阪神 新人選手ら約60人が黙とう 粟井球団社長「震災があって復旧、復興してきたということを伝えていく役割がタイガースにある」

 阪神・淡路大震災の発生から30年を迎えた17日、阪神の粟井一夫球団社長や球団職員、新人選手ら約60人が鳴尾浜球場で黙とうをささげた。

 練習開始前の9時57分に、球団旗が半旗で掲げられたグラウンドで行われた。

 粟井社長は当時、阪神電鉄の社員として西宮市内で被災。この日、取材に対応した。

 「30年という節目。毎年、黙とうをさせていただいて思い起こしている。自分たちにできること、しないといけないこととかを振り返る。今回は節目なんで(テレビ)番組報道も紙面報道もあって、いつもの年よりも考えることが多かったなと。われわれができることは何なんだと言うと、こういう機会にこんなことがあったんだと発信する役割もある。思い出していただくきっかけになるという意味では、黙とうだけかもしれないですけど、われわれの責務があるのかなと。考えると、鳴尾浜でやるのは今年が最後ですよね。そういう意味でも、次は尼崎でどういう形でかわからないですけど、そういう震災があって復旧、復興してきたっていうことを伝えていく役割がタイガースにある」と話した。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

阪神タイガース最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(阪神タイガース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス