このまま持ち主の元へ戻らないものも多いのでしょうか?
東日本大震災で大津波に襲われた被災地では、多数の金庫が回収され、所有者が判明するまで警察が保管するようになっているみたいなんですけど、そのあまりにも大量に運び込まれる金庫の扱いに現場では戸惑いも生じているそうです。中には多額の現金が入ったままの金庫ばかりということ。
そもそも超低金利が続いている日本では、世界でも稀に見る「たんす預金」文化でもあり、高齢者世帯が目立つ被災地の事情ゆえに、とりわけ金融機関に預けずに大金を日頃から自宅の金庫に保管しているケースが少なくなかったそうで、このまま持ち主が行方不明ならば今後の現金の扱いはどうなるのかをめぐっても議論を呼ぶことになるかもしれません。
ただ、警察の話では、すでに所有者の発見が非常に困難とされている金庫が数百単位で各署に存在しており、それぞれの金庫内には数十万円から数百万円の大金が眠ったままという現状のようですよ。
[AP via Daily Mail]
Adrian Covert(米版/湯木進悟)