香川県の金魚の専門店で、人間が目の前でも逃げないカラスがカメラにとらえられた。
数秒後、カラスは撮影者に飛びかかったが、襲うわけでもなく、まるでペットのように“手乗り”していた。
数日前から店に現われたが、敵意がなくいたずらもしないため、撮影者は賢さに感心している。
襲われた?飛びかかるカラス
香川・さぬき市の金魚の専門店「金魚のガタキン」で5日に撮影されたのは、自転車のカゴに止まっていた野生のカラスだ。
至近距離でカメラを向けても、動じる様子がない。
すると次の瞬間、カラスの興味が撮影者に向いた。
カラスが大きな羽を広げて飛びかかってきたのだ。
撮影者は思わず、「うわー、痛い、痛い、痛い」と声を上げる。
当時の出来事を振り返り、撮影者は「大きな鳥が自分に向かってきたんで、突然パッと。びっくりしましたね」と話す。
カラスが人を襲った瞬間かと思われたが、その後の“まさかの展開”を防犯カメラがとらえていた。
人間と友達に!人懐っこいカラス
防犯カメラ映像には、自転車に止まるカラスにスマホを向ける店のオーナーである撮影者の姿があった。
そしてカラスが飛びかかると、まるでペットのような“手乗り”を披露したのだ。
これには撮影者も戸惑い半分で、「ちょっと待って、ちょっと待って」とつぶやきつつも笑ってしまってしまった。
近くにいた従業員も、「手に乗った」と驚いている様子だ。
実はこの野生のカラスは、10日ほど前から金魚の専門店に連日現れていたが、行儀がよく“コミュ力”が高めだ。
カラスの行動について、撮影者は「餌も取られてない。金魚も襲われないし、困るような悪いことしないから。もうお友達だと思ってる」と語っていた。
そんな撮影者の気持ちを感じたのか、カラスが一気に距離を詰めてきたのだった。
撮影者は、「そもそもカラスと友達になれると思ってなかったから、なんかその、賢い動物って見ててやっぱり面白いなって」と話し、カラスの賢さに感心していた様子だ。
ちなみに、後日にもカラスは慣れた感じで手乗りしていた。
しかし、“コミュ力”がありすぎて、襲っているようにも見えてしまうのだった。
(「イット!」 1月14日放送より)