フジテレビは27日、今月23日に芸能界引退した中居正広氏の女性トラブルにまつわる一連の報道についての“やり直し”会見を東京・台場の同局で行い、騒動の責任を負い、嘉納修治会長、および港浩一代表取締役社長が辞任すると発表した。

 会見の冒頭、嘉納会長、遠藤龍之介副会長、港社長、フジ・メディアホールディングス(HD)の金光修会長が並んで謝罪。

約7秒間頭を下げた。

 中居氏の女性トラブル問題は昨年末に一部週刊誌で明らかに。その背景には同局編成幹部が関与していたなどと報じられた。これを受けてフジテレビは今月17日、ラジオ・テレビ記者会の社長定例会見の前倒しの形で会見を実施。加盟社以外の出席を認めず、動画撮影なども禁止という会見方法や、不透明な説明に終始したことなどから、社内外で批判が噴出。広告スポンサーの大半がCM差し止めに至るなど、経営危機を招くほどの騒動に発展した。

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