バルセロナを率いるハンジ・フリック監督がベンフィカ戦を振り返った。22日、スペイン紙『ムンド・デポルティーボ』がコメントを伝えている。


 チャンピオンズリーグ(CL)・リーグフェーズ第7節が21日に行われ、バルセロナは敵地でベンフィカと対戦した。試合は前半だけでヴァンゲリス・パヴリディスがハットトリックを達成し、ベンフィカが2点リードでハーフタイムに突入。2点のビハインドで後半を迎えたバルセロナだったが、ゲーム終盤に怒涛の反撃を見せる。68分にオウンゴールで失点したものの、87分にエリック・ガルシアの得点で同点に。アディショナルタイムにはハフィーニャが劇的な逆転弾を挙げ、バルセロナが5-4で勝利を収めた。

 壮絶な打ち合いの末、ベンフィカとの死闘を制したバルセロナ。試合を振り返ったフリック監督は、「最もポジティブだったのは私たちのメンタリティだ。逆転劇を見せてくれたし、それは素晴らしいことだ」と評価しつつ、「これこそがサッカーだ。こんな逆転を経験したのは初めてだ」と喜びを表現している。

 一方、失点に繋がるミスを犯したポーランド人GKヴォイチェフ・シュチェスニーについては、「試合前にシュチェスニーと話をした。彼はいくつか大きなミスを犯したが、最終的には素晴らしいセーブを見せてくれた。ミスをしない選手なんていない。
私たちは一緒に勝ち、一緒に負けるんだ」と擁護。続けて、「後半のプレーは非常に良かったと思う。来週に1試合残っているが、チームはすでに(リーグフェーズ)突破を決めた。バレンシア戦に勝ち、そしてアタランタ戦にも勝ちたい」と今後に向けた決意を語った。
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