スムーズに行きたいですね。
AndroidだってよくできたOSですが、iPhone 5が満を持して発表された今、乗り換えに向けて心が動いている人も多いのではないでしょうか。でももし乗り換えるなら、これまでAndroid端末に入れていた連絡先とか写真とか、いろんなデータを全部iPhoneに引越ししなくちゃいけませんね。そんなわけで、AndroidからiPhoneにスムーズに移行するためのガイドをまとめました。
連絡先とカレンダー
連絡先とカレンダーのプラットフォーム移行には、ふたつの方法があります。どちらの方法を取るかは、Android端末で使っていたデータの保存場所によって決まります。
・ローカルデータをGoogleアカウントでオンライン同期している場合- iPhoneで設定→メール/連絡先/カレンダーを選択。
- 「アカウントを追加」から、「Microsoft Exchange」アカウントを新規作成(Gmailから連絡先をインポートする場合も、これです)。
- メールアドレスとログイン情報を入力。「ドメイン」の項目は、Microsoft Exchangeサーバー用のドメイン名を実際使っていればそれを入力し、そうでなければ空白のままでOK。
- 「サーバー」を選択し、Microsoft Exchangeサーバーのアドレスか、Gmailをお使いなら「m.google.com」を入力。
- 最後の画面で、メール、連絡先、カレンダー、またはToDoリストのうち、どれをインポートするか選択。
- Androidで連絡先アプリを開き、MENUキーを押して「インポート/エクスポート」を選択。
- 「SDカードにエクスポート」を選択(デフォルトでは00001.vcfというファイル名で保存されるはずです)。
- SDカードをPCに接続(SDカードの入った端末をUSBケーブルでPCにつなぐのでも、カードリーダーに差すのでもどちらでもOK)。.vcfファイルをSDカードからPCにコピー。
- Gmailアカウントにログインして画面左上の「Gmail▼」→「連絡先」を選択。画面左の「新しい連絡先」の下の方にマウスオーバーすると「連絡先をインポート」が表示されるのでクリック。.vcfファイルを選択してインポート。
- 上の「ローカルデータをGoogleアカウントでオンライン同期している場合」の手順で、iPhoneに連絡先をインポート。
写真、動画などのメディア
ここでもいくつか方法があります。
・写真とか動画をAndroidからiPhoneに移行させるだけの場合iTunesを使います。- Android端末をPCに接続して同期。
- Android端末を取り外して、USBまたはWi-Fi経由でiPhoneを接続。iTunesを立ち上げる。
- iPhoneを同期。アプリ、音楽、ブックマーク、本、連絡先、カレンダー、動画、写真、メモ、文書(ファイル共有アプリのみ)、着信音...などから、iPhoneにインポートしたいものを選択。
iOSでは一部しかサポートされていないので、無料だったものが有料になるなど、多少負担になることはありえます。ただ、iTunes経由で音楽を手動でiPhoneに移動させることは可能です。
アプリ
OS移行において、アプリは一番やっかいかもしれません。もちろん、メジャーなアプリならAndroidで使っていたアプリのiOS版もApp Storeで手に入ります。Instagramしかり、Foursquareしかりです。ただ、もともと持っているアプリなのに、OSが違うからといって新たに数百円とか負担するのは納得いかない...という場合、どうしましょうか。
アプリのデベロッパーと直接交渉、という手はあります。デベロッパーのカスタマーサービスにメールか電話して、自分がAndroid版アプリをすでに買っていること、単にOSが替わるだけなんだってことを説明します。御社の素晴らしいアプリを使い続けたいので、数百円のために使えなくなるのは残念だと...。クレーマー的にならずに良い感じに力説できれば、何とかなる...かもしれません。とはいえ、新しい電話は数万円出して買うのに、数十円、数百円が惜しいんですか? と突っ込まれる可能性も大いにありますね。[Apple(1、2)、Business Insider、Everything iCafe、Sprint]
Andrew Tarantola(原文/miho)