2億年以上前からほとんど姿を変えずに地球に生き続けてきたカブトガニ。
その太古の姿を今に残すカブトガニの青い血液は、内毒素の検査の利用に使われたり、その他多数な効用があるため、医療の世界では必要不可欠なものとなっています。
特に、カブトガニの変形細胞ライセート(LAL)は特に貴重です。
そこで、採取を許可されている会社がカブトガニを捕獲して血液を採取し、そして海に戻すまを写真付きでご紹介!
カブトガニを捕獲!
カブトガニの中を傷つけないよう、綺麗にし、調査します。
さて、このステップがカブトガニにとって一番辛い。
ステンレスの針を用いて大体100ミリリットルの血液を採取、殺菌消毒した容器へ入れていきます。
しかしなんかすごい画ですね、太古の生物が向い合って並んで血液採られている姿は...。
そして捕獲した場所から再び捕まらないよう、70〜80マイル先の海に逃がしてあげます。
血液を採取したカブトガニは回復の時間が必要です。
血液は遠心分離機にかけられ、LAL(カブトガニ血球抽出成分)を生成していきます。
このLALは1リットル弱でなんと15000ドル(約122万円)で病院などに売られるそうです。
[Wired, Image Credit: Andrew Tingle]
mayumine(米版)