポンサーリンク]

概説

Stadtfriedhof はドイツのゲッチンゲンにある、多数の化学者を含む数々の著名人が眠る市立の共同墓地。

上の画像(Wikipediaより)はオットー・ハーンの墓標で、核分裂のモチーフが刻まれています。

 

 

マップ

その他の化学地球儀はこちらからどうぞ

マップ上部の白い四角の部分をクリックしても大きな化学地球儀 が表示されます。

 

解説

HeidelbergにあるBergfriendofと並び、ここGöttingenの Stadtfriedhof にも多くのノーベル化学賞受賞者を含む化学者や物理学者が眠っています。Nernst_1

Walther Nernstの墓(Wikipediaより)

科学者 主な業績 生没年
Max Born 量子力学に関する基礎研究、特に波動関数の確率解釈 (1954年ノーベル物理学賞) 1882–1970
Otto Hahn 原子核分裂の発見 (1944年ノーベル化学賞) 1879–1968
Max von Laue 結晶によるX線回折現象の発見 (1914年ノーベル物理学賞) 1879–1960
Walther Nernst 熱化学の研究 (1920年ノーベル化学賞) 1864–1941
Max Planck エネルギー量子の発見による物理学の進展への貢献 (1918年ノーベル物理学賞) 1858–1947
Gustav Tammann 金属工学、冶金学 1861–1938
Otto Wallach 脂環式化合物の先駆的研究 (1910年ノーベル化学賞) 1847–1931
Adolf Windaus ステリン類の構造およびそのビタミン類との関連性についての研究 (1928年ノーベル化学賞) 1876–1959
Friedrich Wöhler 尿素の合成、ケイ素、ベリリウムの発見 1800–1882
Richard Zsigmondy コロイド溶液の研究およびコロイド化学の確立 (1925年ノーベル化学賞) 1865–1929

Windaus_1Adolf Windausの墓(Wikipediaより)

墓マイラーシリーズの第二弾をおとどけいたしました(第一弾はこちら)。たくさんのノーベル賞受賞者が眠る墓所、一度は訪れてみたいですね。

化学地球儀の方に少しずつ国内外化学者のお墓を更新中ですので、ぜひともご覧下さいませ。

 

関連書籍

[amazonjs asin=”4413094824″ locale=”JP” title=”日本全国・有名人のお墓めぐり!墓マイラーの散歩地図 (青春文庫)”] [amazonjs asin=”4817202777″ locale=”JP” title=”ぼちぼち歩こう 墓地散歩”] [amazonjs asin=”4753631281″ locale=”JP” title=”化学史談(8) – リービッヒ=ウェーラー往復書簡(ミュンヘン時代)”] [amazonjs asin=”4022597976″ locale=”JP” title=”人生は意図を超えて―ノーベル化学賞への道 (朝日選書)”]

 

関連リンク

Avatar photo

ペリプラノン

投稿者の記事一覧

有機合成化学が専門。主に天然物化学、ケミカルバイオロジーについて書いていきたいと思います。

関連記事

  1. ケクレの墓 (Poppelsdorf墓地)
  2. 科学警察研究所
  3. サントリー白州蒸溜所
  4. 品川硝子製造所跡(近代硝子工業発祥の碑)
  5. やまと根岸通り
  6. 野依記念物質科学研究館
  7. 化学遺産スロイス『舎密学』とグリフィス『化学筆記』が展示へ
  8. 住友化学歴史資料館

注目情報

ピックアップ記事

  1. ソープ・チーグラー反応 Thorpe-Ziegler Reaction
  2. 芳香環にフッ素を導入しながら変形する: 有機フッ素化合物の新規合成法の開発に成功
  3. N,N-ジメチルアセトアミドジメチルアセタール : N,N-Dimethylacetamide Dimethyl Acetal
  4. 液晶中での超分子重合 –電気と光で駆動する液晶材料の開発–
  5. コランニュレン corannulene
  6. Accufluor(NFPI-OTf)
  7. 京都賞―受賞化学者一覧
  8. クロム光レドックス触媒を有機合成へ応用する
  9. 水が促進するエポキシド開環カスケード
  10. 酵素発現領域を染め分ける高感度ラマンプローブの開発

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2014年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

注目情報

最新記事

新規チオ酢酸カリウム基を利用した高速エポキシ開環反応のはなし

Tshozoです。最近エポキシ系材料を使うことになり色々勉強しておりましたところ、これまで関連記…

第52回ケムステVシンポ「生体関連セラミックス科学が切り拓く次世代型材料機能」を開催します!

続けてのケムステVシンポの会告です! 本記事は、第52回ケムステVシンポジウムの開催告知です!…

2024年ノーベル化学賞ケムステ予想当選者発表!

大変長らくお待たせしました! 2024年ノーベル化学賞予想の結果発表です!2…

“試薬の安全な取り扱い”講習動画 のご紹介

日常の試験・研究活動でご使用いただいている試薬は、取り扱い方を誤ると重大な事故や被害を引き起こす原因…

ヤーン·テラー効果 Jahn–Teller effects

縮退した電子状態にある非線形の分子は通常不安定で、分子の対称性を落とすことで縮退を解いた構造が安定で…

鉄、助けてっ(Fe)!アルデヒドのエナンチオ選択的α-アミド化

鉄とキラルなエナミンの協働触媒を用いたアルデヒドのエナンチオ選択的α-アミド化が開発された。可視光照…

4種のエステルが密集したテルペノイド:ユーフォルビアロイドAの世界初の全合成

第637回のスポットライトリサーチは、東京大学大学院薬学系研究科・天然物合成化学教室(井上将行教授主…

そこのB2N3、不対電子いらない?

ヘテロ原子のみから成る環(完全ヘテロ原子環)のπ非局在型ラジカル種の合成が達成された。ジボラトリアゾ…

経済産業省ってどんなところ? ~製造産業局・素材産業課・革新素材室における研究開発専門職について~

我が国の化学産業を維持・発展させていくためには、様々なルール作りや投資配分を行政レベルから考え、実施…

第51回ケムステVシンポ「光化学最前線2025」を開催します!

こんにちは、Spectol21です! 年末ですが、来年2025年二発目のケムステVシンポ、その名…

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー

PAGE TOP