米VFX業界の闇。『ライフ・オブ・パイ』製作チームがアカデミー賞前夜の倒産ドキュメンタリー公開、会場前でデモ(動画あり)

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米VFX業界の闇。『ライフ・オブ・パイ』製作チームがアカデミー賞前夜の倒産ドキュメンタリー公開、会場前でデモ(動画あり)

2013年『ライフ・オブ・パイ』でアカデミー視覚効果賞を受賞する11日前に経営に行き詰まって倒産したVFX大手、リズム&ヒューズのドキュメンタリーが倒産1周年の日に公開になりました。

訳者は先日たまたま『ライフ・オブ・パイ』を観て、あまりの美しさに呆然としてしまった後にこれを観て二度ショック!

なお、今年の式典では会場前で『ホビット』VFXチームによるデモも予定されています

倒産が相次ぐVFX業界、一体なにが彼らを追い詰めているのか? 『ライフ・オブ・パイ』製作を手がけたデザイナー、アーティスト、アニメーターへの取材をベースに真相に迫っています。30分と長いですけど、授賞式見ながらこちらも併せてご覧ください。

Life After Pi

[日本語訳]

2013年、『ライフ・オブ・パイ』でリズム&ヒューズはアカデミー賞視覚効果部門賞を受賞した。それは同社が倒産した11日後のことだった。

「創業から25年、どんなヘマ犯してこうなったのよ、って人は言いますよね。でも違う。僕らは完璧な仕事をしてこうなったんです」キース・ゴールドファーブ(Keith Goldfarb)、リズム&ヒューズ創業者

1987年の創業以来、リズム&ヒューズは延べ145作品を超える映画の視覚効果を手がけ、何千人ものアーティストを雇ってきた。

「リズム&ヒューズで好きなのは…人」ルル・サイモンズ、アニメーション・レイアウト監督。

「企業じゃない。家族」ジャック・フルマー、プリライト監督

「夫も同僚で、最初の家を買ったのもここ。引っ越しは会社のみんなが手伝ってくれたわ」ロイス・アンダーソン、デジタルプロダクション担当

「最初にもらった仕事は映画のロゴ。来る仕事はなんでもやった」ジョン・ヒューズ(John Hughes)、リズム&ヒューズ創業者兼CEO

「みんな長期的にキャラクター・アニメーションに未来はある、という思いを共有する仲間だった」キース・ゴールドファーブ、創業者

「今でも仕上がった作品を見ると、一体どうしたらこんなすごいもの作れるんだよって思う。まるでマジック。(ライフ・オブ・パイの)虎も。本当に毎度想像を絶するよ」ジョン・ヒューズ、創業者兼CEO

「アニメーターの醍醐味は何かを創造すること。真っさらな板から創るの。その頂点にいるんだから最高にエキサイティングよ」アマンダ・ダグ、アニメーター総括

「LAフィルハーモニックみたいなものかな。結局は創りたいという情熱。それで突き進むわけだけど、問題はそれだとキリがないこと。アーティストとして完璧を求めると、もっともっとと限界まで追求してしまうんだよね。プロジェクトとギャラが要求する以上のところまでね」ウォルト・ジョーンズ、CG監督


――2003年から2013年の間に倒産・閉鎖に追い込まれた視覚効果の会社は21社にのぼる。(3:26)

「もう金のためにやってる人間なんかいませんよ。みんな好きだからやってる」

「コンピューターがやるんじゃない、人海戦術で、夜も昼も働いてそれでやっと形になるんです」スコット・スクワイアズ(Scott Squires)、『トランスフォーマー』『スターウォーズ』視覚効果監督

――興収歴代TOP50の映画のうち、視覚効果やアニメーションのキャラがないとストーリーが成り立たない映画は49作品

「ところが視覚効果スタジオに利益は回ってこないんだ」

(例)『ライフ・オブ・パイ』の場合

総制作費 1億2000万ドル

世界興行収入 6億800万ドル

「視覚効果のビジネスモデルはもう成り立たなくなってる」

「2012年はじめ、制作費を集めなきゃなってことになって、中国に4回出張しました。台湾、香港にも数回行って、投資銀行も雇って」ジョン・ヒューズ、創業者兼CEO

「いつもいろんな噂が飛び交ってました。ヒソヒソ声で。『あの話聞いた?』、『この話は?』ってね」アマンダ・ダグ、アニメーター総括

「結局製作は予定より20ヶ月遅れました。月に人件費は120万~160万ドルかかるから、2400万ドルから3200万ドルこちらが余分に被ったかたちです」ジョン・ヒューズ、創業者兼CEO

「あるプロジェクトが遅れると次のプロジェクトも遅れて大変なことになるんですよ」サラスワティ・バルガム、インド支社創業ディレクター

「自分の持ち株を1株1ドルで手放してでも、なんとか1500万ドルから2000万ドル工面するつもりでした」ジョン・ヒューズ、創業者兼CEO

「で、ギリギリの土壇場で投資家がついたんです」リー・バーガー、プレジデント

「全部書類はサイン終わって、あとは月曜朝一で振り込まれてそれで万事OKだねって言ってたら…月曜になってもお金が入ってこないんです」プラシャント・バイヤラ、インド支社マネジングディレクター

「…で、倒産ですよ」プレジデント

「悪い人にやられたとかじゃなく、僕らのビジネスモデルがなってなかったんです。500ショットを1000万ドルで作る、という契約形態だったんですね」プラシャント・バイヤラ、インド支社MD

「しかしプロジェクトは創作の都合上、途中でコロコロ変わるんです(1ヶ月に人件費は100万ドルずつ飛んでいく図)」ジョン・ヒューズ、創業者兼CEO

「仮に公開が3ヶ月先延ばしになると、足の出た3ヶ月分300万ドルはこっちの自腹」プラシャント・バイヤラ、インド支社MD

「あとは月給を減らすか、大量レイオフか、残業代抜きにするか、それしか方法がない。でもそんなことしたんじゃ士気が落ちますし…でも結局は倒産してしまったんだから、どれかやるべきだったんでしょう」ジョン・ヒューズ、創業者

――世界中の視覚効果の会社が大手映画スタジオ6社からの仕事をめぐって競争している。この6社が価格操作に膨大な影響力を及ぼしている

「ギャラの相場は劇的に下がってます。原因のひとつは政府補助。同じ1000万ドルの仕事でも、カナダや英国は政府が税金を免除しているので、3割分の税金がスタジオに戻ってくる計算ですね。カリフォルニアだと300万ドル政府に税金を払わなきゃならないので同じ仕事でも安く働かなきゃならない」プラシャント・バイヤラ、インド支社MD

「だから映画スタジオはVFX工房に『この仕事をやりたいならカナダのバンクーバーでやれ』と言うわけですよ。で、VFX工房は何億円もかけて進出する」スコット・ロス、ILM元プレジデント、デジタルドメイン元CEO

――リズム&ヒューズも税金補助を求めてバンクーバーにスタジオを構えた。

「他の国・地域の会社も当然真似します。『そうか、うちの国民の税金をとって映画スタジオに貢げばいいんだな』ってね」スコット・スクイーリ、『トランスフォーマー』『スターウォーズ』視覚効果総括

「バンクーバーに家買って引っ越す、ね。すると9ヶ月、1年後、レイオフされるのさ」(9:00)スコット・ロス、ILM元プレジデント、デジタルドメイン元CEO

――こうしてVFXアーティストの大半は強制的にフリーの契約社員になった。

プロジェクト単位で雇われ、仕事が続く見通しも立たない生活。その上家族と何ヶ月も離れ離れで、海外への出稼ぎにも自分から行く。

――2013年11月26日オバマが加州グレンデールのドリームワークスで講演を行った。外では、諸外国の税金補助問題に注意を喚起する集会が行われた。

「やってきましたLA! ここはアメリカ経済を駆動するエンジン、中流の仕事が何千何万とある。映画もTVも音楽もやっぱり米国が中心だ」オバマ

「VFXの仕事がある国:インド、バンクーバー、英国、アメリカ」プラカード

「ママ、どうしてバンクーバー行かなきゃならないの?」プラカード

「ハリウッドに視覚効果の仕事がないって?」プラカード

「エンタメは米国経済の明るい面。これからも競争力を維持しなきゃね」オバマ

「今の暮らしはまるでピクセル・ジプシーさ。別に選り好みしてるんじゃない。いい仕事してる視覚効果の有名な工房5社の仕事してたんだけど全部倒産したんで、どの政府が一番補助してくれるのか見極めて常に動かなきゃならんのよ。ここ数年はずっとホテル暮らし。その方がずっと面倒もないしね。いつでもどこでも動けるように暮らしてる。車に積める大きさのスーツケース持って。好きな子ができても金曜の会議がくるとハートブロークン。もう何遍もその繰り返しで、こんな白髪の独身男になっちまった」デイブ・ランド、上級視覚効果アーティスト

「普通に家買って暮らす。誰も金持ちになりたいなんて思ってませんよ。普通に生きたいだけ。でも半年ごとに街を点々とする暮らしでは、それは無理ですよね。スタジオが税金補助求めて動く通りに、こっちも動かなきゃならないんで」マット・シャムウェイ、アニメーション監督

「視覚効果の会社に倒産して欲しい映画スタジオなんてないと思うよ。沢山仕事あるからね。でも仕事のギャラは最初から固定で、どうにも動かない」リー・バーガー、プレジデント


(アニメ再現)

映画プロデューサー「ギャラは固定、ビタ一文動かせんよ」

VFXの人「だけど舞台設定に変更あるって今言いましたよね。特撮は何が要るんですか?」

映画プロデューサー「追加で欲しいのは、車がソルトフラッツ疾走してると水になって変な生き物に変形して火を噴くシーンさ」

VFXの人「ちょっとあのギャラじゃきついっすよ」

映画プロデューサー「ギャラは固定だって」

「…途中で何があっても『固定』の一点張りなんだ」リー・バーガー、プレジデント


(12:30~)

「でも今の映画づくりはすごく流動的で、撮ってからガラッと画が変わる。半分カットして別の映像に置き換えるなんてザラ」デイブ・ランド、上級視覚効果アーティスト

「ストーリーは作ってみないと先が見えない。エフェクトも映画撮影プロセスの一部に組み込まれている感じかな」リー・バーガー、プレジデント

「映画の中の構造物は、家も高層ビルも空港も大体は、普通の建築みたいに組み立てていく。設計図の青写真もあって、ガラス1枚、ねじ1本に至るまでそこに書き込まれているんだ」デイブ・ランド、上級視覚効果アーティスト

「家を建てるのに似てる。家なら建て直したら建て直す分の労賃と資材のお金が入るが、視覚効果はそうじゃない。最終成果物で最初から値段が決まってるんだよね」マーカス・カーツ、製作技術VP

「映像は途中で長くなったり短くなる、人やキャラクターも入る、それでも変更分のギャラは入らないのね」リー・バーガー、プレジデント

「なんせ固定料金で入札するビジネスモデルだから、監督は顔も見せない。いくら変更してもVFXは何度でもやり直してもらえるんだからね」デイブ・ランド、上級視覚効果アーティスト

――通常、VFXクルーは1本の映画をつくるのに1年働く。最後の追い込みの数ヶ月は週最大100時間労働だが、監督に会えるのは、うち数人だけ。

「映画づくりも様変わりした。昔は脚本があって、ストーリーボードがあって、演技、撮影があったものだ。だが今は筋も演技もよく分からないまま撮影することが多い。撮影時期も何年になるか前もって読めない」ジョン・ヒューズ、創業者兼CEO

「とりあえず行き先もわからずに車を走らせるような状態。『ガス欠にならんの?』 『知らんよ、とにかく走ってるだけ』みたいな(笑)」ジャック・フルマー、プリライト監督

「ライフ・オブ・パイの嵐のシーンなんかはもう風向き、波の向きで、シミュレーションは相当やらなきゃダメなんだ。で、やっとこ仕上げてクライアントに見せに行くと、『なんで雨降ってんの? 降っちゃいけないシーンでしょ』とくるわけよ」デイブ・ランド、上級視覚効果アーティスト

「…しょうがないのでやり直し。また見せる。フィードバックもらってまたやり直し。その繰り返し」ウォルト・ジョーンズ、CG監督

明確なビジョンがあってそれに向かって突き進んでいくならまだしも、明確なビジョンに向かって走ってるつもりが半年後、突然全くあらぬ方向に変更になっちゃう、なんてことも多い」ジョン・ヒューズ、創業者兼CEO

「明確なビジョンのある人が不在の状態で、視覚効果に頼ってばかりじゃ、まず成功しないよね」マーカス・カーツ、製作技術VP

「生の撮影なら、舞台をつくって壊して撮り直すのも別に我慢の許容範囲なんですよ。生の撮影のところは時間給で支払われるから」ジョン・ヒューズ、創業者

「現場にいる人全員が時間給なら、集中力だって上がる。決断もその場でリアルタイムで行われる。ところが視覚効果は決断者が不在の現場だからね。本当はこっちの現場でも目配せしてくれたらなって思うよ」デイブ・ランド、上級視覚効果アーティスト

「支払いが遅れる、という発表があったのは金曜でした」

「ジョン(CEO)が全社員集めて話した」

「それはジョンが一番嫌ってることなので、そこまで悪いのか、とみんな理解しました」マット・シャムウェイ、アニメーション監督

「いつもなんとかなるさって感じだったんですけど、今回は違いましたね」マイケル・コネリー、デジタル監督

――2013年2月10日、3時間で社員254名が強制解雇された。数週間分の給与は滞納のままだった

「8時半か9時に電話がガンガン鳴り始めた。みんなパニックしてたよ」ウォルト・ジョーンズ、CG監督

「9PM。月曜夜。ダーッとニュースフィードに流れてきました」アマンダ・ダゲ、アニメーター総括

「勤続17年の人とかも切られて」ウォルト・ジョーンズ、CG監督

「心底ショックで朝までずっとテキスティング、メール、電話してました」アマンダ・ダゲ、アニメーター総括

「月曜朝。コーディネーターが1人1人のデスクを回ったんです。切られた人が出社してないことを確かめにね」ウォルト・ジョーンズ、CG監督

「空っぽの席を見るのは辛かった」アマンダ・ダゲ、アニメーター総括

「なんであいつが切られてこいつは切られないの?という空気だった。隣で働いてるやつが切られていなくなったのに、なんで俺はまだここに残ってるの?」ウォルト・ジョーンズ、CG監督

「この会社はずっと僕の人生そのものだった。本当に悲しかった」キース・ゴールドファーブ、創業者

「あんなに打ちのめされるものだとは想像以上だった。今も語るのが辛いです」アマンダ・ダゲ、アニメーター総括

「ジョンも辛かったと思います」インド支社創業ディレクター

「みんなのためにやってきた会社なのに、こんなに傷つけてしまった…」ジョン・ヒューズ、創業者兼CEO


「いやー2013年はハリウッド最高の1年でしたね! 米国内興行収入は108億ドルの過去最高。これで儲けが出てないなんて会計士もさぞかし苦労したでしょう(笑)」2013年アカデミー賞授賞式司会者

「ライフ・オブ・パイは僕がこれまで手がけた中で最もやり甲斐のある仕事でした」ビル・ウェステンホッファー、視覚効果監督

「オスカー受賞したらキャリアはずっと安泰」司会者

「うちの会社はスノーホワイトとライフ・オブ・パイ、2作品でアカデミー賞にノミネートされて最高に嬉しかった。その絶頂で会社は粉々に砕け散っていった。皮肉な話だ」声不詳

――アカデミー賞授賞式会場LAドルビー・シアターの外では当日デモが行われた。VFXベンダーを倒産に追いやる持続性のないビジネスモデルに世論を喚起しようとワーカー約500人が集結した(詳細)。

「受賞ではみんなテンション上がってました」

「ところがそんな感動もいきなりビシャンよ」

「なんか受賞挨拶の途中で『ジョーズ』の音源が流れたんすよ。あれは本当にバカにされてる気がしましたねえ…他の年だったら面白かったかもしれないけど…」

(「社長のジョン・ヒューズは今資金繰りで大変な苦境に立たされていますが…」という言葉が『ジョーズ』の音で掻き消された有名な事件。詳細。動画の22:44〜)

「ビルの挨拶がステージからジョーズに完全に振り落とされちゃったかたち(笑)」ウォルト・ジョーンズ、CG監督

「あれはこの業界がいかに狂ってるかを象徴する出来事だったな」

「外のデモを見て会場のみなさんがどう思ったか、今でも私にはさっぱりわかりません。言及されたくなかったってことですかね…本当に意味不明だったわ」

――ビル・ウェステンホッファーの受賞挨拶は44.5秒で『ジョーズ』のテーマに掻き消され、同じく『ライフ・オブ・パイ』で撮影賞をとったクラウディオ・ミランダの挨拶は60秒近く続いた。音楽も流れなかった。

「アン・リー監督と撮影賞のミランダは僕らに謝辞もなかったよ。映画の75%は僕らが作ってるのに」

アン・リー監督受賞挨拶「台湾、インドのクルーの助けがなかったら、この映画は作れませんでした[…]」

「カットされて逆に世間に知れ渡ったので、結果的に良かったと思ってるよ(笑)」ビル・ウェステンホッファー、視覚効果監督

「あれはエフェクト業界全体が怒り狂って、自分たちの処遇に憤りを感じた事件だった」ウォルト・ジョーンズ、CG監督

――VFXなしの映画はこんなにつまらない。 (例)アイアンマン

「あれで業界が変わるキッカケになりました」ジョン・マイヤー、照明監督

――VFXアーティストの間ではプロフィール写真を緑の無地にして、「自分たちがいなかったら映画はこうなる」と抗議する運動が広まった。リズム&ヒューズの倒産はマスコミも大々的に伝えた。

「でも、マスコミは業界が危機だと同じことを繰り返し伝えるばかりで、一向に解決の緒は見えてこなかった」ウォルト・ジョーンズ、CG監督

「こんなことが続けば視覚効果業界は絶滅する」

(25年ありがとう、のケーキ。会社解散パーティー)

「失敗だとは思いたくない。これだけ長年がんばってこれたところを評価してもらいたいですね」キース・ゴールドファーブ(Keith Goldfarb)、リズム&ヒューズ共同創業者

「視覚効果はショービジネス。なんだかんだ言ってもビジネス(商売)」プレジデント


――倒産後、映画スタジオ各社は発注済みの仕事が終わるまでのつなぎとしてリズム&ヒューズに緊急融資をした。

――やがてその仕事も終わり、社員は強制解雇された。

「アーティストはどう転んでもアーティスト。それは誰にも変えられない。『あ~この会社畳むから、あんたもう今日からアーティストじゃないよ』なんて誰にも言えないでしょ。冗談じゃない、僕らはアーティスト、どこまでもアーティストさ」スタッフ

「仕事は楽しくなきゃいかん。本当に楽しませてもらったよ」ジョン・ヒューズ創業者兼CEO

――倒産後、リズム&ヒューズは競売で外部の投資家に売却された。VFX業界の先行きは不透明だが今も作品をつくり続けている。

――現在、アーティスト、経営者、プロデューサー、政治家が共同で、全員が食べていける新生ハリウッドの枠組みづくりに動いている。

変化は今、始まる

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satomi(LESLIE HORN/米版12