本文へ移動

名古屋市の図書館再編「星が丘ボウル」跡地に15万冊規模で、28年度開館へ

2025年1月28日 05時10分 (1月28日 05時10分更新)
 名古屋市立図書館の再編構想の「第1ブロック」(千種、東、守山、名東区)で、市教委は中核となる「星が丘アクティブライブラリー(AL)」を、千種区のボウリング場「星が丘ボウル」跡地に建つ予定の6階建て商業棟内に整備する方針を固めた。3、4階部分の延べ約1800平方メートルに約15万冊を備える計画で、2028年度の開館を目指している。

星が丘ボウル跡地の再開発イメージ。左のガラス張りの商業棟の3、4階にアクティブライブラリーが整備される予定=東山遊園提供

 「なごやアクティブ・ライブラリー構想」と呼ぶ再編構想では、鶴舞中央図書館周辺の中区、昭和区を除いた14区を5ブロックに分けた上で、各ブロックに1カ所ずつ、蔵書約15万冊のALを設置。それ以外は蔵書5万~7万冊のコミュニティライブラリー(CL)、1万~4万冊のスマートライブラリー(SL)に再編する。第1ブロックは老朽化した図書館が多く、整備を優先して行う。
 市教委によると、第1ブロックのALは市営地下鉄星ケ丘駅周辺に新たに整備すると決め、23年度に市有地や公共施設を対象に基礎調査を行った。調査では、候補地を(1)千種図書館東側隣地(2)市立菊里高校-の2カ所に絞り込んだ上で、(1)は周辺施設のにぎわいが乏しい(2)は整備の自由度が低い-などの課題を挙げた。
 並行して、星が丘ボウル跡地を再開発する会社「東山遊園」から、跡地に建てる商業棟に図書館を誘致する提案を受けた。市教委は...

この記事・コンテンツの続きは会員限定です。
紙の新聞の定期購読者の方は、無料で会員登録できます。

中日プラスに登録すると
中日新聞電子版が利用できる
会員向け記事が読み放題
各種メールマガジンで最新情報をお届け

※紙の新聞とは、中日新聞朝刊・北陸中日新聞朝刊・日刊県民福井です。

よくある質問はこちら

関連キーワード

おすすめ情報

愛知の新着

記事一覧