博物館、特に歴史博物館は展示会に新しいテクノロジーを導入するのに苦労しがちというか、苦手なようです。でも、デンマークのラーネルスにある博物館では、そんな悩みはありません。
というのも、デンマークでは1000年前の石碑に刻まれたルーン文字の翻訳もデジタル映像化して、その魅力を拡大させているのです。
この、ルーンストーンは人が近づくと文字の刻まれた石碑の表面にデジタル映像で、痛ましく、激しく、そしてドラマチックにストーリーが映し出され、石碑が語り始めます。このエフェクト、映像を観ているだけでも、とってもカッコ良いですがそれだけじゃありません。
ストーリーが進んでいくと映像は石碑の上を去り、見ている人側の世界に入ってきます。そして、石碑の上に戻してってお願いするので、頼まれた人は好きなパーツをヒュっと石碑に向かって押してあげると、あるべき場所に戻っていくんです。
カッコイイうえに、参加型で楽しそうですよね。近くの博物館にもこんな企画展があればいいのになぁ...。
ちなみに、このテクノロジーと上手にコラボしたルーンストーンは、オルフス大学の好意により、デンマークのラーネルスにある博物館で展示されています。
John Herrman(原文/junjun)
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