賞与水増し、9千万脱税疑い エンジン製造会社を告発

大阪国税局が入る合同庁舎

 従業員の賞与を水増しして法人所得を圧縮し約9700万円を脱税したとして、大阪国税局が法人税法違反の疑いで農業機械用ディーゼルエンジン部品製造会社「中瀬製作所」(大阪市東成区)と、藤本宗正代表(75)を大阪地検に告発したことが11日、関係者への取材で分かった。

 告発容疑は、2023年3月期までの2年間、従業員の賞与を水増しして約3億8100万円の所得を隠した疑い。水増し分はキックバックさせ、代表が個人的なブランド品や貴金属の購入に充てていた。


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