iPhoneでも使えます。
Apple Watchをはじめ、スマートウォッチはすでに多く登場していますが、ついにあのカシオの参入がCES 2016で正式に発表されました。
今回発表された「WSD-F10」のキーワードは、従来のスマートウォッチの常識を覆す「アウトドア」。特に「トレッキング」「サイクリング」「フィッシング」にフォーカスを当てています。
たとえばトレッキングでは、方位・高度・気圧の計測や天気の変化を知ることができ、サイクリングでは、速度・距離・時間などの走行データを、手元で確認可能です。
ハードとしても、5気圧防水、アメリカ軍規格のMIL規格にも準拠など、カシオらしい堅牢性は健在。
そしてさらに革新的といえるのが、カラーとモノクロの2層構造のディスプレイ。各種スマートアプリを使用の際はカラーに、時計のみ利用の際はモノクロに、ボタン1つで切り替えが可能とのこと。
気になるバッテリー持ちですが、通常約1日。モノクロ時計のみの使用であれば1ヶ月以上の連続利用が可能だそうです。たしかに、スマートフォンと接続しないならスマートウォッチの意味がないのでは、という意見もあるでしょうが、しかしこの製品では時刻の常時表示が可能。これには、「腕を振らなきゃ時間が見られないなら、それは時計じゃない」というカシオの理念があってのこと。そういう頑固さ、痺れます。
利用可能なのは、Android 4.3以上のスマホ、またはiOS 8.2、iPhone 5以上のモデル。グリーン、オレンジ、ブラック、レッドの4色で価格は7万円。日本国内では3月の発売を予定しています。
いままでスマートウォッチにイマイチ興味が持てなかった方も、これは要チェックではないでしょうか。
source: Casio
Andrew Liszewski - Gizmodo US[原文]
(渡邊徹則)