ついに出来ちゃいました。
株式会社リコーは柔軟性を持ちつつ高出力が可能な「発電ゴム」の開発に成功しました。このゴムの出現によってセンサーの分野や身の回りの発電環境が大きくかわるかもしれません。
現在の圧力による発電などにはセラミックや高分子樹脂がありますが、セラミックは高出力ではあるが壊れやすかったり、重かったりと取扱いに注意が必要であり、また、高分子樹脂は取扱いは楽なのでありますが、発電量が少ないという問題がありました。
その両方のいいところを一つにしたのが今回のゴムになります。感受性もよく、高出力、どんなところにも柔軟につき、そしてハサミでも切れる取扱いのよさ、まさに画期的な発明になります。さらに、耐久性も持ち合わせています。
引っ張っても、縮んでも、押しても簡単に発電してくれるこの最強ゴムは、大規模な発電に利用するのではく、身の回りで起こるわずかな環境からエネルギーを作り出したり、新たなセンサーとして役に立てていく方針のようです。これによって歩いたら充電できる靴とか、貧乏ゆすりで発電するクッションとか、妄想は広がります。しかし、面白いのは、これまでの圧力によって発電する素材と発電のメカニズムは違うらしく、しかもまだ原理がわかってないとのこと。つまり、よくわからないけど、発電するゴム。
言葉だけだとすごく矛盾しているように思えますよね。だってゴムは絶縁体なんですからね。
source: 株式会社リコー ニュースリリース
(okeyuhi)