大阪府市が進める大阪・関西万博の会場跡地の開発計画について、サーキットなどエンターテインメント施設を整備する、民間事業者の案が選ばれた。
この記事の画像(5枚)大阪・関西万博の会場となる夢洲では、ことし10月に万博が閉幕した後、パビリオンなどは一部を除いて全て取り壊される。
会場の跡地は「夢洲2期」として大阪府と大阪市が開発を進める方針で去年9月から民間事業者などに対し、跡地の開発計画の提案を募集していた。
大阪府と大阪市は9日、これまでに民間事業者から3案の提案があり、そのうち2つを優秀提案に決定したと発表した。
■サーキットや大型アリーナ 大林組などのグループ提案
1つ目の案は、大林組などのグループによる提案で、エリアの大部分を占めるサーキットや大型アリーナ、ホテルなどを整備するとしている。
また、万博の理念を継承するため、万博のシンボル「大屋根リング」については、一部をモニュメントとして残すアイデアも盛り込まれている。
■ホテルやウォータースライダー 関電不動産開発を中心としたグループ提案
2つ目の案は、関電不動産開発を中心としたグループによる提案だ。
ホテルやウォータースライダーなどの施設を整備し、世界最高水準のラグジュアリーリゾートを作るアイデアとなっている。
大阪府と大阪市は、案をもとに基本計画を策定し、来年度以降に、開発する民間事業者を募集する予定だ。
(関西テレビ 2025年1月9日)