市川中車「澤瀉屋を次につなぐ、這いつくばってでも」 岡崎歌舞伎公演で家康役
2024年8月3日 05時10分 (8月3日 14時47分更新)
徳川家康を主人公に、愛知県岡崎市オリジナルの歌舞伎を上演する「岡崎歌舞伎公演」が9月14、15日、同市民会館で開かれる。出演するのは、家康を演じる市川中車をはじめとした澤瀉屋一門。「一門にとって意味のある公演」と意気込む中車が、昨年5月の猿之助による両親の自殺ほう助事件と、9月の父猿翁さんの死去という波乱を経た澤瀉屋の現在地を語った。
公演の目玉である新作「紅葉錦絵葵正夢 岡崎城紅葉狩の場」は、征夷大将軍になった家康が紅葉狩りの合間にまどろみ、妻の築山殿や豊臣秀吉の側室・淀君を夢に見て、多くの犠牲の上に今の平和が成り立っていると悟る...
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